アーグポリス

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    人に歴史あり。というわけで、ザ・イエロー・モンキーの吉井和哉が在籍していたジャパメタ・バンド。"静岡のモトリー・クルー"と呼ばれていただけあって、L.A.メタル特有の、ケバケバしいというか華やかなルックスをしていた。サウンド的には、吉井がメイン・コンポーザーでなかったこともあってザ・イエロー・モンキーとはかなり違ったテイスト。強いて言うなら、ちょっとワイルド系のアメリカン・ハードか。インディーズながら、後にザ・イエロー・モンキーに参加することになるベースのHEESEYが在籍したムルバスらと並んで、当時のジャパ・メタ・シーンではかなりの人気を博していた。
    ちなみに吉井のLOVIN(当時ROBIN)という名はこの頃つけられたもの。単にラットのギタリスト、ロビン・クロスビーみたいにデカかったためにつけられてしまったらしい。オリジナル・アルバムや写真集を出す傍ら、87年にリリースされた、メタル系インディーズ・バンドのオムニバス『METAL WARNING』にも参加。
    吉井はこのバンドを脱退後、ザ・イエロー・モンキー結成と共にベーシストからギタリストに。そしてギターのEMMAの加入で、ヴォーカリストに転向した。