二見颯一、「デッサン演歌」でファン
との特別な交流「普段交流する皆さん
の違う表情が見られてとても楽しかっ
たです」

二見颯一が、11月22日(火)に都内で、デビュー4年目で初となるファンクラブイベントを行った。同イベントでは、11月2日に発売した新曲「君恋列車」にちなんで都電荒川線の車両を貸し切り、自身の趣味と歌をコラボレーションさせた「デッサン演歌」でファンと触れ合った。
午前10:00過ぎ、都電荒川線・三ノ輪橋停留所のホームに二見が登場すると、待ち受けていたファンたちは大喜び。手を振りながら「(デッサンの)ご指導よろしくお願いしまーす!」と口々に呼び掛け、これから始まる交流イベントに胸を躍らせていた。

貸し切り車両がホームに到着し、数名ごとのグループに分かれて車両の前で記念撮影を行った後、全員で車両に乗り込み午前10:30に出発。

車内では、二見が「今日はお日柄も良く、『君恋列車』の発売イベントということで、皆さんに絵を描いてもらいつつ旅行気分で楽しんでいただければと思っています!」と挨拶し、「皆さんに自由に描いていただきたいので、私がテーマを設けてそれにちなんだものを描いてもらおうと思います。テーマは『君恋列車』にちなみまして『走る』。『走る』でイメージするものなら、車でもいいですし、タイヤでも、道でもいいです」と説明しながら、手に持ったスケッチブックに「車」「タイヤ」「道」をさらさらと描き上げると、ファンたちは「早いッ!」と目を丸めて感心しきり。

さらに、二見が「今日は片道の予定だったのですが、皆さんにゆっくり描いていただきたいと思って、お願いして往復にしてもらいました。ですので、(三ノ輪橋停留所に)戻って来るまでに描いてもらえればいいですよ」とうれしい報告をすると、ファンたちは「え? 往復? 戻ってくるの!?」と突然のサプライズに大喜び。

デッサンの時間がスタートし、思い思いに絵を描き始めるファンたち。二見はその様子を見守りながら、一人一人に声を掛けそれぞれの絵にアドバイスしていく。そんな中、「(二見の)顔ばっかり見ちゃって全然はかどらない~(笑)」と歓喜の声を上げて笑いを誘うファンも。また、的確なアドバイスをくれる二見に、あるファンは「先生の指導を受けたら、いろいろアイデアが浮かぶようになった!」と心から楽しんでいる様子だった。ほか、二見が寄り添い丁寧に指導されているファンに対し、隣の席に座るファンが「あなた、そんな個別指導は別料金よ! CD10枚ね!(笑)」とジョークを飛ばして笑い合うなど和気あいあいとした雰囲気で時が流れていった。

折り返しとなる王子駅前停留所に到着すると、二見は「皆さん、前半が終わりました。最後に1枚を提出していただくので、何枚か描かれた方はお気に入りの1枚を完成させるようにしてください」と案内し、「私も1枚完成させようと思っています」とにやり。

残り10分を切り、二見は「今日は秋のお絵かき大会にご参加いただきありがとうございます。皆さんの作品の中から後で『二見グランプリ』を選ばせていただきます。また、残り10分になりましたので、僕も『デッサン演歌』ということで、歌いながら描きたいと思います!」とコメントし、「描きます。聴いてください『君恋列車』!」と宣言。

「君恋列車」をアカペラで歌いながら描き始めた二見は、持ち前の“やまびこボイス”を存分に披露しながらデッサン。ファンたちは二見の美声にうっとりしながら、いつしか自身の描く手を手拍子に変え、じっくりと聴き入っていた。3番までたっぷり歌い、同曲の歌詞《胸のポケット 潜めた指輪 そっとさわれば 勇気をくれる》をテーマにした絵を描き上げた二見は、さらに「ふるさと暮色」
も熱唱し、長野県の風景を描写。出来上がった二見の絵のクオリティーに、ファンたちは感嘆の声を上げ、拍手で賞賛していた。

三ノ輪橋停留所に到着すると、二見は「今日は普段なかなか絵を描かないと思いますけど、参加していただいて本当にありがとうございました。私も皆さんとこんな長い時間、歌とは違ったことで一緒の時間を過ごせて本当に楽しかったです。次回は似顔絵! 僕が皆さんの顔を描きましょうか(笑)」と告白して、イベントを締めくくった。

下車したファンたちは、「本当に楽しかった!」「また企画してくださいね」と口々に喜びの声を上げ、後ろ髪を引かれながら三ノ輪橋停留所を後にしていた。

イベント後、二見は「率直に楽しかったです! 参加してくださった皆さんの表情を見たらすごく楽しんでくださっていて、電車に乗る前と降りた後の表情というのが全然違っていたので、改めてやってよかったなって思いました」と笑顔で感想を明かした。

また、「普段から絵を描く機会が減っていますし、(PCやスマホでの入力が増え)鉛筆を持つのが久しぶりだった方もいらっしゃったと思うんです。そんな中で、あえて手で描くっていうことをやってもらって、皆さん慣れない中、参加していただいて本当にありがたいなと思いました。皆さん個性的で、それぞれの魅力が絵に出ていましたし、普段からイベントに来てくださる方々ばかりだったので、その方たちの“らしさ”が出ていて、後で皆さんの完成品を見るのが楽しみです」とにっこり。

さらに、「今までのイベントは、ファンの方と歌手としての僕の交流でしたけれど、今回はコンサートなどではできない交流だったので、すごく新鮮でよかったなと思っております。これを機に、普段から『何か描いてみようかな』って思ってくださるきっかけになればうれしいですね」と初挑戦となった「デッサン演歌」に込めた思いを吐露。

今後については「今日の『デッサン演歌』でいろんなインスピレーションが出てきました! 次はちゃんとテーマを決めて描いてみたり、石膏像を置いてデッサンをしたり、お互いの似顔絵を描いてみるのもいいかもしれないですね。本格的にやってみたくなりました(笑)。こういう新しいかたちのイベントを通して、“二見颯一と言えば絵とかアート”というイメージが結びついてくると、今後僕が個展などを開いた時にもスムーズに足を運びやすいかなと思いましたし、参加型のイベントを今後もっともっとやっていきたいなと思いました」と構想を語った。

最後に、ファンに向け「今日はこちら側も『始まってどうなるかな?』っていうイベントだったんですけれども、皆さんが楽しんでいただいたおかげで、僕たちもそれに引っ張られてちょっとした旅行に行ったような気分で過ごせましたし、普段交流する皆さんの違う表情が見られてとても楽しかったです。ですので、またこういった『作品を見る』『歌を聴く』『ステージを見る』以外の僕との交流が増えてきたらいいなと思うので、ぜひ皆さんも僕との繋がりをもっと増やすという感覚で、気軽に参加していただければいいなと思います」とメッセージを贈った。

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