J-POP

歌謡曲やアイドルが全盛だった80年以前の日本の音楽シーン。「吉田拓郎」「井上陽水」「かぐや姫」といったフォーク勢がそこに割って入り、「荒井由実」の登場によってニューミュージックのシーンが生まれると、80年代には“ロック御三家”と呼ばれた「Char」「原田真二」「世良公則」をはじめ、「サザンオールスターズ」「中島みゆき」などのアーティストがチャートを占拠するようになる。88年にラジオ内で“J-POP”という呼称が使われるようになると、カラオケやCD及びその再生装置の爆発的な普及による音楽市場の拡大や、トレンディドラマのブームによるタイアップ曲のメガヒットなどもあり、90年代には“J-POP”という言葉が一般的に定着。そして、「ZARD」「小室哲哉」「小林武史」「宇多田ヒカル」「浜崎あゆみ」「安室奈美恵」などが、その時代時代の騎手となってシーンを引っ張っていくことにーー。