表には出さないけど、心の中でガッツ
ポーズして小躍りしたくなる曲

ミュージックソムリエ協会では、「こんな時に聞きたい音楽!」ということで、日常のヒトコ マでふっと聞きたい音楽を選曲しました。選曲はすべて、ミュージックソムリエ (http://ms-kouza.jp)によるもの。
今回のテーマは、「表には出さないけど、心の中でガッツポーズして小躍りしたくなる曲」です。
小さな幸せも大きな幸せも、噛み締める時には、心の中でガッツポーズして、小躍りしたくなりませんか?嬉しい気持ちを満たしてくれる楽曲を用意しました。

1.「Ferny Hill」/The Chieftains

The Chieftains(チーフタンズ)は、日本ではあまり聞きなれないバンドですが、1962年にアイルランドで結成され、グラミー賞やアカデミー賞を受賞しています。アイルランドのケルト音楽をベースにアレンジを加え新しい音楽を追求する彼らは「国宝級バンド」と呼ばれているのです。
「ferny hill」も、ケルト音楽を感じさせる曲です。シダの生い茂った丘(ferny hill)で小人たちの秘密の収穫祭が行っているような雰囲気です。フルートやフィドルの音にあわせてクルクルと踊り回る小人たち。シダの根元で楽しむ姿は、他の人には気付かれないように心の中だけでガッツポーズをして小躍りしている様子と、どこか重なりあう気がします。
(選曲・文章/コーリス)

2.「Whole Lottta Love ~胸いっぱいの
愛を」/Led Zeppelin

ずーっと片思いをしていたあの人から「好きだ」なんて告白されたら、心の中でガッツポーズして、踊りだしたいくらい嬉しい!!もう、告白された後は、誰にも言わないけど、心の中はいっぱいの愛で満たされて、顔はニヤけてくるものです!
そんな時に聞きたいのがレッド・ツェッペリンの「Whole Lotta Love 〜胸いっっぱいの愛を」です。1969年に発売されたこの曲は、彼らにとって、唯一の全米トップ10入りを果たした曲です。英国出身のメンバー4人とっても、アメリカでの大ヒットは、きっと心の中でガッツポーズして小躍りしたくなるくらい、嬉しい出来事だったに違いありません。
幸せいっぱいな気持ちで、聞いてみれば心も体も踊りたくなります。
(選曲・文章/阪口マサコ)

3.「勝利のファンファーレ」ファイナル
ファンタジーシリーズ/植松 伸夫 

気になる異性からの突然のメールを開いた時、電車にギリギリ間に合った時など、思わず「やった!」と心の中でガッツポーズを決めてしまうこと、ありますよね。そんな嬉しい状況にピッタリなのが「勝利のファンファーレ」!人気ゲーム「ファイナルファンタジー」で、戦闘に勝利すると流れるのが、この曲です。ファンファーレという名の通り、とても華やかな音色が鳴り渡るので、キャラクターと同じように手をあげて、つい踊りたくなってしまいます。1987年の発売当時はドット画だった画質も、今や美しいCGに。シリーズは多く発表されていますが、実は「勝利のファンファーレ」も作品によって少しずつ違っているのですよ。
(選曲・文章/和久井直生子)

4.「Get Lucky」/Daft Punk

2014年のグラミー賞で、年間最優秀優秀レコード賞を受賞した作品。ファレル・ウィリアムズの歌声、ドラムとギターの生音、エレクトロ音が混ざり合うのは、こんなにも気持ちいいのかと感じる曲です。ヘッドフォンをして、ディスコサウンドに体を揺らしながら歩くと、知らぬ間に心も軽やかになり、「Get Luck」と小さく呟いて、手を挙げて踊りたくなります。仕事に行く前に聞けば、テンションも上がり、「今日はラッキーをゲットできる!」というような、ジンクスになるかも。フルフェイスのヘルメットを被ったダフト・パンクの2人のように、表情には出さずにクールな感じでガッツポーズを決めてみてください。
(選曲・文章/石井由紀子)

5.「Pretty Fly (For a White Guy)」/
The Offspring

パンク好きのみならず、世界的に人気のThe Offspring。今年で結成なんと30周年なんです。「Pretty Fly (for a White Guy)」は、「アハーン、アハーン♪」のコーラスが印象的なので、一度は耳にしたことがあるはず。軽快でコミカルなリズムに思わず一緒に歌いたくなりますが、ぜひミージックビデオも注目してください。女の子にモテたいから、ただ単にヒップホップ文化を真似している、おバカ白人の男の子が、ヒップホップのパーティに割り込んで、女の子にプールに投げ込まれビショビショになってしまう痛快なストーリーです。理不尽に物を言ってくる相手を言い負かしてやった時に、心の中でガッツポーズしながら、この曲聞いてみてください。
(選曲・文章/高原千紘)

6.「I Got You (I Feel Good)」/Jame
s Brown

1965年に発売されたシングル曲。「とってもいい気分さ!君を手に入れたんだから」と歌うジェームス・ブラウン。意中の人や、ずっと欲しかった物を手に入れたことを、高らかに言いたいけど、まずはひとりで心の中でガッツポーズ!したいなんて方にオススメです。ジェームス・ブラウンのように軽快なステップで小躍りすれば、みんなに自慢する嬉しさも倍増です。「こうなることは、わかってたんだ、とってもいい気分さ!」という歌詞からも、ただシンプルに、いかにいい気分であるかを繰り返す、嬉しさがこみ上げてくる曲です。
(選曲・文章/阪口マサコ)
editor:石井由紀子
出典:ミュージックソムリエ協会staff blog

著者:ミュージックソムリエ協会

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着