中村隼人&市川染五郎よりコメント到
着 歌舞伎座4月公演『新・陰陽師 滝
夜叉姫』で相棒役 

新開場十周年を迎える歌舞伎座にて、新開場十周年記念『鳳凰祭四月大歌舞伎』として、歌舞伎座の座紋の鳳凰丸と冠した公演が行われる。この度、昼の部『新・陰陽師 滝夜叉姫』に出演する中村隼人・市川染五郎から公演へ向けたコメントが届いた。
『鳳凰祭四月大歌舞伎』の昼の部で上演するのは、夢枕獏が描いた伝奇小説「陰陽師」を原作とする『新・陰陽師 滝夜叉姫』。10年前、歌舞伎座新開場の際にも上演された本作品。この度、市川猿之助の脚本・演出のもと次代を担う花形俳優が顔を揃え、新たな「陰陽師」を生み出す。
安倍晴明を勤める中村隼人   撮影:永石勝
源博雅を勤める市川染五郎   撮影:永石勝
物語の主人公・稀代の陰陽師である安倍晴明を演じるのは中村隼人。そして、その親友で笛の名手・源博雅を演じるのは市川染五郎。共に平成生まれで、歌舞伎はもちろん、映像作品や一般演劇など活躍の場を広げる二人が、相棒役で共演する。
中村隼人・市川染五郎 コメント
ーー10年ぶりの上演
隼人:10 年前に幸四郎さんを中心に、ほぼ同世代で上演なさった作品を上演するということで、まさか自分が見ていた作品を、時を越えて自分がさせていただけるとは思わず、びっくりしました。
染五郎:僕も「まさか」という感覚でした。10年前に拝見した時も、こんな歌舞伎もあるんだというインパクトがすごくて、今でもそれが強烈に残っているので、それを猿之助のおにいさんがどのように生まれ変わらせるのか気になるなと思いました。
(左から)市川染五郎、中村隼人   撮影:永石勝
ーー相棒役を勤めるお互いの印象
隼人:本当に、自分より一回り下とは思えない落ち着きだったりとか、歌舞伎の舞台で共演したり、舞台を拝見して、雰囲気をもった役者さんだなと思っているので、こういう機会に共演できることは本当に嬉しいです。二人で行動する場面が多いので、色々と相談して作っていけたらなと思っています。
染五郎:これまで共演の機会は少なかったのですが、舞台を拝見させていただいたりして、すごく明るさを持っていらっしゃるような気がしていて、そんなおにいさんがどんなふうに晴明を作られるのかがすごく楽しみです。親友という関係性ですので、お互い心を許して、二人の平和なシーンではリラックスした、落ち着いた空気感にできればいいなと思っています。
ーー公演への意気込み
隼人:この『新・陰陽師』という作品で、晴明という役は物語の核を担う役だと思っているので、一本筋の通った、そして風情のある安倍晴明にしていきたいと思います。
染五郎:晴明が少し人間離れした人物でもありますので、僕はそれと対照的に博雅のピュアなところ、人間らしいところ、かわいらしいところというのを大事に、新しい博雅を作りたいなと思っています。

歌舞伎座新開場十周年記念『鳳凰祭四月大歌舞伎』は歌舞伎座にて、2023年4月2日(日)~27日(木)に上演される。

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