片桐はいり、神戸市内の喫茶店で行う
岡田利規作・演出の演劇『あなたが彼
女にしてあげられることは何もない』
に出演 

2023年2月に、片桐はいりが神戸市内の喫茶店を舞台に上演する、演劇『あなたが彼女にしてあげられることは何もない』に出演することが発表された。そして本作で作・演出を務める岡田利規とともに片桐のコメントが届いた。
本作は森山未來をメインキュレーターに迎え、これまでの枠組みに捉われない、新しい形のパブリックアートを創出する試みとして、昨年9月にスタートした「KOBE Re:Public Art Project」の一環で上演され、神戸市内の喫茶店を舞台に都市と現代社会か孕む危うさを縮図のように提示する作品。片桐はいりが出演し、2022年に刊行された『ブロッコリー・レボリューション』が第35回三島由紀夫賞に選出された岡田利規が作・演出を務める。
なお本公演は、2月24日に神戸市の「喫茶しゅみ」での上演を皮切りに、3月5日までの全5回いずれも無料で観覧することができる。
【ストーリー】
営業中のカフェの一席で、天地創造や地球の歴史を巡る物語をひとり言のようにつぶやきつづける女を、窓越しに観劇する喫茶店演劇。都市の一部として気に留めていなかった情景や隣人、自分自身さえも明日には誰かを脅かす存在になり得るかもしれないという都市と現代社会か孕む危うさを縮図のように提示する作品です。

片桐はいり コメント
片桐はいり
震災の前後のころに、よく神戶でお芝居をしていました。山のほう、海のほう、いろんな街を歩きました。そこここで出くわすすてきな喫茶店で、よくお茶飲んで過ごしました。今回は劇場を出て、喫茶店のひとすみでお芝居します。おかしくて禍々しい、けったいなお芝居です。しかも観覧無料……けったいです。もし出くわしたら、足をとめてみてください。最後までたちあっていただけたら、なお幸せです。
岡田利規 コメント
岡田利規    (c)宇壽山貴久子
実際の喫茶店を会場にして行われる演劇作品を数年ぶりに、喫茶店文化の根付いた都市・神戶で再演します。人がひとりで喫茶店で過ごす時間の中に潜んでいるかもしれない切実な不穏さに、この上演を楽しむことを介して思いを至らせてもらえたら、そして現代の社会、現代という時代に生きることが孕むあれやこれやの前に立ち竦んでいただけたら、本望です。

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