『タイフェスティバル』3年ぶりに代
々木公園で開催、プレスイベントにS
TAMPやナノン、トップタップ、パース
など出演者も参加

5月20日(土)、21日(日)に代々木公園にて『第23回タイフェスティバル東京2023』が開催される。実に3年ぶりとなるリアル開催に加え、過去最多のゲスト出演が決まっており、ステージパフォーマンス観覧エリアの整理券があっという間になくなるなど注目度が高い(各日イベントインフォメーションブースにて、追加で整理券を配布)。開催を前に5月19日(金)に在東京タイ王国大使館内にて、プレスイベントが開かれた。STAMPやナノン・コーラパットなど出演者も参加した同イベントを、コメントも交えてレポートしていく。
『第23回タイフェスティバル東京2023』
毎年テーマを持って開催されている『タイフェスティバル』。今回はタイ政府が世界中の人々に紹介したい食(FOOD)、祭り(FESTIVAL)、ファッション(FASHION)、映画(FILM)、戦い(FIGHT)の「5つのF」をテーマに掲げている。
会場マップ
全部で100以上もあるブースのうち、最も多くを占めるのは食。レストランだけでも27店舗あり、6店舗が並ぶフルーツ市場も用意されている。その次に29ブース設けられている物産&サービスが充実し、ファッションも存分に楽しめそうだ。
タイムテーブル
そして何よりの目玉となるのは、1日中アーティストや格闘家が彩る過去最大級のステージ。豪華な顔ぶれでのステージが実現した理由のひとつとして、民間企業との共催が大きく関わっているとのこと。これまで在東京タイ王国大使館が単独主催として開催してきたため、『タイフェスティバル』史上初の試みとなる。
ジーユークリエイティブ ユパレット・エトラパカルPresident&CEO
共催するジーユークリエイティブは、タイでアジア最大級のオールジャパンイベント『JAPAN EXPO THAILAND』を運営しているイベント制作会社。今回の出演者に『JAPAN EXPO』に深く関わるアーティストも多いそうだ。このラインナップをどのように決めたのか、ユパレット・エトラパカルPresident&CEOに尋ねると「日本が大好きで、日本に来たいと強く思っているアーティストを招待した」と言う。
(右)マイ・チャルンプラ、Aki Yamaguchi(司会、通訳)
確かに日本が大好きと公言しているアーティストが集結している。20日(土)には、30年以上のキャリアを持つタイのレジェンドアーティストのマイ・チャルンプラが登場。マイはプレスイベントで、初めての海外公演が日本だったことや、『JAPAN EXPO』にて日本で最もファンのいるタイ女性アーティストとして受賞したことを振り返り「こんなに自分の楽曲が日本で聴いてもらえているなんて驚きです。とても緊張していますが、皆さん一緒に踊ってください!」とコメントを残した。
(真ん中)ポンド・ナラーウィット
そのほか、ドラマ『SOTUS/ソータス』などで知られ、日本公式ファンクラブを抱える俳優のシントー・プラチャヤー、「日本語大好き! 勉強していて、ちょっとだけならわかります」と日本語を織り交ぜながら話してくれたポンド・ナラーウィットと、『Never Let Me Go』でポンドとの共演が記憶に新しいプーウィン・タンサックユーンなど、15組がパフォーマンスを行う。
ラ・オン・フォン
21日(日)には、今年の『タイフェスティバル』テーマ曲「バンザイ・チャイヨー」を担当するラ・オン・フォンが出演。タイでは楽しいことがあると、日本語でバンザイにあたる「チャイヨー」と言うことからタイトルがつけられたのだそう。楽曲にある<バンザイ、バンザイ、バンザイ>、<チャイヨー、チャイヨー、チャイヨー>というフレーズについて「簡単なので一緒に歌ってください」と煽る。プレスイベントで初披露されたが、ポップな曲調と覚えやすいリズムに関係者も拳を突き上げ大盛り上がりとなった。
STAMP
そしてSPICEでも過去に取材したタイのポップスターSTAMPが、昨年のオンラインライブに引き続き登場。日本語が堪能で、向井太一とのレコーディングなどで何度も日本に訪れている親日家だが、ライブは2019年の『SUMMER SONIC』以来となる。
ベル・ワリッサラー
同じく連投組としては、STAMPも審査員として参加していたオーディション番組発のガールズグループ4EVE、昨年の会期中に大使館発のダンスチャレンジが実施されていたベル・ワリッサラーなども名を連ねる。
トップタップ・ジラキット
またドラマ『2gether』で主人公の兄役を演じ、日本のファンが有志で開催した非営利イベントでも話題を呼んだトップタップ・ジラキットも出演する。「今回は大勢のアーティストが出演されます。僕は初めてこのステージに立って歌いますので、ぜひぜひ応援しにきてください。また、23日(火)にもファンミーティングをするので、よろしければ遊びに来てください」と誘った。
ナノン・コーラパット
さらに『The Gifted』など数々の作品で知られる、ナノン・コーラパットも2日目に登場。「アニメなど、日本のポップカルチャーと共に成長してきました」と言うナノンに、日本のファンの印象を訊くと「最近は日本でも出演ドラマを観てもらえるようになり、昨年は初めて日本でのファンミーティングを開催しました。その時に日本のファンの皆さんが、緊張しながらもじっと僕のことを見てくれているのが伝わってきてきました」との印象を抱き、感動をあらわにしていた。
ザグラスガールズ
アイドルグループが5組出演していることも注目ポイント。AKB48の姉妹グループのBNK48やCGM48、2021年に誕生したソラ!ソラ!、地下アイドルの立役者ザグラスガールズなど、日本スタイルのアイドルが集結する。
パース・ナクン
このステージの司会を務めるのは、タイ俳優ファンから通訳としても支持を受けるAki Yamaguchiと、ドラマ『My Engineer~華麗なる工学部~』などに出演し、大の漫画好きでもあるパース・ナクン。パースは2日間の来場者に向けて、全て日本語で「タイの文化に興味がある方、20日と21日の代々木公園での『タイフェスティバル』にぜひ来てください。僕も司会をやらせていただくので、来てくれたら嬉しいです! 待ってます。よろしくお願いします」とコメントを寄せてくれた。
シントン・ラーピセートパン駐日タイ王国大使
その他の見どころとして、シントン・ラーピセートパン駐日タイ王国大使は「タイ人だけのパフォーマンスだけではありません。タイの伝統的な音楽、舞踊などのプログラムもありますが、日本の大学生によって披露されます。日本とタイの交流も見どころです」と語る。
5月はタイマンス
タイの文化を体験できるイベントは東京だけに留まらず、各地で開催される。27日(土)〜28日(日)に福岡の天神中央公園貴賓館前にて『タイフェスティバル&VISIT THAILAND YEAR 2023』と、初開催となる富士市ふもとっぱらでの『FUJI THAICAMP2023』が、6月10日(土)~6月11日(日)に仙台の勾当台公園市民広場にて『第11回 タイフェスティバル in 仙台 2023』が、6月17日(土)〜18日(日)に名古屋のエディオン久屋広場にて『タイフェスティバル in 名古屋2023』が予定されている。オンラインでも楽しめる仕掛けがなされているとのことで、詳しくはHPをチェックして欲しい。
『第23回タイフェスティバル東京2023』は5月20日(土)、21日(日)に代々木公園にて開催。
取材・文・撮影=SPICE編集部(川井美波)

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