10年間の集大成ライブで魅せた、森恵
の“新しい世界”
8月20日、21日の2日間、インディーズデビューから10年、メジャーデビューから5年を迎えた森恵が全国ツアーの折り返し地点となる『森恵 10th ANNIVERSARY ACOUSTIC LIVE TOUR 2015~輝かしい傷だらけの日々~』をスペシャルバンド編成で開催した。ここでは、8月20日(木)に開催されたライブの模様をレポートする。
ライブ前日の8月19日(水)にミニアルバム『small world』をリリースし勢いに乗る森恵がどんなステージを繰り広げるのか、会場となるマウントレーニアホール渋谷 PLEASURE PLEASUREの内外はファンの熱気であふれていた。
ステージに森恵とバンドメンバーが登場し、ドラマチックなインスト曲に続いて1曲目に披露されたのは「闘いの時」だ。いきなりのアップテンポな楽曲に一瞬オーディエンスが戸惑うも、すぐに会場は総立ちとなり森恵のパワフルな歌声に呼応していた。
ステージに森恵とバンドメンバーが登場し、ドラマチックなインスト曲に続いて1曲目に披露されたのは「闘いの時」だ。いきなりのアップテンポな楽曲に一瞬オーディエンスが戸惑うも、すぐに会場は総立ちとなり森恵のパワフルな歌声に呼応していた。
「風の吹く方へ」「Hello Smile!」とさわやかなナンバーが続き、ギターを置いてマイクを手にした森恵が歌った楽曲で印象的だったのは「路上の鳥」だ。自身の今までの路上ライブの思い出やこれからの夢について、彼女自身この5年、10年を振り返りながら歌っていたのではないだろうか。
MCを挟み、一人ガットギターを手にし、未発表曲「朝焼けに愛を星にKissを」を披露、小気味良いカッティングと少しせつない歌声が夏の終わりの朝焼けを見ているような気持ちにさせてくれた。まだ音源化されていないこの曲で会場のシンガロングを煽る森恵とそれに見事に答えるオーディエンスの一体感が垣間見られた瞬間でもある。
ガットギターを手にしたまま、「せんたくもの」「ひまわりの街」を弾き語り、オーディエンスの日々の苦労をねぎらうように森恵の優しい歌声がオーディエンスの心に沁みわたる 。
MCを挟み、一人ガットギターを手にし、未発表曲「朝焼けに愛を星にKissを」を披露、小気味良いカッティングと少しせつない歌声が夏の終わりの朝焼けを見ているような気持ちにさせてくれた。まだ音源化されていないこの曲で会場のシンガロングを煽る森恵とそれに見事に答えるオーディエンスの一体感が垣間見られた瞬間でもある。
ガットギターを手にしたまま、「せんたくもの」「ひまわりの街」を弾き語り、オーディエンスの日々の苦労をねぎらうように森恵の優しい歌声がオーディエンスの心に沁みわたる 。
未発表曲「Time」を披露し、朗読の様なイントロと共に繰り広げられたのが「僕が愛した時間」だ。ミニアルバム『オーバールック』ではエレクトロなアレンジが印象的であったが、この日のライブでは原曲の印象を残しつつも生バンドでアレンジ、ギターリストは楽器をチェロに持ち替え、森恵のせつない歌声が深青な照明と相まって、大切なものを深い海の底に失ってしまった悲しみを歌うかのように、せつなくも幻想的な光景が広がった。
MCで「私もそろそろ叫びたい!」と会場を煽り披露されたのは、異色作「ハンターグリーン」だ。荒々しいピアノとドラムが鳴り響くと、ここからは大人のパーティータイムのスタートだ。原曲よりも激しいジャズドラム、アグレッシブなピアノプレイ、音程を上下に駆け巡るベース、妖艶なディストーションギター、そして髪をかき乱し分厚い歌声で吠える森恵、プロのミュージシャン達の荒ぶる演奏が会場を魅了していく。
森を含むバンドメンバーの演奏が勢いを増し、「ラブボトル」「赤い心」「確固たるもの」とアップテンポなナンバーで会場のボルテージは益々高まっていく。
MCで「私もそろそろ叫びたい!」と会場を煽り披露されたのは、異色作「ハンターグリーン」だ。荒々しいピアノとドラムが鳴り響くと、ここからは大人のパーティータイムのスタートだ。原曲よりも激しいジャズドラム、アグレッシブなピアノプレイ、音程を上下に駆け巡るベース、妖艶なディストーションギター、そして髪をかき乱し分厚い歌声で吠える森恵、プロのミュージシャン達の荒ぶる演奏が会場を魅了していく。
森を含むバンドメンバーの演奏が勢いを増し、「ラブボトル」「赤い心」「確固たるもの」とアップテンポなナンバーで会場のボルテージは益々高まっていく。
女性アーティストにこう言うのは失礼かもしれないが、「森恵はカッコイイ」のだ。フェンダーのアコギをかき鳴らす様子は時折エレキギターをかき鳴らすかのように、マイクスタンドに結び付けられたスカーフはエアロスミスのスティーブン・タイラーのそれを連想させるように、森恵流のロックスピリッツがオーディエンスを魅了し会場をひとつにしていった。
本編ラストは『small world』のラストに収録された「輝く日々」だ。この10年間の活動を支えてくれたファンへの感謝の気持ちを伝え、再会を約束し、森恵はステージを後にした。
アンコールで再びステージに登場すると、「星に願いを」「10年後この木の下で」とここ数年の彼女の大切な代表作を披露。さわやかな歌声で会場を感動で包んでいく。
そして最後の楽曲は、自身の最新作で今後歌い続けて行くであろう「ユメオイビト」を披露。ピアノとチェロのイントロが聴こえるとそこは、稲穂が揺れる広大な大地が目の前に広がるようだった。優しくも力強い森恵の歌声は、この先5年、10年と続くオーディエンス一人ひとりの「夢」に向かって歩く姿を後押ししているかのように会場に響き渡った。
本編ラストは『small world』のラストに収録された「輝く日々」だ。この10年間の活動を支えてくれたファンへの感謝の気持ちを伝え、再会を約束し、森恵はステージを後にした。
アンコールで再びステージに登場すると、「星に願いを」「10年後この木の下で」とここ数年の彼女の大切な代表作を披露。さわやかな歌声で会場を感動で包んでいく。
そして最後の楽曲は、自身の最新作で今後歌い続けて行くであろう「ユメオイビト」を披露。ピアノとチェロのイントロが聴こえるとそこは、稲穂が揺れる広大な大地が目の前に広がるようだった。優しくも力強い森恵の歌声は、この先5年、10年と続くオーディエンス一人ひとりの「夢」に向かって歩く姿を後押ししているかのように会場に響き渡った。
活動10年目のこのライブで、過去を懐かしむだけではなく、『small world』という彼女の新しい世界を披露し、バンドサウンドを生かし様々なジャンルで人間の喜怒哀楽をみごとに表現した森恵。
ツアー後半は弾き語り中心のライブになると言う。さらに11月20日にはキリスト品川教会グローリア・チャペルでのスペシャルライブを開催予定とのことで、この先、森恵とその楽曲達がどのように進化していくのか楽しみでならない。
ツアー後半は弾き語り中心のライブになると言う。さらに11月20日にはキリスト品川教会グローリア・チャペルでのスペシャルライブを開催予定とのことで、この先、森恵とその楽曲達がどのように進化していくのか楽しみでならない。
■セットリスト
1.闘いの時
2.風の吹く方へ
3.Hello Smile!
4.ツナガル
5.路上の鳥
6.この手の中に
7.朝焼けに愛を星にKissを(※NEW SONG)
8.せんたくもの
9.ひまわりの街
10.Time(※NEW SONG)
11.僕が愛した時間
12.ハンターグリーン
13.ラブボトル
14.赤い心
15.確固たるもの
16.輝く日々
アンコール
17.星に願いを
18.10年後この木の下で
19.ユメオイビト
※掲載写真は8/21(金)のライブのものになります。
2.風の吹く方へ
3.Hello Smile!
4.ツナガル
5.路上の鳥
6.この手の中に
7.朝焼けに愛を星にKissを(※NEW SONG)
8.せんたくもの
9.ひまわりの街
10.Time(※NEW SONG)
11.僕が愛した時間
12.ハンターグリーン
13.ラブボトル
14.赤い心
15.確固たるもの
16.輝く日々
アンコール
17.星に願いを
18.10年後この木の下で
19.ユメオイビト
※掲載写真は8/21(金)のライブのものになります。