荒井英治と須田祥子が奏でるモーツァ
ルトの「協奏交響曲」~ 日本センチ
ュリー響、モルゴーアQ、SDA48につい
て大いに語る

日本センチュリー交響楽団が現在行っている壮大な「ハイドンマラソン」(ハイドンの交響曲104曲の全曲演奏と、CD発売を目指すプロジェクト)の第29回目で、ハイドンの交響曲の合間に、モーツァルトの名曲「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲」を取り上げる。
ソロを担当するのは、首席客演コンサートマスター 荒井英治と、首席客演ヴィオラ奏者 須田祥子の二人。長らく東京フィルハーモニー交響楽団のフロントマンとして活動して来た荒井と須田が(須田は現在も在籍)、センチュリーの主催公演にソリストとして揃って立つ貴重な公演となる。
荒井にとってもう一方の活動の柱となるモルゴーア・クァルテットと、須田が精力を注ぐSDA48の活動と合わせて、あんなコトやこんなコトを二人に聞いてみた。
須田祥子と荒井英治にあんなコトやこんなコトを聞いてみた   (c)H.isojima

―― 荒井英治さんと須田祥子さんが日本センチュリー交響楽団(以下、センチュリー)で、モーツァルトの「協奏交響曲」を演奏するというのは、ちょっとしたニュースだと思います。
須田祥子:確かにそうかもしれませんね。東京フィルではまず考えられませんから。東京フィルは、首席奏者がソロを弾くような事はあまり例がありません。
荒井英治:須田さんと室内楽をやる機会は比較的多いと思います。このモーツァルトのシンフォニア・コンチェルタンテも何度か弾いていますが、正規のオーケストラをバックに演奏したことはありません。
須田:これまで3回やっていると思います。日本橋三井タワーのアトリウムコンサートと飛騨高山ヴィルトーゾオーケストラと、あと1回、どこだったかなー、確かに3回やっているはずです。
荒井:じゃあ、今回が4回目? 結構やってるね。
「須田さんとやるモーツァルトのシンフォニア・コンチェルタンテは、今回が4度目なんですね」   (c)H.isojima
―― 荒井さん、首席客演コンサートマスターを務めておられるセンチュリーの印象をお聞かせください。
荒井:温かくてフレンドリー、そして個性的な人が多いですね。取り繕ったところが無く、一緒にいて心地良い人ばかりです。演奏技術に関しては申し分なく、互いの音楽性を尊重し、とてもチームワークの良いオーケストラです。ゲストコンサートマスターの就任当初から、仲間として迎えて頂き、気持ち良く音楽をさせてもらっています。

指揮者を挟んで向かい合って演奏する二人 第236回定期演奏会(指揮:J.コヴァーチュ 2019.6.13 ザ・シンフォニーホール)   s.yamamoto

―― 須田さんはいかがでしょうか。
須田:私がセンチュリーの首席客演ヴィオラ奏者になった時、ファンの皆様が驚かれたのですが、実は20年以上前には、よく呼んで頂いて、センチュリーの定期演奏会には乗っていました。まだ大阪センチュリー時代です。その頃から比べると、だいぶメンバーが変わりました。機動力があって、技術的に優れたオーケストラです。小さい編成の曲が、このクオリティで出来るオーケストラって、ちょっと無いんじゃないですか。全員が自分の仕事をやろうと構えているのもプロ意識を感じます。素敵なオーケストラだと思います。
晴れやかなカーテンコール 第236回定期演奏会(指揮:J.コヴァーチュ 2019.6.13 ザ・シンフォニーホール)  s.yamamoto
―― そんなお二人がソリストとして演奏されるモーツァルトの「協奏交響曲」の魅力を教えてください。
荒井:素晴らしい曲です。須田さん以外とも何度か演奏していますが、実は変ホ長調はヴァイオリンにとって弾きにくく、楽器を鳴らしにくい調性です。分散和音が多く、良いフィンガリングが見つからず、四苦八苦しながら弾いても、最終的に美味しいところはヴィオラに持って行かれる(笑)。そんな印象を持っています。
須田:たまにはイイじゃないですか。ヴァイオリンはいつも美味しい目にあっているのですから(笑)。この曲は室内楽的要素も交響曲的要素も秘めた奇跡の曲です。ヴィオラの為に! この曲を書いてくれたモーツァルトに感謝します。まさに、ベストオブモーツァルトだと思います。名曲はいっぱいありますが、美しく華やかでありながら、哀愁が漂う曲。すべてのバランスが絶妙で、モーツァルトの凄さはこの1曲で分かります。
「協奏交響曲 はベストオブモーツァルトだと思います」  
荒井:ヴィオラの音色がとても美しく響く曲です。第2楽章などは、ついうっとりするほど。モーツァルトは自分でヴィオラを弾くので、ヴィオラが最高に映える曲を書いたのだと思います。この曲、ヴィオラは調弦を上げて弾く特殊調弦奏法があるけれど、須田さんはそうしているの?
須田:スコルダトゥーラですね。私はやりません。テンションを上げるので楽器の音が硬くなるように感じるのです。音が薄くなるというか、ヴィオラ本来のテイストが無くなるように感じます。食わず嫌いと思われるのは嫌なので、さらってみたのですが、少し違うと感じました。モーツァルトの時代の楽器は今の楽器のように鳴らなかったので、このような方法が生まれたのではないでしょうか。私は、ヴィオラらしい音を何よりも優先するので、私はいいかな(笑)。
「ヴィオラに美味しい所を持って行かれるから(笑)」「たまにはイイじゃないですか(笑)」  (c)H.isojima
―― 今回のモーツァルト「協奏交響曲」、荒井さんのソロをセンチュリーのファンに聴いて貰う、貴重な機会ですね。
荒井:この前ソロを弾いたのは2019年の「豊中名曲シリーズVol.11」でした。大学時代の同級生、鈴木秀美君の指揮で、シューマンのコンチェルトを弾かせて頂いて以来となります。今回は手の内が分かり合っている須田さんと一緒に演奏します。ヴァイオリンの魅力もしっかりと伝わるように頑張って弾きますよ。
シューマンの協奏曲を弾く荒井英治 豊中名曲シリーズVol. 11 (2019.9.21豊中市立文化芸術センター)   s.yamamoto

指揮者は桐朋学園大学同期の鈴木秀美  豊中名曲シリーズVol. 11 (2019.9.21豊中市立文化芸術センター)   s.yamamoto
―― 須田さんはこれまでに色々な人と「協奏交響曲」を演奏して来られたと思います。

須田:そうですね。今年3月には、藤原浜雄さんとご一緒しましたが、超絶技巧の曲になりました。藤原さん、そろそろ75歳という事ですが、まだまだ現役バリバリです(笑)。古くは、指揮者希望の学生が、奏者を寄せ集めて作ったオーケストラで、長原幸太君と弾きました。色々な方とご一緒させて頂きましたが、アンサンブルを楽しんで弾くには、断然荒井さんです。弾いていて「おっ、そう来たか。じゃあ、これでどうだ!」みたいなやり取りが楽し過ぎます(笑)。
―― 荒井さんも須田さんも、オーケストラを離れて、色々な活動をされています。荒井さんと云えば、モルゴーア・クァルテットです。1992年にショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全15曲を演奏するために設立されたそうですが、今ではもう一方のプログラムの柱、プログレッシブ・ロックで有名ですね。
荒井:もう30年も活動をしています。ショスタコーヴィチの全曲演奏は4度になります。2ndヴァイオリンがメンバーチェンジしましたが、他の3人は創立メンバーです。ロックをやるようになったのは、レコード会社の方針からです。ショスタコーヴィチの全曲を録音していたのですが、販売業績が思うようにいかず、一度毛色の違うアルバムを作ろう、ロックアルバムはどうだろう。という事で1998年にアルバム「ディストラクション」が誕生しました。アルバムと連動する形で正規の活動としてロック演奏が始まりました。
モルゴーア・クァルテット(戸澤哲夫2ndVn、小野富士Va、藤森亮一Vc、荒井英治1stVn 左より) 
―― 荒井さんがプログレを聴くきっかけは何だったのですか。
荒井:クラシック音楽は両親が聴いていたので、何の違和感もなく聴いて育ちました。ある時、ショスタコーヴィチの交響曲第5番を聴いてショックを受けたことが、現代音楽を聴くきっかけとなりました。それまで聴いてきたクラシック音楽が保守的、封建的に思えて、現代音楽にのめり込み、現代音楽を学ぶために留学を考えたほど。プログレを聴くようになったのは、使用している技法などが現代音楽に通じるものがあった事と、ロックが体制批判の音楽だった事。実際にはその後、クラシック音楽の奥深さに感動して、クラシックの世界で勉強してオーケストラに入りましたが、ロックに対する愛情は別物で、ずっと生き続けていました。モルゴーアで演奏するたびに、自分の中にあるロック魂を確認しています(笑)。
―― 今では、ロックファンをクラシックの世界に呼び込むような、ロックとクラシックのパイプ役を果たされています。
荒井:昨年、キング・クリムゾンが来日公演をした日、横須賀でモルゴーアの本番がありました。残念ながら行けなかったのですが、昼間モルゴーアを聴いて、夜国際フォーラムでクリムゾンを聴くというお客様がいらっしゃいました(笑)。いやいや、本物と聴き比べられてもとは思いましたが、嬉しいハナシです。
結成から30年を迎えるモルゴーア・クァルテット
―― それは強者ですね。
荒井:狙ってそういうファンを増やせるものではありませんが、ロックファンが弦楽四重奏でELPやクリムゾン、ピンクフロイドあたりを弾く事を面白いと思って貰って、ショスタコーヴィチやバルトークあたりを入り口に、クラシックの世界に入って来て下さると、嬉しいですね。
須田:モルゴーアくらいのクオリティで、ロックできる室内楽の団体は他には無いと思います。実はSDA48も随分影響を受けています。とにかく格好いいので、ヴィオラアンサンブルでロックを弾く機会が多いのですが、荒井さんからスコアをお借りして、モルゴーアがやった曲をヴィオラ四重奏で演奏しています。
―― 須田さんが「SDA48」を結成されてから何年経ちますか? 結成前と変わったことはありますか。
須田:早いもので10年になります。この10年、ヴィオラアンサンブルをやる人は増えたんじゃないですか。名古屋フィルでもやられていますし、センチュリーも昨年2月にやって、それを見た京都市交響楽団のヴィオラ奏者の人たちが、一緒にやりたいという事で、今年9月に「ヴィオラ革命」というコンサートを4対4でやりました。今まで多くを語らなかった寡黙なヴィオラ奏者の皆さんが、脱マイナー宣言を掲げて、次々と立ち上がっているように思います(笑)。

「この10年、ヴィオラアンサンブルをやる人は増えたんじゃないですか」   s.yamamoto
―― センチュリーVS京響で「ヴィオラ革命」ですか。どんな曲を演奏されるのですか。

須田:幅広いですよ。正統派のクラシックから演歌、現代音楽まで。ロックも勿論、キング・クリムゾンの「レッド」を演奏しましたし、「剣の舞」なんかも、完全にロックでした。京響首席の小峰航一さんも、凄く楽しそうに弾いていたのが嬉しかったです。
荒井:メタリカの「マスター・オブ・パペッツ」をやるとか言ってなかった?
須田:当初、そんな話も有ったのですが、来年1月のセンチュリーのヴィオラアンサンブルまで温存することになりました。本気で「マスター!」って叫びたいので、ちょっとまだ時期的に早いかなぁと云うハナシに…。
―― 「メタル・マスター」ですか。メタリカの最高傑作をヴィオラで。聴いてみたいですね。現在、SDA48はどんな活動をされていますか。
須田:ご多分に漏れず、コロナの影響があって、1作目のCDの発売記念コンサートが出来なくなりました。現在SDA48のニューアルバム制作のためのクラウドファンディングの真っ最中です。今月30日が締め切りなのですが、現在80%くらいです。オール・オア・ナッシング方式で、達成しなければ受け取り額はゼロですので、もうひと頑張りです。先日、レコーディングを終えましたが、とても充実した内容で、素晴らしいアルバムになると思います。
SDA48のニューアルバム制作現場  写真提供:SDA48

SDA48ニューアルバム制作の地、飛騨高山にちなんで、SDA48とさるぼぼ  写真提供:SDA48
―― 今さらですが、SDA48の48は、人数ですか?

須田:今回レコーディングに参加したメンバーは12人ですが、12人のヴィオラの弦の数が48本だという事です(笑)。過去の出演者を足すと、30人以上になります。もう少しで48人!

「クラウドファンディングをよろしくお願い致します!」   写真提供:SDA48
―― なるほど。ヴィオラは、ヴァイオリンからの転向組が多いと聞きますが、須田さんもやはり最初はヴァイオリンを弾かれていたのでしょうか。

須田:そうです、桐朋学園大学の2年の後期にヴィオラに転向しました。副科でヴィオラを履修していたのですが、レッスンを受けに行ったら後の師匠、岡田伸夫先生から「君は絶対にヴィオラの方がいい!」と熱くお誘いを受けたことをきっかけに、ヴィオラに目覚めました。性格的な部分も勿論ありますが、声の低さも有ったとおもいます。やはり自分の声に馴染む楽器を選ぶものではないでしょうか。ヴィオラ奏者で声の高い人はいません。
―― ヴィオラの魅力を教えてください。
須田:人の為に役立つことを、人知れずやっている所、ですかね。これ見よがしに見せ付けるのではなく、気が付けば、人々が幸せになっている(笑)。そんなさり気無いところが私は大好きです。
荒井:ヴィオラって自分がいちばん常識あると思っている人が多いように思います(笑)。あと、オタクな人が多くないですか。
須田:どこの楽団にも色々な人がいますよ。オーケストラは社会の縮図ですから(笑)。この機会にオーケストラの中におけるヴィオラの果たす役割を、広く知って頂きたいですね。クラシック音楽と云うと、眉間に皺を寄せて演奏しているイメージがあると思うのです。実はクラシック音楽ってとても楽しくって、格好いい音楽だってことを知ってもらいたいと思い、SDA48を作りました。SDA48に触れてもらうと、ヴィオラとクラシック音楽の魅力にハマるはずです。
「人の為に役立つことを人知れずやっている所が、私は好きです」   (c)H.isojima

―― おすすめのコンサートなど、ありますか?

須田:SDA48で来年6月末に博多で、7月にはできれば東京でコンサートをしようと計画中です。それと、来年1月に豊中市立文化芸術センター小ホールで、センチュリーのヴィオラメンバーで行う「ジャパン・センチュリー・ヴィオラ4」がオススメです。ジャンルを問わず、格好いい編曲でヴィオラの魅力をお届けいたします。あと、1月8日に名古屋でリサイタルを行います。前半は全て無伴奏の曲を演奏します。バッハの無伴奏チェロ組曲から、それを題材にしたブルースやタンゴやロックに変異している曲に、イザイのバラードも。かなり挑戦的なプログラムになっています。後半は松本望さん(11月の荒井さんのリサイタルでピアノを弾く方)とソナタを1曲。久しぶりのリサイタルです。
センチュリー室内楽シリーズvol.7 ヴィオラアンサンブル(2021.2.5 豊中市立文化芸術センター)  

―― 荒井さんも、おススメのコンサートをご紹介ください。

荒井:モルゴーア・クァルテットの定期演奏会は、1月と6月で決まっています。後は依頼公演ですが、つい先日、秋田県の大曲市民会館での公演が終わったばかりです。
―― 依頼公演でモルゴーアは、どんなプログラムを演奏されるのですか。
荒井:大曲では、前半にベートーヴェンの第4番とショスタコーヴィチの第8番を弾いて、後半は、挟間美帆「キメラ」、イエス「同志」、キング・クリムゾン「スターレス」と、こんな感じです。殆どが前半クラシック、後半がロック系というパターンで、曲目もある程度指定で来ることもあります(笑)。
「スコアをお借りして、モルゴーアがやったロックナンバーをヴィオラ四重奏で演奏したこともあります」   (c)H.isojima
―― 格好いいプログラムですね。モルゴーア以外でも、おススメのコンサートをご紹介ください。
荒井:11月に名古屋と東京で、ピアノの松本望さんとデュオ・リサイタルを行います。バルトーク、ブロッホ、ピアソラ、ショスタコーヴィチといった20世紀の作曲家の名作選です。残念ながら大阪ではありませんが、良かったらいらして下さい。

「11月に名古屋と東京で、ピアノの松本望さんとデュオ・リサイタルを行います」   s.yamamoto
―― センチュリーの事務局に問い合わせたところ、次回、荒井さんがコンマス、須田さんが首席ヴィオラで乗られるセンチュリーの演奏会は、角田鋼亮さんの指揮で、10月29日の豊中名曲シリーズ「夜、でしゃばる悲哀」だそうです。周防亮介さんのヴァイオリンでグラズノフのコンチェルトやドビュッシーの交響詩「海」他です。

荒井:グラズノフのヴァイオリンコンチェルト、なかなか珍しいですよね。
須田:ドビュッシーの「海」は、センチュリーに合うと思います。良い演奏になると思います。ぜひお越しください。
いちばん最近二人が揃った演奏会「第268回定期演奏会 」(2022.10.14 ザ・シンフォニーホール)  写真提供:日本センチュリー交響楽団
―― 最後に話題がセンチュリーに戻って来ましたね。センチュリーの印象は先ほどお聞きしましたが、こうしたらもっと良くなるのにといった、ご意見をお願いできますでしょうか。
荒井:機動力が有ってアンサンブル能力の高いオーケストラですが、大掛かりな曲に目移りすること無く、今はしっかり古典派の音楽をやって行って欲しいです。また、オーケストラは人の入れ替えが生命線だと思います。コロナで止まっていたオーディションが、どのオーケストラでも一斉に動き出しました。上手くオーディションによって、オーケストラの新陳代謝が計れれば良いのですが。
須田:私も今は、古典派の曲をしっかり取り上げるべきだと思います。室内楽的要素の高い曲を積極的に取り入れる事で、更にセンチュリーの良さが増していくと思います。

「室内楽的要素の高い曲を取り上げる事が、センチュリーの魅力を高めると思います」  
―― 荒井さん、須田さんありがとうございます。最後にメッセージをお願いします。

荒井:昔から仲の良い須田さんと一緒に弾くモーツァルトのシンフォニア・コンチェルタンテにご期待ください。彼女とは同じオーケストラにいましたが、音楽の指向性は違うと思います。ただこういう曲は、違う方が面白いと思いますし、二人の駆け引きを楽しんで頂ければと思います。二人共が大好きなセンチュリーの温かい雰囲気の中で、ソロが奏でられるのはこの上ない喜びです。ぜひお越しください。
須田:荒井さんと長年培って来た関係性を、皆さまにお披露目出来るまたとない機会です。荒井さんはヴァイオリンの魅力を伝えようと、確実に仕掛けて来られるはず(笑)。コンチェルタンテでは、いくら荒井さんでも譲る訳には行きません。「ヴィオラ、良かったね!」と皆さんに言って頂けるように、誠心誠意弾かせて頂きます。ぜひお越しください。
モーツァルトの「協奏交響曲」にご期待ください。   (c)H.isojima
―― 荒井さん、須田さん、長時間ありがとうございました。今後のご活躍を祈っています。
取材・文=磯島浩彰

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