ひふみかおり

ロックやR&Bといったさまざまなジャンルでの女性シンガーの台頭が著しい昨今。そんな中で、ひふみかおりは１つのスタイルに収束することなく、常に進化し続ける。どこか不安を感じさせる憂いを秘めた声で、あくまでもナチュラルな表現を心がけるアーティストだ。
デビューは95年。当初はミクスチャー・ロック的なサウンドを志向するが、徐々に表現形態を発展させて、00年の「喜びの詩」ではDragon Ashの降谷建志とBOTSからなるユニットSteady & Co.と、同年の「refrain」ではスケボーキングのSHIGEOとコラボレートし、ヒップホップ〜ダブ的なサウンドにアプローチ。最近では女優業にも手を染め、映画『ひまわり』に出演した。そのフレキシブルな活動に今後も注目が集まる。