1月1日@TOKYO DOME CITY HALL

1月1日@TOKYO DOME CITY HALL

奥仲麻琴、卒業! PASSPO☆が元旦ラ
イブで超満員の中、6時間超えの全69
曲を熱唱!

PASSPO☆が1月1日、『PASSPO☆ 結成5周年 カウントUPツアー』のファイナル公演『PASSPO☆ 新年だよ!5周年とすこし便~全曲忘れず踊れるかな~』を、TOKYO DOME CITY HALLで行った。このステージは、昨年卒業を発表した奥仲麻琴のラストフライト。9人のPASSPO☆の最後のステージを見届けようと、元旦から約3,500人が会場に駆けつけた。
開演前、森詩織、藤本有紀美、岩村捺未、安斉奈緒美によるはっちゃけ隊がオープニングアクトとして登場。「はっちゃけセンセーション」で会場を暖めた後、いよいよ本編がスタート。メジャーデビュー曲「少女飛行」から、2nd「vivi夏」、3rd「君は僕を好きになる」と、デビュー当初を飾るナンバーが並ぶ。

この日のライブは、タイトルに記されている通り、インディーズ時代の曲から、最新アルバム『TRACKS』収録のナンバーまで、持ち曲“全曲"を披露するというもの。史上最長となるこのステージに対し、奥仲は「1秒も1分も無駄にしたくないんですよ。楽しい時間を共有できたらと思います」と語った。7曲目8曲目のユニットナンバー「Shang Shang シャンデリア」と「気分はサイコー!サイコー!サイコー!」の間には、コミカルな奥仲麻琴卒業式が行われ、湿っぽいムードを一掃。その勢いのまま「無敵GIRL」から「ピンクのパラシュート」まで、怒濤の21曲メドレーへ。35曲目の「Perfect Sky」からは、それぞれ楽器を手にし、Band☆PASSPOを披露。「BREAK OUT!!」「2DAYS」とバンド演奏初披露曲もあり、一つの目標であったバンド活動に真剣に取り組んできたメンバーの努力を窺い知ることができた。

41曲目の「BABY JUMP〜天国への搭乗便〜」から、PASSPO☆のプロデューサー、ペンネとアラビアータ率いるThe Ground Crewによる生演奏でのパフォーマンスで後半戦がスタート。「ウハエ!」「WANTED!!」など、PASSPO☆の中でもハードなナンバーを畳み掛けると、会場も大きく沸いた。47曲目の「妄想のハワイ」では作曲者のHAWAIIAN6の安野勇太が登場、「BEAST IN YOU」「Wish on a star」ではストリングス・エアポートカルテットが登場し、ステージを彩った。

「伝えきれない思いを歌にして響かせていけると思うので、この声が出る限り、歌い続けていきたいいと思います」を増井みおが胸の内を語ると、56曲目の「おねがい」へ。この時バックで流れていたイラストと歌詞は、増井自身が手描きしたもの。その後、The Ground Crewのメンバーで昨年急逝した横山明裕氏から引き継いだベースを手にし、増井のベース演奏とともに9人で「向日葵」を熱唱。引き継いだ音楽への愛と意志のこもったその歌声は、遠くへと響いたことだろう。

本編ラスト「TRACKS」の前に、奥仲が卒業の挨拶。「愛ちゃん(根岸愛)、いつもキャプテンしてくれてありがとう」「ゆっきぃ(藤本)、こんな優しい人に出会ったことがないよ」「もりし(森)、私にダンスを教えてくれてありがとう」「紗子ちゃん(槙田紗子)は強いんだなと思いました」「なちゅ(岩村)の優しさに何度も助けられたよ」「あんちゃん(玉井杏奈)は一人一人のことを本当に思っていてくれたね」「みおちゃん(増井)、よくM&M'sやってたね。一番空気が読める人だと思います」と、メンバー一人一人に向けてメッセージを送った。そして最後は会場に向けて「いつも笑顔でいれたのは、パッセンジャーさんのおかげです。ありがとう」とメッセージ。彼女のカラー、ピンク色に会場が染まる中「TRACKS」を披露し、笑顔でステージを後にした。

本編が終了したのは20時30分。この時点で5時間半が経過していたが、疲れをみせることなく会場からは「麻琴」コールが沸き起こる。その声に応えるようにメンバーが登場。「LA LA LOVE TRAIN〜恋の片道切符〜」から、結成当初の曲「Let It Go!!」まで4曲を披露。ダブルアンコールでメンバーは、奥仲が大好きだという「少女飛行」の衣装で登場。キャプテン・根岸愛がこの5年間の葛藤や苦悩を語りながらも「今日は自信をもって言いたいです。PASSPO☆はこの9人で本当によかったです」と締めくくり、もう一度「少女飛行」を披露。大歓声とともに、6時間を超えるステージは終了した。

新しい年の初めに、新しいスタートをきったPASSPO☆と奥仲麻琴。この公演の模様を収録したDVDが3月25日にリリースされる。そして、8人となる新生PASSPO☆は3月7日の千葉・柏PALOOZAを皮切りに、全7公演のワンマンフライトツアー“〜More Attention"がスタート。また、奥仲は初の主演映画「心霊写真部」の公開が控えているとのこと。

TEXT:大窪由香

「PASSPO☆ ワンマンフライトツアー20
15 ~More Attention~」

3月07日(土) 千葉・柏PALOOZA
(一部)12時半開場・13時開演
(二部)17時開場・17時半開演
3月08日(日) 栃木・HEAVEN'S ROCK宇都宮VJ-2
16時開場・16時半開演
3月15日(日) 埼玉・HEAVEN'S ROCK熊谷VJ-1
16時開場・16時半開演
3月21日(土) 神奈川・新横浜NEW SIDE BEACH!!
(一部)12時半開場・13時開演
(二部)17時開場・17時半開演
3月22日(日) 埼玉・HEAVEN'S ROCKさいたま新都心VJ-3
(一部)12時半開場・13時開演
(二部)17時開場・17時半開演
3月29日(日) 山梨・甲府CONVICTION
16時開場・16時半開演
4月04日(土) 東京・EX THEATER ROPPONGI
(一部)12時開場・13時開演
(二部)17時半開場・18時半開演

『PASSPO☆フライト 2015「新年だよ!
5周年とすこし便~全曲忘れず踊れるか
な~」』

2015年3月25日発売
UPBH-1382/3/5,400円(税込)
<収録内容>
2015年1月1日に行われた「新年だよ!5周年とすこし便~全曲忘れず踊れるかな~」フライト・特典映像を収録
1月1日@TOKYO DOME CITY HALL
1月1日@TOKYO DOME CITY HALL
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1月1日@TOKYO DOME CITY HALL
1月1日@TOKYO DOME CITY HALL
1月1日@TOKYO DOME CITY HALL

アーティスト

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