アイドルに楽曲提供を行うバンドマン
が急増、持ち曲と提供楽曲を比較
現在アイドルに楽曲提供をするバンドマンが急増していることはご存知でしょうか。アイドルの曲をバンドマンが手掛けるなんて意外ですよね。バンドの持ち曲からは想像できない曲を提供するなど、幅広い音楽を生み出す彼ら。そんなバンドマンの持ち曲と提供楽曲を比較していきたいと思います。
■Base Ball Bear・小出祐介はチームし
ゃちほこに楽曲提供
Base Ball Bear は2001年に結成されたロックバンドです。その中でギター・ボーカルを務めるのが小出祐介。父親のフォークギターを見つけたことが音楽を始めるきっかけとなっています。アイドルソングを好み、今回楽曲提供しているのもアイドルグループであるチームしゃちほこです。
提供した楽曲は「colors」。Base Ball Bear としてはロックが主流ですが、提供しているチームしゃちほこの「colors」についてはアップテンポのポップスに仕上がっています。
提供した楽曲は「colors」。Base Ball Bear としてはロックが主流ですが、提供しているチームしゃちほこの「colors」についてはアップテンポのポップスに仕上がっています。
■相対性理論・やくしまるえつこはもも
クロに楽曲提供
2009年に結成された相対性理論。リズミカルなメロディーと現実とファンタジーが融合されたような不思議な歌詞、そしてVo.やくしまるえつこの柔らかい歌声が特徴的なバンドです。
やくしまるえつこは楽曲制作の際に「ティカ・a」を名乗っています。そんな彼女は、ももクロの8枚目のシングル「Z女戦争」を提供。
楽曲は、合唱コンクールを楽しみにする女の子がそのために戦いを終わらせるというイメージで制作したとのこと。幸せを運ぶ、祈りの戦士をテーマにしているそうです。やくしまるえつこ独特のキャッチーなメロディはそのままに、ももクロ調に仕上がっています。
やくしまるえつこは楽曲制作の際に「ティカ・a」を名乗っています。そんな彼女は、ももクロの8枚目のシングル「Z女戦争」を提供。
楽曲は、合唱コンクールを楽しみにする女の子がそのために戦いを終わらせるというイメージで制作したとのこと。幸せを運ぶ、祈りの戦士をテーマにしているそうです。やくしまるえつこ独特のキャッチーなメロディはそのままに、ももクロ調に仕上がっています。
■赤い公園・津野米咲は「Joy!!」で異
なる音楽を奏でる
赤い公園は、2010年結成の4人組ガールズバンドです。津野米咲が全曲の楽曲、プロデュースを担当しています。津野米咲はギター曲が苦手なため、ピアノで曲を作成するとのこと。
アンバランスさと融合したポップスが赤い公園の特徴ですが、SMAPに提供した「Joy!!」という楽曲は完全なポップスに仕上がっています。赤い公園独特のアンバランスさは感じられず、SMAPのために作られていることがわかります。
アンバランスさと融合したポップスが赤い公園の特徴ですが、SMAPに提供した「Joy!!」という楽曲は完全なポップスに仕上がっています。赤い公園独特のアンバランスさは感じられず、SMAPのために作られていることがわかります。
■サカナクション山口一郎はSMAPに楽曲
提供
サカナクションの山口一郎は、家にあるフォークギターを手にしたことがきっかけで音楽を始めたそうです。サカナクションの楽曲も、ほぼ彼が手がけています。そんな山口一郎が楽曲を提供したのは、SMAP。
クラブミュージックのリズムをベースに奏でられるダンスビートを得意とするサカナクション。しかし山口一郎が提供した「Moment」はどこか哀愁ただよう、しかしSMAPが歌うことで応援ソングになる…そんな楽曲に仕上がっています。
クラブミュージックのリズムをベースに奏でられるダンスビートを得意とするサカナクション。しかし山口一郎が提供した「Moment」はどこか哀愁ただよう、しかしSMAPが歌うことで応援ソングになる…そんな楽曲に仕上がっています。
■SEKAI NO OWARI・Nakajinは山下智久
に楽曲提供
「セカオワ」の愛称で若い世代を中心に人気を集めているSEKAI NO OWARI。バンド内ではギター、コーラス、サウンドプロデュースを担当しているNakajinは、山下智久に楽曲を提供していました。
山下智久の3枚目のアルバム『A NUDE』。こちらの5曲目に収録してある「パレード」が、Nakajinが提供した曲です。作曲はヒャダインこと前山田健一が担当しています。SEKAI NO OWARI はファンタジックな印象の楽曲が多いですが、パレードの歌詞は日常の風景を切り取ったような描写が多く、山下智久が歌うことを意識して書かれたことがよくわかります。
山下智久の3枚目のアルバム『A NUDE』。こちらの5曲目に収録してある「パレード」が、Nakajinが提供した曲です。作曲はヒャダインこと前山田健一が担当しています。SEKAI NO OWARI はファンタジックな印象の楽曲が多いですが、パレードの歌詞は日常の風景を切り取ったような描写が多く、山下智久が歌うことを意識して書かれたことがよくわかります。
自身のバンドでは、バンドのカラーやコンセプトに基づいた楽曲を制作しているバンドマンたち。対して、提供する楽曲は歌うアーティストをイメージして作られているものが多いように感じます。自由自在に曲を作り上げる才能が音楽業界をこれからも盛り上げていってくれそうです。