ももすももすの『きゅうりか、猫か。』

ももすももすの『きゅうりか、猫か。』

ももすももすの
『きゅうりか、猫か。』
- #12 山本文緒
/自転しながら公転する -

シンガーソングライターの“ももすももす”が、音楽・アート・映画・書籍など、毎月好きな芸術作品を紹介する連載コラム。

こんばんは。時間決めちゃってすみません。
ももすももすです。

最近は一進一退の日々で、
元気が出たり、出なかったり、
なんとか元気の自家発電が出来る様に、
頑張っているところです。
私の弱点は、過去のことを悔やんでしまったり、
自分の欠点に目が離せなくなってしまったり、
心の傷をいつまでも引きずってしまうことです。

そんな中で読んだ一冊が「自転しながら公転する」という本です。

山本文緒さんの小説はどれも好きなのですが、
この本が一番好きです。

あらすじは、32歳の都は体調の悪くなってしまった、
母親のために実家に帰ってきます。
そこで、アウトレットの洋服屋さんで働き始めたところ、
同じアウトレット内にある寿司屋さんで働く貫一と出会って、
付き合うことになりました。
しかし、しっかりしていない貫一とこのままずっと一緒にいていいのか、
悩みはじめます。
そんな中、両親共に体調を崩してしまったり、
職場では、セクハラやパワハラが起きて、
都はとても悩んでしまいます。

この小説の好きなところは一番最後の部分なので、
是非最後まで読んでほしいです。
私はこの本を読んで、対人関係の考え方や、
これからどう生きていくかへ対する考え方が、
変わりました。

今は見えなくても、
いつか見えた一筋の光は自分で手にするものだと思います。

そして心の奥底にある、
自己愛が尽きないのは当然かもしれないけれど、
人への愛情も尽きないし、
その感情は大切にしたいと思います。

そんな感覚で最近の私は生きています。

皆さんはどうでしょうか。

それではまたね。
ももすももす プロフィール

ももすももす:常々渦巻く思考を独自の詩的な表現で紡ぐシンガーソングライター。学生時代に組んだバンドでも作詞作曲を手掛け、2018年からソロ活動を開始。同年にデモ音源「うさぎの耳」を配信リリースし、19年2月にはシングル「木馬」でメジャーデビュー。20年3月には1stアルバム『彗星吟遊』を発表した。ももすももす オフィシャルHP

■ももすももすの『きゅうりか、猫か。』一覧ページ
https://bit.ly/3fHyept

OKMusic編集部

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