目覚ましが鳴る前に目が覚めて、朝陽
を浴びながら愛しい人の寝顔を見つめ
聴きたい曲

ミュージックソムリエ協会では、「こんな時に聞きたい音楽!」ということで、日常のヒトコマで、ふっと聞きたい音楽を選曲しました。選曲すべて、ミュージックソムリエ(http://musicsommelier.jp)によるもの。
バレンタインで告白に成功した恋がそろそろ、次の段階に進む頃ではないでしょうか?人生の中で、南国果実のように甘い時など瞬時で過ぎますよ。今の記憶を大事にブックマークしときましょう。

1. 「ベイビー・アイ・ラブ・ユー」/
シェネル

マレーシアに生まれ、オーストラリアで育ち、中国人を父に持ち、母親はインドとオランダのハーフという、実に生まれも育ちも多彩な女性です。
全米デビューを果たしたものの、火はつかず、先に日本で有名になってしまったシンガー、シェネル。わかり易い歌詞、優しいメロディ、大げさすぎない包み込み系のストリングス。言うなれば、西洋系松田聖子でしょうか。実に日本人好きする作品です。
朝目覚めて、隣でこの歌をハミングされていたら、また再び深い眠りの中に逃げ込みたくなる・・・なんて事を言っては行けません。「ハニー アイラブ ユートゥー」とかいいながら、もいちどベッドに引きずり込めば寒い朝も暖房知らずでしょう。
(選曲・文/レッド・ミスト・アイランド)

2.「ビューティフル・ネーム」/ゴダイ

昨日はなんだか幸せで眠れなかったのに、早く目が覚めてしまった。隣には寝癖の付いた、無防備な彼の寝顔。
一定のリズムで聞こえる寝息。いつもはかっこ良く見える彼が子供のように可愛く見える。
朝陽を浴びて、キラキラと輝くまつ毛を見ながら、今までに感じた事の無い気持ちが急に心に浮かび動揺する。
これが本当の愛してるという感情なのだろうか。授かるかどうかは、また別の話だけれど、
「この人の子供を産みたい。」そんな気持ちが浮かぶのは女性特有の「愛」なのかもしれません。
子供への愛や異性への愛、自然や地球に対する愛など、愛に溢れた楽曲も多いゴダイゴ。
彼らの国籍にとらわれないコスモポリタンな魅力が溶けた楽曲とともに、愛する人への新たな気持ちも溶け出します。
(選曲・文/和久井直生子)

3.「How Does It Feel」/ Giovanca

オランダ出身でモデルとしても活躍中のジョヴァンカ。この曲は話題の「テラスハウス」でも番組挿入歌として起用されていました。
ふんわりと耳触りの良い歌声は、優しい朝の陽射しの中で微睡みながら聴くのにピッタリ♪ 現代版「Lovin' You」(ミニー・リパートンhttp://youtu.be/kE0pwJ5PMDg)といっても過言ではないくらい、文句無しに幸せな気持ちにさせてくれます。
愛しい人の眠る横で目覚めた朝は、BGMにこの曲をぜひ。印象的なラララララ〜♪のメロディーが、きっとその日1日脳内をリピート。ふとした瞬間口ずさみたくなって、その度に2人の幸せな夜のことも思い出しちゃうかも…♡
(選曲・文/高原 千紘)

4.「How Deep Is Your Love」/Bee Ge
es

好きになり過ぎると、何も疑う必要など無いはずなのに、本当に愛されているのか、どれくらい愛されているのかと、1人勝手に不安になってしまう事はありませんか?
愛する人の隣で頬杖をつき、起きていたら恥ずかしい程の距離で見つめながら、直接は怖くて聞けない事をつぶやいてみる。そんな幸せすぎて不安な朝に聞きたいのがこの楽曲。解散後も、再結成後も変わらぬ人気と魅力を保つイギリスのグループ、take that によるカバーも捨てがたいが、朝陽を浴びながら聞きたいのは、やはりBee Geesの軽やかでありながらも、甘く心に届く歌声であろう。発売から40年近く経っても、彼らの歌う愛は色あせない。愛しい人が目を覚ましたら「おはよう」と笑顔で抱き合い不安を消し去りながら、今度は一緒に聞きたい。
(選曲・文/和久井直生子)

5.「くちづけ」/ルイージ・アルディー
ティ

アルディーティは、19世紀のイタリア生まれの作曲家。
ヴァオイリニストでもある彼の歌曲は、
舞踏会のワルツを彷彿とさせる軽快な旋律とともに、
イタリア人らしい、「愛」へのほとばしる情熱を感じずにはいられません。

「あなたにくちづけすることができるなら、数千もの喜びを語らずども、
 私の喜びあふれる愛があたなに伝わることでしょう。。。」

静かにも情熱的な歌詞の冒頭ですが、
男性の声で歌われてもよさそうな内容であるにも関わらず、
ソプラノ(女性の高音域の歌声)で歌われるからこそ、
やさしくも、しおらしい、純粋な愛の歌曲に思われるのは、作曲の妙といえましょう!
(選曲・文/堀川将史)

6.「いつのまにか少女は」/井上陽水

想像してください。持田香織に似たかわいい少女が横でぐっすり寝ている中で迎えた朝を…。
というわけでこの曲は2004年10月に彼女がカバーしたことでも話題になった井上陽水の名曲。初出は1973年、シングル「夢の中へ」のB面曲として発表されたもの。両曲とも栗田ひろみが主演した映画『放課後』の劇中歌として使われていて、この曲は挿入歌として起用されました。

穏やかなイントロは窓からの日差しを表現したものでしょうか。終始繰り広げられるこの曲の雰囲気はどこか儚さにも似た、ちょっとした大人の香りを感じさせます。こういうシチュエーション、やっぱり憧れますねぇ。
(選曲・文/柏井要一)

7.「Lost Stars」/映画「はじまりのう
た」から

キーラ・ナイトレイ主演作品。
音楽プロデューサーのダン(マーク・ラファロ)は、何年もヒットが出せず、酒に溺れ、家族にも見放され、ある朝創設したレーベルヘッドを共同経営者から解雇される。自暴自棄の中、地下鉄のホームで自殺を考えるが、信号故障で列車が遅れ、ふと入ったライブハウスでキーラ演じるグレタの歌に出会う。観客の誰からも注目されないその歌の中に、輝く何かを見いだしたダンはグレタをスカウトする。しかし、彼女はデモテープも持っていない。自分にはスタジオを借りる金もない。ならば、逆転発想でスタジオに入らず録音してしまえと、Pro-toolsを抱え、ギャラ後払いでミュージシャンを集め、NYの街中でレコーディングを開始する。

この曲はグレタがかつての恋人デイヴ(マルーン5のアダムレヴィン) にクリスマスプレゼントとして送った曲です。これから始まる二人の夢のようなストーリーを少し恐れも予感しながら綴ったという設定です。
主題歌はアダムレヴィンが歌っていますが、劇中キーラが歌うこのバージョンは幸せ一杯というよりは佳き日を思い返しながらなので、少し涙をこらえながらの感じがとても心に沁み入ります。

(選曲・文/レッド・ミスト・アイランド)

著者:ミュージックソムリエ協会

OKMusic編集部

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