12人体制に戻ったさくら学院の〝安堵
感〟と〝期待感〟 夢へと向かう始ま
りの日 転入式レポート

 さくら学院の2015年度の幕開けを告げる『さくら学院 2015年度 ~転入式~』がGW最終日となる5月6日に東京・恵比寿のザ・ガーデンホールで行われた。在校生6人に対し、転入生は果たして何人加入するのか? 誰が入るのか? そして気になる新生徒会長は?
 GW期間中、ほとんど雨の降っていない東京地方はこの日も晴れ。初夏のような気候だが、ビルの谷間にあたる恵比寿ガーデンプレイスの広場には爽やかな風が吹き、野外で気持ちよさそうにビールを飲む人々で賑わっている。ガーデンホール前には昼過ぎには物販を求める父兄たちの行列が出来ていた。一番の話題は何と言っても転入生。誰が入るのか、そして2015年度のさくら学院が何人体制になるのか。そんな話をそれぞれ楽しそうに語り合っている。転入式直前は、いつも夏休み初日のようなふわふわとした空気だ。今年もいよいよ、1年間の成長のストーリーが始まる。

 会場内の前半分は平らな床にイスを並べた形式で、後ろ半分は傾斜のある座席になっている。席数は約750と、昨年度の転入式と比較してもかなり少ない。チケットを取れなかったファンも多く、急きょテレビ朝日のネット生配信も行われることとなった。ステージは背景中央にスクリーンが置かれたシンプルな構造になっている。

 17時34分、始業のチャイムが鳴り、いよいよライヴがスタート。在校生の6人が舞台に姿を現す。5人が横一列に整列し、中央で背を向けて指揮を執るのは最高学年に上がった大賀咲希だ。合唱からスタートする『School Days』。さくら学院の1年の始まりに最も相応しい曲だと感じる。元気なかけ声を入れながら歌い踊る6人の姿を見ながら、これからまた素敵な1年が始まるんだなと、ワクワクした気分が盛り上がる。

 「次の曲も盛り上がっていきますよ!」。大賀の声で始まった2曲目は『顔笑れ!!』。GWも今日が最終日。翌日から仕事や学校が再開する父兄たちにパワーを与えてくれる。舞台上には6人しかいないが、力強く大きなダンスに人数の少なさは感じない。早くも汗を飛ばす彼女たちの姿に、昨年度の卒業生から受け継いだ責任感や覚悟を感じ取れる。

 磯野莉音の「みなさんこんにちは!」の声に大きな拍手が起きる。自己紹介のお題は、「1日だけ休みがあったらやってみたいこと」。「中等部一年になりました!」と元気に挨拶した山出愛子は、「カラオケに行って何十曲も大熱唱したい。いつも歌うのは松田聖子さんの『瑠璃色の地球』や『赤いスイートピー』」。さくら学院の曲は「本人なのに点数どれだけ低いんだってなるから点数は見ない」と笑わせた。

 岡田愛は「日光東照宮に行きたい。徳川埋蔵金を掘ってみたい」と歴史好きなのかおバカなのかわからないコメントで父兄をざわざわさせた(笑)。白井沙樹は「浅草に行って卒業生の(田口)華ちゃんのいる虎姫一座さんを見たい」と、拍手喝采を浴びる。磯野は「学校のクラスの友だちの名前をまだ覚えてないから」と笑わせる。「生配信でクラスの子見てるかもよ?」とツッコまれると、カメラの方へ向かって「クラスのみんな! 見てるか?」と叫んで拍手を浴びた。

 倉島颯良は「水族館にひとりで行きたい。ひとりならイルカもクラゲもゆっくり見られる」と、のんびりマイペースな面を見せた。大賀は拍手を浴びると「サンキュー!」と、いつもと違う変なノリ(笑)。「料理をしたい。母の日父の日が近いけど、お小遣い制じゃないので、お母さんからもらったお金でプレゼントするのもなんだから、手料理してあげようと思う」と感心させた。

 さて、次の曲は『Hello ! IVY』。さくら学院のピンク色のフラッグを振って、父兄も生徒たちも一体となって盛り上がれる、初期の代表曲。そして、これまたデビューアルバムの曲である『FLY AWAY』。転入式の雰囲気にはなぜか初期の曲がよく似合う。手拍子やかけ声で盛り上げる父兄たち。続いてはガラッと雰囲気を変えて『オトメゴコロ。』だ。それぞれのソロに名前のコールがかかる。曲中のため息のパートを取る倉島が可愛らしい。曲中のダンスもカッコ良く決まった。

 一旦袖に下がる生徒たち。チャイムが鳴り、イスを持って戻ってくる。担任の森ハヤシ先生は「初めてファーストキスをした場所は恵比寿ガーデンプレイス」と誰得な自己紹介で大爆笑と拍手を呼び込む。もしかして生徒たちより人気あるのか? と思わせる盛り上がり方だ(笑)。

 ここからはホームルームの時間。転入式ということで、山出は「この日を待っていた。やっと年下が入ってくるのでビシビシしごきたい」と頭を叩くポーズ。森先生は「体罰はやめてくださいね」と大慌てだ。

 岡田は「頭のよい子に入ってもらいたい。だってさくら学院って全体的に偏差値低めだし……」と囁くように言うが、これには生徒たちも不満顔、父兄たちは大喜びの拍手だ。磯野は「メグちゃん、後で校舎の裏で待ってるよ」と一言。どうする気だと不安顔の森先生に磯野は「大したことじゃないけど優しくジャーマンかまします」とプロレスの大技を持ち出して沸かせた。磯野はさらにプロレス同好会に入るメンバー探したいというと、森先生に「転入生にいきなりプロレスさせたいのか」とツッコまれていた。

 白井は「さくら学院箱推しでDDじゃない子がいい」と言うと、「専門用語多いな。DDって何?」と森先生。白井は「DDは誰でも大好きの略。森先生そんなことも知らないからDNなんですよ」。するとすかさず山出が「それな!」と相槌を打って沸かせる。DNが〝誰からも舐められる〟という意味だと聞いた森先生は「やめろ! 絡みづらくなったなあ。キスしたことあるからな? 俺は」と返して場内の喝采を浴びた(笑)。


次ページは、いよいよ待望の転入生の発表!予想は当たった?転入生登場に会場は大盛り上がり

 いよいよ転入生を呼び込む段となるが、森先生は「転入生まだ決まってません。在校生が相応しい子を探してきてください」と、6人に舞台裏から転入生を連れてくるよう指示する。真っ先に見つけてきたのは磯野。転入生はどうやら、「かの」という名前らしい。場内みんなで「かのちゃーん!」と呼び込んだ転入生は、身長130センチ台と思われる小柄な子で、場内からは「可愛い~!」の声が漏れる。

 「小等部5年藤平華乃(ふじひらかの)。特技は身体が柔らかいことと鉄棒です」と自己紹介すると場内からは大きな拍手が。磯野との身長差を見た森先生は「誘拐してきたの?」と笑わせる。磯野は「プロレス同好会にピッタリ。華乃ちゃんは名前に華の遺伝子を持ってる」と笑わせ、「それに華乃ちゃんは力もある。莉音のこと持ち上げられた」と言うと、場内はビックリ。実際にさくら学院で一番大柄な磯野を持ち上げて見せ、場内は大きなどよめきと拍手に包まれた。ところが藤平は入りたい部活にクッキング部と帰宅部を挙げ、磯野の野望は早くも崩れてしまったようだ(笑)。 次に転入生を見つけたのは白井。「OLの昼下がりみたいだな、お弁当買ってきました、みたいな」と森先生のイジリも冴え渡る。連れてきた子は「まりんちゃん」とのことで、森先生は「パチンコ感あるな」と、場内は大爆笑。磯野は藤平に「あの子ハタチなんだよ?」と追い打ちの一言だ(笑)。入ってきたまりんちゃんは、「小等部6年日髙麻鈴(ひだかまりん)です。特技は英語を話すこととタップダンスと歌を歌うことです」と拍手を浴びる。白井が『FLY AWAY』の曲紹介をさせると、見事な発音の英語が飛び出して場内は大拍手だ。

 次に転入生を連れてきたのは大賀。「しずくちゃん」という子は恥ずかしがりということで、大賀が一度戻って一緒に連れてくることに。出てきたのは青いロングのヅラをつけてクマの人形を抱いた少女。場内は何とも言えないどよどよとした雰囲気に包まれてしまう。よく見るとその姿はどう見ても大賀。「趣味はレシート集めです。」と自己紹介し、人形にも「大ちゃんでーす」と自己紹介させる異様な光景に、森先生は「止めてください! テレ朝動画見ないでください!これはさくら学院ではありません!」と大慌て。「咲希と絡むと怪我するってことで誰も相手にしてくれなかった」と大賀。転入生を連れてこれず立たされる大賀に、場内はざわざわ。一瞬「転入生は2人?」という空気が流れてしまった(笑)。

 ここで山出が2人連れてきたと発表し、場内は再び盛り上がる。2人の名前は「まあやちゃんとももこちゃん」ということで、「まあやちゃんの方はまたキャラクターで出てきそう」と森先生。現れた2人は「小等部6年、麻生真彩(あそうまあや)です。特技はけん玉、好きな食べ物は紅しょうがです」「中等部1年、岡崎百々子(おかざきももこ)です。特技はダンスとダブルダッチです」と自己紹介して拍手を浴びた。麻生は元々さくら学院が好きでライヴにも通ってたということで、ここに反応した白井が「もしかしてこっち側の?」と嬉しそうに絡んできて拍手を浴びた。岡崎については「私と同学年だし、清楚で私と同じ匂いがする」と山出。これには森先生も「誰が清楚だ!」とツッコむ。さらに縄跳びのダブルダッチが得意ということで披露するが、なぜか縄がなくてエア縄跳びになってしまう(笑)。

 「新生さくら学院はこの10人で……」と森先生がまとめ始めると、場内は再びざわざわ。そこに「違うの! 森先生待って! メグも連れてきました!」と岡田がやってくると、すかさず「徳川埋蔵金掘りに行ったんじゃなかったの?」と森先生のツッコミ。入ってきた転入生は小柄で眼鏡をかけた女の子。今までいそうでいなかったメガネっ娘の登場に場内は沸き返る。「小等部5年、吉田爽葉香(よしだそよか)です。好きな食べ物はレモン、特技はピアノと書道です」と挨拶すると森先生は「実在してます? 2次元から出てきたような」と笑わせる。岡田は「爽葉香ちゃんはCGじゃありません!」と返して爆笑を誘った。「見るからに頭良さそう」と岡田の吉田評。「七七?」と岡田の出すかけ算に「49!」と答え、誰でもできるだろとツッコむ森先生に岡田は「颯良ちゃんなんて7の段も危ない」と、いない人を血だるまにしてしまった(笑)。そんな吉田が尊敬するのは卒業生の松井愛莉。これには森先生、「やめた方がいい。ドラマで接吻とか、大胆な写真集とか」と爆笑を呼び込む。松井のようなモデルになりたいという吉田は華麗なモデルウォークを見せて拍手を浴びた。

 ここでお約束のように忘れ去られていた倉島が、最後に連れてきたのは「みれなちゃん」という子。場内からは「的中した!」と叫ぶ父兄の声が聞こえる中、最後に登場した転入生は「中等部2年、黒澤美澪奈(くろさわみれな)です。好きな食べ物は手羽先、特技は水泳です」と、まるで女子アナのようなハキハキとした自己紹介だ。中学2年での転入は史上初。倉島は「中2が自分1人だと寂しいし、美澪奈ちゃんなら『天才てれびくん』で経験豊富だから」とオススメポイントを話すと、すかさず森先生が「見たことあるよ! 娘と」と笑わせる。

 転入生6人が出そろい、改めて12人がステージに立つと、人数的なものもあるが壮観だ。質問タイムでは、岡田が「好きな石垣の積み方は?」と質問するが、当てられた藤平は小声で「知りません……」と答えて爆笑を呼んだ。

 ここからは12人でのライヴ。まずは『負けるな! 青春ヒザコゾウ』。「1!2!3!」と点呼を取る姿は、やはり12人いると見応えもある。12人でステージ狭しと踊り動き回る姿を見ていると、12人という元の人数に戻ったことにホッとしている自分に気づく。12という数字はフォーメーションも多様にできる人数。一気に6人も増えて森先生ほかは大変なこともあるだろうが、顔笑っていってほしい。

 本編最後は『FRIENDS』。転入生それぞれソロを取り、新鮮な可愛らしい歌声にほっこりさせられる。もちろん、歌もダンスもまだまだ未熟な点が多いが、これから1年かけてどんな風に育ち、どんな個性を発揮してくれるようになるのか。楽しみでならない。

次ページは、2015年度生徒会長が発表!2015年度さくら学院始動!5代目生徒会長に大きな声援が贈られる

 12人がステージを去り、購買部のチャイムが鳴る。手拍子で登場したのは白井だ。野津友那乃が卒業し、ひとりで二人分のメガホンを身につけての登場だ。「転入生6人も入ったし、ガッポリ稼げる部員を見つけたい」と、一人きりのトークもなかなかの冴えだ。最初に紹介する新商品は転入式Tシャツ。身につけている父兄が少ないとみた白井は、オススメポイントを熱く紹介し、帰りに物販に寄るようにお願いした。先代トーク委員長なしでも立派にトークをこなした白井の姿にジーンと来る瞬間であった。

 さてここからは生徒総会。2015年度の生徒会長など、役員が発表される。12人の生徒たちと森先生がステージに上がる。森先生は「誰が役員になるか知らされてません。誰がなっても挨拶できるように、吉田?」とメガネの転入生を名指しすると、場内は爆笑に包まれた。そんな中、倉本美津留校長が登場。「どうですか? 増やしました! 思い切って!」と沸かせる。さらに「今年からさくら学院の活動以外にも、課外活動、CMやドラマなどにも積極的にやってもらいます」と発表し、拍手を浴びた。

 ここからはいよいよ生徒会役員発表。中等部3年の3人が前に呼ばれる。白井はトーク委員長に。「父兄のみなさんがどんなトークを望んでいるのかを考えながら仕切ってください」と、倉本校長から声をかけられた。次に大賀の役職が教育委員長と発表されると、場内は驚きと笑いに包まれる。爆弾娘である大賀と、教育という役職が結びつかない父兄がほとんどのようだ(笑)。倉本校長が「6人も転入生が入って、これをちゃんと見てくれる専門職が必要。大賀が自分の教育も含めて……」と語ると、場内はまた爆笑。倉本校長は、他人のことを教えることで自分も直っていく、さくら学院の伝統を6人にちゃんと伝えて、と続けた。

 最後に「悩みましたが、心配なところもたくさんありますが」と生徒会長に任命したのは磯野。場内からは温かい拍手がわき起こる。磯野は「さくら学院で一番長く活動していて、初代生徒会長の背中も見てきたので、伝統を大切にしながら新しい歴史を積みかさねていきたい」と力強く挨拶した。倉本校長は「磯野は今年すごい化けるんじゃないか」と期待感を口にした。確かにある時期まで、問題児っぽい面が目立っていた磯野だが、昨年度1年間見てきて、急速にオトナになったというか、上級生としての自覚が芽生えつつあるなと感じていた。人前では涙を見せない、口ではなく背中で語るイケメン・磯野なら、きっと素晴らしい生徒会長として今年度のさくら学院を引っ張っていくことだろう。

 白井は、購買部での活動を通して野津から学んだトークスキルを生かし、今年度のさくら学院をトークでも盛り上げると宣言した。大賀は「小さい頃から小さい子が大好きで、転入生も入って自分もそろそろお姉さんにならないといけない。ダンスを教えたり礼儀を教えたり、可愛い後輩たちを指導して、2015年度のさくら学院も、その先のさくら学院も素敵だと思ってもらえるように顔笑ります」と、ツッコみどころ満載の挨拶で温かい拍手をもらった。「厳しくするときは厳しくするから、そのつもりでみんなよろしくね」と、大賀らしい天真爛漫で周囲から笑いの絶えない宣言でまとめた。

 ここからは再びライヴ。磯野の合図で始まったのは『ベリシュビッッ』。幼いメンバーの多かった初期の曲。若くフレッシュな転入生が増えた今日のバージョンは、あの頃を思い起こすような仕上がりだ。若く青くて、荒削りな彼女たちのステージを見ていると、これからどんな風に成長していくのか、その伸びしろは果てしなく大きい。

 「12人で次のステージに向かって歌います」と始まった最後の曲は『夢に向かって』。彼女たちがスーパーレディーとして叶えたいそれぞれの夢。夢に向かう道はまだ始まったばかり。苦しいことや涙も待ち構えているだろうが、13人の卒業生が次々と夢を具現化しているように、それぞれキラキラとした夢への道を歩んで欲しいと願う。曲が終わり、横一列に並んだ12人の生徒たち。「2015年度もよろしくお願いします」と、新生徒会長の磯野が挨拶する。客席に向かって笑顔で手を振りながらステージを去って行く生徒たち。最後まで残った磯野が、ステージの端から客席に向け、深々と頭を下げたのが印象的だった。


 会場の外に出ると、涼しげな風が汗ばんだ肌に心地よい。転入生も含めた写真セットを広げながら、楽しげに語り合う父兄たち。どの顔も、2015年度のさくら学院のスタートが期待以上だった満足感にあふれている。来月7日に行われる新しい行事である『さくら学院☆2015 ~転入生オリエンテーション~』も発表され、期待感は加速度をつけて高まっていく。今年度のさくら学院も、予想のつかない楽しさになるはずだ。

セットリスト
01 School Days
02 顔笑れ!!
03 Hello ! IVY
04 FLY AWAY
05 オトメゴコロ。
~転入式~
06 負けるな! 青春ヒザコゾウ
07 FRIENDS
~生徒総会~
08 ベリシュビッッ
09 夢に向かって竹崎清彦アイドル、ファッション、スポーツ、ゲーム攻略本など幅広く執筆。趣味はライヴ観戦。好きなアーティストを追いかけ世界中どこへでも行きます! 80年代モノに詳しい。

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