古川雄大がアルセーヌ・ルパン役で帝
国劇場単独初主演 小池修一郎×ドー
ヴ・アチアによる新作ミュージカルが
誕生

2023年11月、帝国劇場(その後、名古屋、大阪、福岡、長野で上演)にて、ミュージカル・ピカレスク『LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』が上演されることが決定した。
日本ミュージカル界を代表する演出家小池修一郎と、フランスの人気作曲家ドーヴ・アチアによる新作ミュージカルが、この秋、誕生する。日仏巨匠がタッグを組んだ作品は『1789 -バスティーユの恋人たち-』が日本で上演されているが、日本で新作が製作されるのは今回が初となる。
本作は、フランスの小説家モーリス・ルブランによる「アルセーヌ・ルパン」シリーズをベースに書き下ろし、アルセーヌ・ルパンと令嬢クラリス、魅惑的な美女カリオストロ伯爵夫人、シャーロック・ホームズをはじめとした著名なキャラクター達が登場し様々な駆け引きを繰り広げる、エンターテインメント性の高い作品となる予定。
主演のアルセーヌ・ルパン役を務めるのは、帝国劇場単独初主演となる古川雄大。約4ヶ月に及ぶミュージカル『エリザベート』全国ツアーを1月に終えたばかりで、2019年公演に続いて死の帝王・トートを演じた。その美しい佇まいはもとより、一層造形を深めた新たなトート像が評判を呼び、高い評価を受けた。そして現在は、自身2度目となるミュージカルコンサートを開催中である。
古川雄大 コメント
古川雄大
■作品について
「ルパン」と聞くとアニメ「ルパン三世」をイメージされる方も多いと思います。ルパン三世はアルセーヌ・ルパンの孫という設定ですが、今回のお話をいただいて最初に僕がイメージしたのもそちらでした(笑)。
アルセーヌ・ルパンは、紳士であり変装の名人でありながら、いろいろな顔を持っていて様々なお宝を狙う大泥棒ですが、心優しい一面をもち、周りからは支持されるような人物です。そして恋多き人生で多くの女性を虜にし、誰もが魅了されてしまう。モノだけではなく、人のハートまで盗む魅力的な人物です。原作に忠実に、いろいろな方の力を借りながら僕にしかできないアルセーヌ・ルパンを目指して、役作りに取り組んでいきたいと思います。
これまでに小池修一郎先生とドーヴ・アチアさんがタッグを組まれた『1789』は僕の転機になっていて、この作品を経て一つ大きくなれた気がしています。アチアさんの楽曲はどれもキャッチーさの中におしゃれさがあって、そしてどこか自然と体が動いてしまうような惹きつけられるナンバーばかり。ただその分、歌う側としてはとても大変な印象でした。アチアさんの楽曲をしっかりと表現することができるか、挑戦です。そして、小池修一郎先生は、10年以上前からご一緒させていただいいている恩師です。小池先生の描く愛が多くの方に受け入れられ、その人の心にずっと刻まれ続けるそんな舞台を演出してくださる方です。敬愛する先生とのタッグをとても楽しみにしています。
■帝国劇場単独初主演について
こんなに贅沢な機会をいただけること、今まで支えてくださった方々、関わってくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。僕自身、単独で帝国劇場の主演をさせていただくことを目標にしていました。
そして小池先生とタッグを組んで、大ヒット作品の第一歩となる新作を演じることも、もうひとつの目標でした。この願いがってとても嬉しいです。小池先生のご指導の元、また新たに自分の見せ方を学び、進化した姿でエンターテインメント性に優れた作品になるよう努力して参ります。
(注:2019年、2021年に『モーツァルト!』で主役ヴォルフガング・モーツァルトを演じているが、山崎育三郎とWキャストのため、単独主演は今回が初となる)
■出身地・長野でツアー最終日を迎えることについて
新作ミュージカルの大千穐楽を迎えられるなんて、こんなに幸せなことがあるでしょうか。長野には様々な劇場がありますが、ホクト文化ホールの舞台には初めて立たせていただきます。僕が初めてホクト文化ホールを訪れたのは、中学生の時にライブを見に行ったこと。あの時僕が圧倒されたように、今度は僕があのステージの真ん中に立って、皆様を圧倒できるようなパフォーマンスを目指して、精進していきます。
応援していただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
小池修一郎 コメント
■「アルセーヌ・ルパン」を新作ミュージカルの題材に選んだ理由
『1789』のドーヴ・アチアに音楽を書いて貰うなら、フランス人にもイメージしやすい、共有が可能なテーマが良いと思ったこと。ミステリアスな冒険譚をミュージカル作品にして見たかったことです。
■主演に古川雄大を選んだ理由
ミステリアスだがエレガント、暴力的だが官能的でもある。
二律背反の十字架を背負っているところが彼の魅力ですから。
■見どころについて
(現時点での構想ですが) 活劇ですから、胸のすく立ち回りのアクションと、ドーヴ・アチア提供のフレンチ・ロックの音楽の相乗効果が醸し出す興奮と陶酔に尽きると思います。

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