蟹江一平、今夜も歌っております! コラムを読んでくださっている、あなた様のリクエストにも答えたい…何を歌って欲しいですか? 蟹江一平

蟹江一平、今夜も歌っております! コラムを読んでくださっている、あなた様のリクエストにも答えたい…何を歌って欲しいですか?  蟹江一平

【連載コラム】蟹江一平の今夜も歌っ
ていいですか?(第2夜)

music.jp をお楽しみの皆さん、こんばんは。「蟹江一平の今夜も歌っていいですか?」第2夜です。
第1夜配信から早くも1週間… あっという間でした。締め切りの早さに驚いています(汗)
ちなみにこのコラム、蟹江一平が書いている訳ですが、えっ?、ちゃんと書いていますよ。ゴーストライターじゃないですからぁ!
ゴーストライターと言えばやはり、新垣隆さんですよね(笑)。先日、とあるバラエティー番組で共演させて頂いたのですがやっぱり、すごく面白い方でした! 独特の間、訥々とした語り口、そしてツッコまれた時の困った表情… 全てが絶品でした。
収録の休憩時間に思いきって話しかけてみました。「新垣さんのご活躍、色んな番組で拝見しています。とにかく面白いです!」と。するとご本人、謙遜しながら「いやいや… 最近音楽仲間から言われちゃって… お前は音楽家なんだからもっとちゃんと本職をやれよ!って…」と。
僕はそんな新垣さんに不躾ながら言わせて頂きました。「そんなつまんないこと言うお仲間なんて無視しちゃっていいのじゃないですか? バラエティーで面白い新垣さんはあくまでも音楽家だと思います! 音楽家だからこその独特のリアクションがあるから面白いんだと思います!」と。新垣さん、初対面なのに前のめりな僕を優しく見つめ… 微笑んでいました(笑)

■本職。 

そうです、私にも本職があります。
肩書きにもある通り、「俳優」です。
新垣さんじゃないですが、僕も最近よく言われます…「ずっと俳優だけやっていたのに、急にバラエティーに出てる」と。辛口なことを言う同業の方からは「あんまりバラエティー出ていると役者に戻れなくなるよ!」なんて言われたり。
その度に思うのです、「つまんないこと言ってるなあ……」と。
僕は物心ついた頃からいわゆる「テレビっ子」で、歌番組とバラエティー番組を中心に楽しんで来ました。ドラマは… 正直、あんまり興味が湧かずほとんど観てなくてこの世界に入ってからです、「勉強の為にちゃんと見なきゃ!」と、色々なドラマ、映画を見だしたのは。
なので、完全に仕事目線でしかもう、観ることが出来ない体質になってしまいました。どの作品を観ても脚本とか演出のこと、カット割りからライティング、音楽の入り方、役者の芝居まで、完全に「仕事目線」でしか観ることが出来ないから純粋に作品を楽しめない… 多くの同業者の方々も頷くであろう、職業病だと思います。
中でも僕は特に、エンディングテーマには一番関心が行きます。ドラマのラストを飾る曲…オープニングテーマも気になりますがやっぱりエンディング。そのクールを彩る旬の曲だと思うし、後々にその曲を聴くと作品のことを思い出したりしますよね。そんなエンディングテーマ好きなので曲だけはチェックするけど本編は見たことがない… なんてことがあったりなかったり… します(笑)

■さてさて只今8月中旬、まだまだ夏真
っ盛りです、夏休中の方も多いと思いま
す、皆さんは夏を夏らしく楽しんでます
か?!

「やや売れ俳優」だった僕は、去年の今頃まではホントに暇で今が夏休みなのか秋休みなのかも分からないような、ゆっくりとしたペースで生きていたのですが…2015年、今年はありがたいことにここまでほぼ休みがなく、毎日忙しい日々を送っております。
バラエティーに参加しはじめて、とたんに休みがなくなりました。役者時代は、いや違う今でもあくまでも役者ですが(笑)、ドラマや映画にだけ参加していた頃は比較的緩やかなスケジュールでしたが、バラエティーに出始めて経済番組のナレーションの仕事を頂いたり、このコラムもそうですが日々、何かの現場に向かっています。
10月からは念願だったラジオのパーソナリティーを週1でやらせて頂くことにもなりました。その番組では自分の好きな曲を可能な限り流して行きたいと思ってますので、皆さんぜひチェックして聴いて下さいね。
アラフォーになりやっと自分の人生が動き始めた、という実感を持てるようになりました。全ては仕事が充実してきたからです。もちろん仕事が全てだ、とは言いませんが… でもやっぱり、仕事は全てです!(笑)

■「男の人生は40歳からが本番だ」なん
て言葉を聞いたことがありますが、あな
がち嘘ではないかも知れません。

何かを始めるのに「遅い」もしくは「遅すぎる」、なんてことは絶対にありえないと思います。いつだって始められるし、人生を変えることは決して難しいことではないはずだ… と信じています。
皆さんもどうか、今置かれている現状を諦めないで下さい。必ず風向きは変わります。その時変わった風の向きをいかに読むか、だと思います。
この「蟹江一平の今夜も歌っていいですか?」では15年以上もの長~い下積みを経験した僕ならではの着眼点で、今後も「押し付けがましくないソフトなメッセージ」も書いて行きたいと思ってます。
ではでは第2夜はこの辺で失礼します…… 
来週もぜひ読んでくださいね~!

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■蟹江一平プロフィール

蟹江一平 東京都出身、1976年生まれの39歳。
1999年NHK朝ドラ「すずらん」でデビュー。以後数々の映画、ドラマに出演するも15年以上もの間「やや売れ俳優」として地道に活動を続ける。2014年10月、CX系「アウト×デラックス」出演後、バラエティー番組に出演し始め「2015年、やや売れ俳優からじょじょ売れ俳優になり始めた」(本人談)。無類の音楽好きでカラオケ好き。夢は「CDを出して全国ツアーしたい!」とのこと、今後俳優業はどうなってしまうのかー?!
(C)蟹江一平

(C)蟹江一平

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OKMusic編集部

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