映画「女が眠る時」でビートたけし・
西島秀俊・忽那汐里・小山田サユリら
国内外で活躍中の俳優が名を連ねる

映画「女が眠る時」は若く美しい女性と男との異常な愛、変わっていく妻との関係、覗きへの罪悪感と止まらない好奇心、エスカレートしていく衝動・・・、郊外のリゾートホテルという閉鎖的な場所で次第に自分を見失っていく男。「狂っているのは、自分なのか。それとも<目の前の現実>なのか」女への執着が狂気へと変わっていく男の姿を、背徳的で官能的な映像美で描く、深淵なる魅惑のミステリー。

ウェイン・ワン監督のもとには日本を代表する豪華な演技派俳優陣が集結した。謎めいた初老の男・佐原を、自作以外での映画主演は実に12年ぶりとなるビートたけし。佐原の行動に振り回されていく作家・健二を映画「CUT」での鬼気迫る演技がヴェネツィア国際映画祭にて絶賛された西島秀俊が演じる。ミステリアスなヒロイン・美樹には、オーストラリア出身で国際派女優としての期待も高い忽那汐里が、他にも、小山田サユリ、リリー・フランキー、新井浩文、渡辺真起子ら、国内外で活躍中の俳優が名を連ねている。

ウェイン・ワン監督初の日本映画となる今作はスペイン人作家の作品。長年映画化を希望していたウェイン・ワン監督がなぜ日本で映画化しようとしたのかという経緯については、2年前に西島秀俊さんが香港にまで自身を訪ねてきてミーティングをしたことがきっかけになったようだ。

世界的に活躍しているウェイン・ワン監督の作品に出演するということもあり、ビートたけしさんは「久々に緊張して手探りの状態がしばらく続いたんですけど、監督としても役者としてもいい勉強になりました。」と語り、恋人役を演じた忽那汐里さんも「とにかく刺激的で挑戦的な毎日で極力、不思議な美樹という女性に少しでも近づけるように毎日努力しました。」とやや緊張気味に語った。

自身のキャスティングについても忽那汐里さんは「実はこの役をいただけるとは思っていないところから監督とお会いしたんですけど、ミステリアスなこの役を監督は見た目重視でモデルさんで探していると聞いていて、一度お茶でもというところからこの役をいただくことになったのでこの役が決まって私は心から嬉しかったです。」と撮影に至るまでの裏話を語った。

クランクイン前に自身が取り組んだ役作りについて西島秀俊さんは「自分の役は自分の才能をどこか見失ってしまった役で、監督には具体的に見てくれと言われた映画のDVDを何本か渡されたり、サスペンスの要素が強いので自分自身でもサスペンス映画や小説を自分の思い込みで読んだりしました。

撮影をしていくうちに僕の役はウェイン監督に似ているというか、ウェイン監督がどこか投影しているところがあるんじゃないかって思ったので、体型を含めてウェイン監督に似せて撮影に臨みました。」と語り、忽那汐里も「台本をもらってからクランクインまで時間があったので何度も監督と会ったり文通をして、監督と入念にコミュニケーションを取りました。」と振り返った。

過去に共演したことのある西島秀俊の演技についてキャッチコピーをつけるならという質問についてビートたけしさんは「高いサバ缶」と答え、その理由について「開けてみて食ってみるとうめぇなぁって」とたけし節を炸裂させた。

それを受けて西島秀俊さんは「Dollesのときも思ってましたけど、今回改めて感じたのは北野さんが僕の目線の先ででも絶対に手を抜かずに演技をしていただいて、とにかく映画に対する愛情と情熱の深い方だなと改めて強く感じました。」と答えた。

映画「女が眠る時」は2016年ロードショー!!

記事:永山歩美

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 (2015年07月11日)

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