L→R TAKA(Ba)、YUHKI(Key)、Masatoshi “SHO” Ono(Vo)、SYU(Gu)、LEA(Dr)

L→R TAKA(Ba)、YUHKI(Key)、Masatoshi “SHO” Ono(Vo)、SYU(Gu)、LEA(Dr)

【GALNERYUS インタビュー】
世界の暗闇に希望の光を射す、
強靭な心

結成20年を超え、ジャパニーズメタルシーンにおけるベテラン勢として圧倒的な存在感を示すGALNERYUS。1年9カ月振りとなるスペシャルアルバム『BETWEEN DREAD AND VALOR』は、このバンドの核心を突きながらも新機軸への意欲的な姿勢を露わにした快作だ。リーダーのSYU(Gu)とMasatoshi“SHO”Ono (Vo)が楽曲への想いを語ってくれた。

シンガロングする部分が多いのは
ライヴへの想いによるところ

2021年6月に発表した前作『UNION GIVES STRENGTH』は緊急事態宣言下のまさにコロナ禍真っ只中にリリースされた作品でしたが、今回のアルバムを制作していた昨年には状況も大きく変わってきたように思います。そうした変化は作品にどのような影響を及ぼしましたか?

SYU
前作ではテーマをコロナ禍で縛っていて、もうそれしか出てこないという状況だったので、結果的にそういうアルバムになりました。今回はそれに加えて海外で戦争が起こるなど、暗いニュースがたくさんありました。さらに自分たち自身がコロナ禍において活動を続けていく中、もっと動きたいという想いが日増しに強まっていって。そうしたフラストレーション、負の要素を消化した上で、曲で表現することによって自分たちの想いを吐き出したいと思ったんです。この2年ぐらいの間の各人の強い意思がそれぞれの曲に込められています。

全体の印象としては、GALNERYUSのど真ん中を突いてきたなと。流れの中で変な引っかかりや癖がなく、プレーンな印象とでも言うんでしょうか。それは全8曲で約41分というコンパクトさにもあるのかもしれません。

SYU
展開を分かりやすくして、凝縮した作品にという考えはありました。スペシャルアルバムという考え方で言うと、一枚をツルッと聴きやすい感じは持っておきたかった。
SHO
過去の曲の中にはあえてダークやダーティーな要素を押し出した曲もありましたが、そういう意味では今回はプレーンだと思います。変に陰鬱な感じはないですね。SYUくんの作るリフはキャッチーですごく耳に残るし、全体的により聴きやすいと思います。

さらに、ライヴで演奏した時の光景が浮かぶ場面が多いように感じました。

SYU
今回はコーラスパートでシンガロングする部分が特に多いのですが、それはライヴへの想いによるところがありますね。やっぱりみんなと一緒に歌ってこそという気持ちがあるんですよ。あと、僕はもともとQueenが大好きで、以前からコーラスパートを充実させたくて。コーラスの重厚な感じがやっぱり好きなんですよね。

本作はLEAさんの加入後 2 枚目となります。成長の跡が著しく感じられました。

SYU
着実に成長しているのを見て、さらにイケるんじゃないかと感じました。前回はトリガー音を強めにミックスしたんですけど、今回は出音がすごく良かったので生音をかなり強めに出しつつ、叩いている姿が目に浮かぶような感じにしたんです。もともと生音がすごくでかいので、それにプラスして鳴らしたほうがもっと良くなるみたいな話をずっとしてきて。彼は練習の鬼なんで、今回も相当練習してレコーディングに臨んでいるんです。次作ではよりひと層皮が向けた感じになるんじゃないかと期待しています。
L→R TAKA(Ba)、YUHKI(Key)、Masatoshi “SHO” Ono(Vo)、SYU(Gu)、LEA(Dr)
L→R TAKA(Ba)、YUHKI(Key)、Masatoshi “SHO” Ono(Vo)、SYU(Gu)、LEA(Dr)
L→R TAKA(Ba)、YUHKI(Key)、Masatoshi “SHO” Ono(Vo)、SYU(Gu)、LEA(Dr)
Masatoshi “SHO” Ono(Vo)
Masatoshi “SHO” Ono(Vo)
SYU(Gu)
SYU(Gu)
TAKA(Ba)
TAKA(Ba)
YUHKI(Key)
YUHKI(Key)
LEA(Dr)
LEA(Dr)
スペシャルアルバム『BETWEEN DREAD AND VALOR』

OKMusic編集部

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