日本語吹き替え版の制作が決定

日本語吹き替え版の制作が決定

実写R18+映画「マッド・ハイジ」吹
き替え版の上映が決定 内田真礼がハ
イジ役、久保ユリカがクララ役

日本語吹き替え版の制作が決定(c)SWISSPLOITATION FILMS/MADHEIDI.COM 名作児童文学「アルプスの少女ハイジ」を大胆にアレンジし、R18+指定のエログロバイオレンス描写を満載にしたB級エクスプロイテーション映画「マッド・ハイジ」の吹き替え版の上映が決定した。内田真礼がハイジ役、久保ユリカがクララ役の声を担当する。
 高畑勲と宮崎駿によるテレビアニメ版(1974)などが世界各地で愛され続けているスイスの名作文学を、スイス出身の監督とプロデューサーが大胆にアレンジし、“スイス映画史上初のエクスプロイテーション映画”として実写化した同作。配給会社はR15+指定になるよう修正を試みたが、過激なシーンが多すぎて断念。日本をふくむ世界19カ国538人の映画ファンによるクラウドファンディングで約2億9000万円の資金を集めて制作され、アニメ版のおなじみのシーンの数々を再現するなど、日本へのリスペクトも随所に感じられる仕上がりとなっているという。
ハイジ(c)SWISSPLOITATION FILMS/MADHEIDI.COM チーズ製造会社のワンマン社長でスイス大統領でもあるマイリは、自社製品以外のすべてのチーズを禁止する法律を制定。スイス全土を掌握し、恐怖の独裁者として君臨した。それから20年後、アルプスで暮らす年頃のハイジは、禁制のヤギのチーズを闇で売りさばいた恋人のペーターが処刑されるのを目の前で目撃してしまう。さらに、唯一の身寄りである祖父までもマイリの部下によって山小屋ごと爆破される。愛する人と家族を失ったハイジは、邪悪な独裁者を血祭りにあげ、母国を開放することができるのか。
クララ(c)SWISSPLOITATION FILMS/MADHEIDI.COMクララ(左)とハイジ(c)SWISSPLOITATION FILMS/MADHEIDI.COM 同作は当初、日本語字幕版のみ公開予定だったが、内田真礼がハイジの声を担当した「てめえの首をとる!覚悟しろクソ野郎」などの過激なセリフが飛び出す吹き替え版予告編の評判があまりによく、多くの要望の声をうけて日本語吹き替え版の本編制作が決定した。
 吹き替え版キャストは、吹き替え予告編から続投となるハイジ役の内田、クララ役の久保のほか、ハイジの恋人・ペーター役を真木駿一、ハイジの祖父・アルペヒ(アルムおんじ)役を早川毅、独裁者のマイリ役を峰晃弘、マイリの部下・クノール司令官役を山本満太が担当する。
 「マッド・ハイジ」は7月14日から、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館、池袋シネマ・ロサほかで全国公開。

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