TRESVIBES SOUNDSYSTEM

TRESVIBES SOUNDSYSTEM

日本のテクノ/ハウスシーンを牽引す
るTRESVIBES SOUNDSYSTEMがミックス
CDをリリース

今年のビッグフェス、「フジロックフェスティバル‘14」、「WIREDCLASH」に出演を果たし、今やアンダーグラウンドテクノ・ハウスシーンのアーティストとして最も勢いのあるDJ ユニット、TRESVIBES SOUNDSYSTEMが満を持してオフィシャルミックス CD『PLAYGROUND(プレイグラウンド)』をリリース!
SATOSHI OTSUKI、DJ PI-GE、KIKIORIXの3DJによって2007年から渋谷WOMBで開催している人気パーティー「TRESVIBES」から派生したDJユニットのTRESVIBES SOUNDSYSTEM。DJスタイルとしてはBack 2 Backスタイルを主体とし、エフェクターやリズムマシンを使用しつつ、1人の個性が溶け合った3人でしかなり得ない豊潤なグルーヴを生み出す。メンバーが各自キャリア15年以上のDJ、そしてトラックメーカーでもあり、その個々の活動は国内だけに留まらず、ロンドン、ベルリン、パリ、アムステルダム、イビサなどといったエレクトリックミュージック先進国にも幾度も招聘され、その実力は世界でも証明されている。

そんな彼らが手がけたオフィシャルミックス CD『PLAYGROUND』は、「ただ曲を並べて繋げたもの」にはない、生命力と躍動感が感じられる作品に仕上がっている。また、TRESVIBESクルーによる楽曲と、TRESVIBESで共演した海外トップアーティストによるエクスクルーシブトラックを収録していることも見逃せない。

オフィシャルミックス CD『PLAYGROUN
D』

2014年9月24日(水)発売
VRSCD-1001/¥2,200(税抜)

<収録曲&REVIEW>
1.Tresvibes Soundsystem - Playground -Vis Rev Set
written & produced by Yasuo Takata
published by Vis Rev Set 2014

TRESVIBES Soundsystemの楽曲としては初のお披露目となるこの曲は、現れては消え、何かを予感させるようなシンセ、Welcome to playgroundというヴォイスが聴くものを誘うようだ。

2.Micawber - Vattum -Sylphe
written & produced by Micawber
licensed by Sylphe 2014

一転してシンプルな装いのリズムから始まる実質のミックス一曲目は、昨年からミステリアスで高品質なトラックをリリースし始め、Ricardo Villalobosやルーマニア勢にも高く評価されるMicawberによるもの。

3.Seuil - Tesh -Vis Rev Set
written & produced by Alexis BENARD
published by Vis Rev Set 2014
フランスを拠点にベースのグルーブ感が特徴的なハイクオリティなハウスを量産してきたSeuil。この楽曲にも重量感とスムースな感触を両立する卓越した技術が感じられる。

4.Hello?Repeat Soundsystem - Elevate Escalate -Vis Rev Set
written & produced by Daze Maxim & Jan Krueger.
published by Upright Songs 2014

初代〜Soundsystemとも言えるHello?Repeat Soundsystem。DJとして卓越した技術でロングセットを披露する二人の、そしてJan Kruegerにとっても初の楽曲であるこのトラックは、スモーキーなサウンドが癖になる彼ららしいミニマルハウスだ。

5. DJ Pi-Ge - Sanmonban -Vis Rev Set
written & produced by Yasuo Takata
published by Vis Rev Set 2014

DJ Pi-geによる最新曲もこちらでお披露目。アナログ感ある跳ねたリズムや空間性のあるトラックメイクは彼の十八番とも言える。

6.Satoshi Otsuki & Kikiorix - Tom Cruise(TVS REWORK) -Vis Rev Set
written & produced by Satoshi Otsuki,Takaya Ito and Yasuo Takata
published by Vis Rev Set 2014

続くはSatoshi OtsukiとKikiorixによる楽曲の彼ら自身によるアップデート版と言えるトラック。背後でざわめくアブストラクトな音像と冷たく響く2拍4拍のアクセントが絶妙にマッチしたハイセンスな一曲。

7.Den-Tesla -NETA
written & produced by Tokuto Denda ,
licensed by NETA 2013

DenのセルフレーベルNETAから昨年リリースされた一曲。シンセとリズムが渾然一体となり生み出されるグルーヴに、深みのあるパッドが乗る傑作だ。

8.Chris Carrier - Side Change [Slapfunk Records]
written & produced by Chris Carrier
licensed by Slapfunk Records 2014

こちらはフランスの俊英Chris Carrierによる最新楽曲。ルーズなリズム感と独特のグルーヴの溜めがミックスにアクセントを与えている。

9.Jun Kitamura - Outergaze 2 –EFD Classics
written & produced by Jun Kitamura
licensed by EFD 2014

Jun Kitamuraによって2000年にリリースされた早すぎる傑作Outergaze。最新のディープハウスが並ぶ今作においても、全く違和感のないタイムレスな楽曲性には脱帽するほかない。

10.Tresvibes Soundsystem - Tools 01 -Vis Rev Set
written & produced by Yasuo Takata,Satoshi Otsuki,Takaya Ito
published by Vis Rev Set 2014

TRESVIBES Soundsystemによる秘蔵のDJツールがここで登場。くぐもったボイスとシャッフルビートによるシンプルながら聞き応えのあるループだ。

11.K-NTO & BAYT-Suburbs -Vara Records
written & produced Cristian Oprea & Bayt
licensed by Vara Records 2014

a:rpia:r勢も積極的にプレイサポートする若手実力派レーベルVaraからの最新曲。ハットの展開やさりげないブレイクビーツ要素など、ルーマニア産ハウスの基本を抑えた間違いのない仕上がりだ。

12.DeWalta - Be My Man -Vis Rev Set
written & produced by David Koch
published by Vis Rev Set 2014

ホーンのサンプルや囁く女性ヴォイスが生々しく、セクシーな印象をミックスに与えるこの楽曲は、ドイツ出身のトラックメイカーDeWaltaの手によるもの。クライマックスに向けてこのミックスに更なるエッセンスを加えている。

13.Cristi Cons - Anatrack - Meander
written & produced by Cristi Cons
licensed by Meander 2014

先述のDeWaltaが主宰するMeanderからリリースされた、ルーマニア一派きっての俊才Cristi Consによるトラック。彼の持つ高い音楽性が流麗なグルーヴ感で表現された逸品。

14.PDD - Tsuchiya Trax -Vis Rev Set
written & produced by David Koch ,Tokuto Denda and Yasuo Takata
published by Vis Rev Set 2014

あふれる光のようなシンセフレーズから展開するこのトラックは、DJ Pi-ge、Den、そしてDeWaltaの3人によるスペシャルな楽曲だ。深い残響がかかったフレーズと一癖あるリズム、ウェッティなSEなど、3人が得意とする技が互いの良さを打ち消すことなく融合した、ミックスのラストにふさわしい楽曲だ。

一貫としたトーンでじっくりとミックスを行い、各楽曲の魅力を引き出すことに注力されている今作。だがトラック同士の展開や抜き差しを効果的に利用し、ストーリーを創り出すことで「ただ曲を並べて繋げたもの」にはない、生命力と躍動感が感じられる作品となっている。使用されている楽曲の半分近くは、TRESVIBESクルーによる楽曲と、TRESVIBESで共演したアーティストによるエクスクルーシブトラック。その他のトラックも先述の通り、シーンの今をとらえたものが揃っている。彼らがこれまでに培ってきた信頼の強さが伺える、充実のラインナップだ。さらに、いくつかのトラックは後日VIS REV SETからアナログでリリースされることも決定しているとのことで、ヴァイナル派のDJ/リスナーも目が離せない。

DJ/パーティーオーガナイザーとしての活躍から、さらに新たなフィールドに向けて動き出したTRESVIBES/ VIS REV SET。まずはこのミックスを体験することで、彼らが切り開く道のりに期待せずにはいられなくなるはずだ。

Text by Riku Sugimoto
TRESVIBES SOUNDSYSTEM
アルバム『PLAYGROUND』

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