【NIGHTMARE インタビュー】
新しい要素を採り入れようと思って
ラテンのエッセンスを活かした
「スピン」は自分では
やったことがないような感じに
今作はトリプルA面を思わせるハイクオリティーな3曲が収録されていることも見逃せない。Type-AとType-Bに収録されている「スピン」はRUKAが作詞作曲を手がけたナンバーで、力強さと美しさを併せ持った良質なテクスチャーを味わえる。
「定かではないですが、「スピン」を書いたのは夏前くらいだったと思います。イントロの始まりなんかは自分ではやったことがないような感じにしました。この曲はキーボードが入って、いい方向にガラッと変わりましたね。始まりと終わりが対照的なところも好きです。歌詞に関しては“どんなことも始まりはすごく小さなきっかけ”というか、“気づかぬうちに動き出している”みたいな。そして、徐々に速度を増していく…といったところがテーマになっています」(RUKA)
曲調や痛みを描いていながらどこか耽美感が漂っている歌詞、緻密なアレンジなど、「スピン」はRUKAの美意識を堪能できる一曲と言える。同曲をレコーディングするにあたってメンバーそれぞれが大事にしたことも教えてもらった。
「ヴォーカルは弱く歌う部分、強く歌う部分の強弱が出るようにしました」(YOMI)
「“これぞバッキング”的なボトムを意識しました」(柩)
「この曲はギターとピアノが目立っているので、あえて守備的なベースに落とし込みました」(Ni~ya)
「RUKA曲のデモはギターパートがざっくり打ち込みで入っているので、それを踏襲しつつも自分なりにガラッと変えることが多いんです。「スピン」はいかに自分のエッセンスを出せるかということを意識しました。イントロパートとかAメロのステイ気味のカッティングは結構気に入っています。ギターソロは自分があまりやらないような切り口のソロにしたいと思いながら作りました。使用機材は自分の好みがある程度固まっているので、「With」と基本的には一緒ですが、少し硬質で粗い方向性で作っています」(咲人)
Type-Bの3曲目の「殺したいほど愛してる」は、そこはかとなく中近東が香る歌中とアッパーかつ妖艶なサビパートのマッチングが決まったロックチューンに仕上がっている。
「この曲を書いたのは「With」と同じ時期です。今回に限ったことではないですが、ある曲を作ったら、それと対照的な曲を作りたくなるので、そういうところから生まれました。リフをベースにして作ろうと思ったから、取りかかりはスムーズでしたね。ただ、サビはかなり悩んだと思います。それに、メロディーは二転三転しました。歌詞は“犯罪者心理とはどんなものか?”というところが気になって書いてみました」(咲人)
「「殺したいほど愛してる」はメロが不思議だと感じました。自分の中にはないというか。ハッとしましたね。ドラムに関してはセクションごとの抑揚を意識しました」(RUKA)
「この曲はライヴで歌っているような意識でレコーディングしました」(YOMI)
「攻め込むような疾走感を出せるように弾きました」(柩)
「サビはオクターブフレーズを弾いているじゃないですか。分かりにくいですが、そこはディレイをかけています。これがまたカッコ良いし、すげぇ楽なんです(笑)」(Ni~ya)
「ギターはリフのソリッド感や機械的な部分、感情をなくした人間をイメージしながら弾きました。Bメロのカッティングはフェイザーをかけていますけど、ギターのエフェクトではフェイザーが一番好きなので、“困ったらコレ!”という感じに使いがちかもしれない(笑)。でも、カッティングとの相性もいいから、効果的だったと思います。ギターソロはアドリブというほどでもないですが、7割は手癖です。ソロの一番のこだわりは最後のキュキュッキュッという部分ですね。ライヴでどこまで再現できるかは分かりませんが、気に入っています。この曲もギターはテレキャスターですが、PUセレクターのフェイズポジションというか、太い音が出るセッティングで弾いています」(咲人)
また、同作のリリースに伴って開催される全国ツアー『NIGHTMARE TOUR 2022 I'm With You』も楽しみだ。
「2022年最後のツアーなので、メンバーもファンのみんなもブチ上がるような歌を歌えるように頑張ろうと思います!」(YOMI)
「22年目でも、また新しいNIGHTMAREを魅せれたらと思います」(柩)
「前回のアルバム『NOX:LUX』(2022年3月発表)のツアーがマジで良かった! あのバンド感を保ちつつ新曲を加えて、間違いなくいいツアーにするから、安心してNIGHTMAREについてきなさい」(Ni~ya)
「心が温かくなるようなライヴにできたらいいなと思いますね。最近、人と人とのつながりを大事にしたいという気持ちが強いので、一番身近なファンとのつながりを密接にできるようなホーム感のあるライヴにできればと思っています。それに、最近の自分はパフォーマンスも大事ではありますが、“いかに音で心を揺さぶることができるか?”という部分を大事にしているんです。なので、そういうところも感じてもらえるようなライヴにしたいと思っています」(咲人)
「定かではないですが、「スピン」を書いたのは夏前くらいだったと思います。イントロの始まりなんかは自分ではやったことがないような感じにしました。この曲はキーボードが入って、いい方向にガラッと変わりましたね。始まりと終わりが対照的なところも好きです。歌詞に関しては“どんなことも始まりはすごく小さなきっかけ”というか、“気づかぬうちに動き出している”みたいな。そして、徐々に速度を増していく…といったところがテーマになっています」(RUKA)
曲調や痛みを描いていながらどこか耽美感が漂っている歌詞、緻密なアレンジなど、「スピン」はRUKAの美意識を堪能できる一曲と言える。同曲をレコーディングするにあたってメンバーそれぞれが大事にしたことも教えてもらった。
「ヴォーカルは弱く歌う部分、強く歌う部分の強弱が出るようにしました」(YOMI)
「“これぞバッキング”的なボトムを意識しました」(柩)
「この曲はギターとピアノが目立っているので、あえて守備的なベースに落とし込みました」(Ni~ya)
「RUKA曲のデモはギターパートがざっくり打ち込みで入っているので、それを踏襲しつつも自分なりにガラッと変えることが多いんです。「スピン」はいかに自分のエッセンスを出せるかということを意識しました。イントロパートとかAメロのステイ気味のカッティングは結構気に入っています。ギターソロは自分があまりやらないような切り口のソロにしたいと思いながら作りました。使用機材は自分の好みがある程度固まっているので、「With」と基本的には一緒ですが、少し硬質で粗い方向性で作っています」(咲人)
Type-Bの3曲目の「殺したいほど愛してる」は、そこはかとなく中近東が香る歌中とアッパーかつ妖艶なサビパートのマッチングが決まったロックチューンに仕上がっている。
「この曲を書いたのは「With」と同じ時期です。今回に限ったことではないですが、ある曲を作ったら、それと対照的な曲を作りたくなるので、そういうところから生まれました。リフをベースにして作ろうと思ったから、取りかかりはスムーズでしたね。ただ、サビはかなり悩んだと思います。それに、メロディーは二転三転しました。歌詞は“犯罪者心理とはどんなものか?”というところが気になって書いてみました」(咲人)
「「殺したいほど愛してる」はメロが不思議だと感じました。自分の中にはないというか。ハッとしましたね。ドラムに関してはセクションごとの抑揚を意識しました」(RUKA)
「この曲はライヴで歌っているような意識でレコーディングしました」(YOMI)
「攻め込むような疾走感を出せるように弾きました」(柩)
「サビはオクターブフレーズを弾いているじゃないですか。分かりにくいですが、そこはディレイをかけています。これがまたカッコ良いし、すげぇ楽なんです(笑)」(Ni~ya)
「ギターはリフのソリッド感や機械的な部分、感情をなくした人間をイメージしながら弾きました。Bメロのカッティングはフェイザーをかけていますけど、ギターのエフェクトではフェイザーが一番好きなので、“困ったらコレ!”という感じに使いがちかもしれない(笑)。でも、カッティングとの相性もいいから、効果的だったと思います。ギターソロはアドリブというほどでもないですが、7割は手癖です。ソロの一番のこだわりは最後のキュキュッキュッという部分ですね。ライヴでどこまで再現できるかは分かりませんが、気に入っています。この曲もギターはテレキャスターですが、PUセレクターのフェイズポジションというか、太い音が出るセッティングで弾いています」(咲人)
また、同作のリリースに伴って開催される全国ツアー『NIGHTMARE TOUR 2022 I'm With You』も楽しみだ。
「2022年最後のツアーなので、メンバーもファンのみんなもブチ上がるような歌を歌えるように頑張ろうと思います!」(YOMI)
「22年目でも、また新しいNIGHTMAREを魅せれたらと思います」(柩)
「前回のアルバム『NOX:LUX』(2022年3月発表)のツアーがマジで良かった! あのバンド感を保ちつつ新曲を加えて、間違いなくいいツアーにするから、安心してNIGHTMAREについてきなさい」(Ni~ya)
「心が温かくなるようなライヴにできたらいいなと思いますね。最近、人と人とのつながりを大事にしたいという気持ちが強いので、一番身近なファンとのつながりを密接にできるようなホーム感のあるライヴにできればと思っています。それに、最近の自分はパフォーマンスも大事ではありますが、“いかに音で心を揺さぶることができるか?”という部分を大事にしているんです。なので、そういうところも感じてもらえるようなライヴにしたいと思っています」(咲人)
文:村上孝之
「With」MV
関連ニュース