コムドットとの深い絆&豪華コラボが
実現 青ラブ、中町兄妹、加藤乃愛ら
も駆けつけたスカイピース主催イベン
トを完全レポート

スカイピース400万人記念 感謝感謝祭』

2023.1.31 東京ガーデンシアター

現在、オフィシャルのYouTubeチャンネルの登録者が480万人超えという驚異的な人気を誇っているスカイピース。メンバーはテオと☆イニ☆(じん)の男性2人組。YouTuberの枠を超え、ポップスからHIPHOP、ラップもこなすハイパー・アーティストとしても活躍中だ。
スカイピース
そんな彼らが1月31日に有明ガーデンシアターで「スカイピース400万人記念感謝感謝祭」を開催。タイトルが示す通り、400万人を超えたYouTubeチャンネルの登録者=ファンに感謝の気持ちを込めて開いたお祭りというわけだ。この日は彼らと親交のある人気YouTuberたちも大集結するとあって、7000キャパの会場は機材席も追加で販売されるほどの盛況ぶり。客席には10代~20代のZ世代が目立ち、開演前からピース型ペンライトがあちこちで光り、期待感の高まりが感じられた。また、メインステージ中央から伸びたランウェイが客席中央のセンターステージに続くゴージャスなセットも目を引く。
場内が暗転し、カラフルなペンライトが瞬く中、ライブは映像でスタートした。“もし今、隕石が落ちてくるとしたら……”“人生最後の瞬間がこのライブ……そう思えるほど楽しんでいってください”というメッセージが流れる。スカイピースが、それくらい楽しい1日にしようという熱い思いを込めているのが伝わってくる。
1曲目はポジティブな歌詞が印象的な「証明」。颯爽とステージに現れたテオと☆イニ☆に大歓声が起こる。ほどなく、ダンサーも登場して、キレのいいダンスで盛り上げていく。そう、ダンスと言えば、Z世代にとって“踊ってみた”動画は重要アイテム。彼らのダンスを見ていると、そういう部分もソツなく組み込んでいる。冒頭から楽しさ全開のステージだ。
スカイピース・テオくん
続いて「無計画の旅」のイントロが流れると、場内からは歓声が起こる。実はこの公演直前、マスクをしていれば声出しがOKと、コロナ対策が緩和されたばかりだったのだ。初のMCタイムでは客席から声援が飛び交い、☆イニ☆も「この感じ、めっちゃ久々!」と、ファンの声援をかみしめる。そして、「どうも、スカイピース! Yeah (イェイ)!」と、おなじみの挨拶。お祭りの導入部から完全にスカイピースのペースだ。そして、☆イニ☆が「今日はスカイピースだけじゃないんだよね」と振ると、テオも「自分達でフェスを開くのは初めて!」と興奮気味に返す。果たしてどんなにぎやかなお祭りになるのか……。
スカイピース・☆イニ☆
ここからいよいよゲストの登場だ。☆イニ☆が「最初のゲストはこの方達です!」と呼び込んだのは、かす、まあたそ。場内からは彼女達の姿に「かわいい~!」の声援が飛ぶ。ふたりとスカイピースが合体してできたチームが『青春☆しゅわしゅわクラブ(通称:青ラブ)』。披露した曲は「StaRt」。迷った時に背中を押してくれる応援ソングだ。続く「Boo」ともども、キュートな振り付けのダンスでポップなパフォーマンスを展開。ラストの曲は、やはりポジティブなメッセージを込めた「あお」。ここで4人はセンターステージに進み、全方位にパワーを送りながらの熱唱で締めくくった。
青春しゅわしゅわクラブ
さて、この後は誰が飛び出すのか…ふとステージにスカイピース以外の長身の影が現れる。この影の正体は、コムドット・やまとだ!場内からは悲鳴のような嬌声が起こる。この組み合わせで歌うのは「ヴァンパイヤ」。歌ってみた動画でも息のあったところを見せていた3人だけに、グイグイ場内をノセていく(実はこのライブのためにやまとはボイストレーニングを受けて臨んだとか。彼の気合は並々ならぬものだったようだ)。
コムドット・やまと
このあと、コムドットのメンバー全員が合流。人気のYouTuber大集合の図は何とも壮観だ。場内もヒートアップしてきたところでスカイドットとしての「TikTokメドレー2021」を投下。彼らの生歌唱に観客もヒートアップ!やはり目の前で繰り広げられる豪華コラボは迫力満点だ。さらにコムドット・ひゅうが愛が炸裂する「ひゅうが23歳バースデーソング♪」で、仲の良さを見せつける。
コムドット
スカイピースに負けず劣らずの個性派ぞろいのスカイドットは、やまと、ひゅうが、そして、ゆうた、ゆうま、あむぎり揃って軽快なトークで観客を楽しませる。ステージ上の楽しそうな彼らを見ていると、見ているこちら側もハッピーな気持ちになってくる。楽しい時間は瞬く間に過ぎ、続く「地元ノリを全国へ」でコムドットとの共演はラスト。この曲はスカイピースがコムドットの結成3周年をお祝いしてMVを制作した、思い入れのある楽曲だ。ステージ上からは、彼らの絆が感じられ、お互いをリスペクトしあう表情を直接見られるのはグッとくるものがある。パフォーマンスが終わると、スカイピース&コムドットで仲良く記念撮影。またメンバー同士の大事な思い出が加わったことだろう。
コムドット&スカイピース
さて、フェスもそろそろ後半戦に突入。ここから、参加ゲストが続々登場! 話題となった企画“YouTuber大運動会”の参加メンバー達(夜のひと笑い、中町兄妹、ジュキヤ、くれいじーまぐねっとなどなど)で「白組応援ソング」(ちなみに白組はスカイピースチーム。紅組はコムドットチーム)、フェスは佳境に。
中町兄妹
そして、続いては「テオくん誕生日ラップ2021」で(彼の誕生日ではないけれど)、テオを持ち上げていく。ステージには夜のひと笑いや、ガチヤマ、ばんばんざい、加藤乃愛など、仲間がどんどん増え、とても賑やかでハッピーな時間に。
くれいじーまぐねっと
ステージの雰囲気が変わり、赤と黒が半々のスーツを着たテオと☆イニ☆が登場。ダンサーとともに「Sexy Dance FLOOR」でまたキレのあるダンスパフォーマンスを見せる。女性ダンサーとのセクシーな絡みもあり、そのたびに「キャ~!」とざわめきの声が上がった。こうして本編はラスト曲まで到達。
スカイピース・テオくん
☆イニ☆は「次の曲で最後です、歌いません(笑)。ふたりで踊ります!」と前置きして、ヤバイTシャツ屋さんの代表曲「ハッピーウェディング前ソング」の替え歌、「ハッピーコンビ愛ソング」へ。TikTokにどハマりするダンスを披露する彼らは、ステージ上を駆けめぐり、ポジティブなパワーを場内に飛ばし続ける。アーティストでもあり、YouTuberでもあるスカイピースならではの演出でファンのみならず観客たちを楽しませてくれる姿は、完全なるエンターテイナーだ。
スカイピース
アンコールでは全員が白いスーツジャケットに身を包み、「明日があるさ」をそれぞれのエピソードをまじえた替え歌で熱唱(多忙のコムドットは等身大パネルでの参加)。オーラスの「オタパリパーティー」では、出演者とともにカラーボールを客席に投入。気づけばスカイピースのふたりはステージを降り、客席通路でファン熱狂させた。加えて、天井から大量のバルーンが降り注いだり、銀テープが舞う派手な演出もあり、観客は大興奮!そして、スカイピース主催のフェスは大団円で幕を閉じる。
スカイピース
いや、もう純粋に楽しい、面白い! もちろん、彼らの音楽への真摯な向き合い方や、エンタメ魂も間違いなく伝わる彼らだからこそ開催することのできるフェスであった。縦横無尽な活動を続けるスカイピース、今後も注目していきたい存在である。
取材・文=海江敦士
撮影=Litchi・kaneko

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