ガレキの太鼓『「没入すると怖いよね
、恋愛」の略で没愛』舘そらみ×異儀
田夏葉×ホリユウキ インタビュー 
がっつり恋愛の演劇って実は珍しくな
いですか?

2022年10月5日(水)より下北沢OFF・OFFシアターにて、ガレキの太鼓新作公演『「没入すると怖いよね、恋愛」の略で没愛』が開幕する。昨年オープン屋号として新始動したガレキの太鼓。その待望の新作は、タイトル通り「恋愛」をテーマに据えながらもその甘い響きだけにとどまらない。価値観の交錯を「怖い」までに切り取った、まさに“没入型” の恋愛ホラースペクタクル演劇なのである。
物語の舞台となるのは、東京そして田舎。東京在住の美実花の前に突如訪れた夢のような男性・孝人。最高温度の恋はそのまま最高速度のスピード婚へと一直線。しかし、結婚の挨拶に訪れた田舎で事態は急転直下、美実花は価値観とアイデンティティを揺るがす洗礼を浴びる。果たしてその大転換の行方は幸か不幸か。恋愛と結婚、都会と田舎。形や居場所、そして価値観の違いに影響を受ける人間模様を痛快に描く。
作・演出は、『来世ではちゃんとします』、『ユーチューバーに娘はやらん!』、ロマンポルノ50周年記念プロジェクト『手』 など、演劇にとどまらず話題の映像作品の脚本家としても活躍を見せる舘そらみが手がける。 出演者には、異儀田夏葉(KAKUTA)、富川一人(はえぎわ)、稲葉佳那子、小角まや(アマヤドリ)、ホリユウキ、奥田努(Jr.5ジュニアファイブ)、日高ボブ美と劇団公演のみならず数々の舞台で異才を放つ個性豊かな俳優陣が名を連ねる。
稽古前から賑やかな声が溢れる稽古場で、物語の着想、稽古での試み、そして上演への意気込みについて舘そらみ、異儀田夏葉、ホリユウキの3名に話を聞いた。
※本インタビューの取材後、ガレキの太鼓は本作の演出変更を発表。体調不良により稽古の続行が困難となった舘に代わって本作の演出を手がけるのは、俳優であり、脚本家・演出家の伊藤毅(青年団リンクやしゃご)。その上演を心待ちにすると同時に、舘そらみとキャストが目指した創作の一幕を本人の言葉とともにここに残したい。
■恋愛と結婚、都会と田舎。その価値観の狭間で
――異儀田さん演じる都会に暮らす美実花と富川一人さん演じる田舎に暮らす孝人。その恋愛と結婚を主軸に物語が展開していきますが、舘さんがこういった恋愛劇を書こう思ったきっかけはどんなものだったのでしょうか?
舘 演劇で恋愛の話をやってみたいという気持ちは前々からあったんです。ここ数年で恋愛ドラマの脚本を書くことも増え、全ての人に当てはまるわけではないにしても、恋愛には何かしら人の心を震わせるポイントがあるんだ、という再発見もありました。ただ、演劇においては、恋愛が要素として含まれることはあっても中心に描いた作品って案外少ないんですよね。私自身もやったことがなかったので、目の前で生身の人間がめちゃくちゃ恋愛をしていたら、観客はどう感じるだろうって思って……。「恥ずかしい」なのか「いいなあ」なのか。もしかしたら「こわい」なのか。そういう反応がふと気になったんです。
ホリ たしかに、『ロミオとジュリエット』とか歴史ある恋愛悲劇はいくつか思い浮かぶけど、今の劇作家の新作恋愛劇ってパッと思いつかないですね。
異儀田 それってなんでなんでしょう? やっぱり世の中の恋愛離れとか関係あるのかな?
舘 演劇ではどこか社会性を追求しちゃうというか、テーマ性のある主題を扱わなきゃという気持ちがある気がする。ドラマだと「寝る前にでも気軽に楽しんでもらえたら」って気持ちでできるんだけど、劇場に足を運んでもらう演劇だと、分厚い人間ドラマや社会へのメッセージ性に富んだ作品にしなきゃ、ってつい思っちゃうんだよね。一概には言えないけど、恋愛劇は社会派演劇に比べて薄っぺらく感じて避けちゃう傾向があるのかもしれません。
ガレキの太鼓で作・演出を手がける舘そらみ。近年は話題のドラマや映画でその名を見かけることも多い。普遍的な出来事から人間のあらゆる側面を掬い取る言葉選びや演出は、観る者の「気づき」を更新する。
――たしかに「恋愛ドラマ」という言葉はあっても、「恋愛演劇」って言葉はあんまり聞かないです。でも、今作の台本を拝読していると、「恋愛」を通して社会や人間関係の軋轢や歪みが詳らかになっていて、「恋愛ってともすれば社会の縮図かも?」とも感じました。都会と田舎というシチュエーションもその一つだと思うのですが、この設定にしたのには、何か経緯があったのでしょうか?
舘 私自身は都会で育ってきた人間なんですけど、ここ数年で仕事をきっかけに地方に行くことが増えて、いろんな田舎を訪れたんです。人が温かくて、知らない人も優しく話しかけてくれる。そんな田舎での生活を最初こそ「パラダイス!」って感じていたのですが、一箇所である程度の時間を過ごすと、少しずつ受け入れ難いものが出てきてしまって……。「いいなあ」と思っていたことが「きついかも」に変わっていくような感覚。初めてそんな経験をして、これまでの自分が知らなかった世界を深掘りしてみたいと感じたんです。たしかに、そういう意味でも社会の一面ではあるのかも。
――主人公・美実花を演じる異儀田さんと、その恋愛にあらゆる方向から影響を与える周囲の人物たちを演じるホリさん。最初に台本を読んだ時はどんなことを感じましたか?
異儀田 育った環境の違う者同士が結婚する時って少なからず価値観の衝突や対立があるとは思うんです。義母が厳しいとか、家族間の折り合いが悪いとか、想定できる問題っていくつかあって……。でも、ここに描かれている「暮らしている世界の違い」は、もう一歩人間関係が入り組んでいくような感じ。都会で暮らしている人が田舎の通説に戸惑うこともあれば、田舎で暮らす人が都会に対してある種の排他的なイメージを持つこともあって。アレルギーやコンプレックス、いろんなものが渦巻いていると感じました。
舘 そうそう。同時に、田舎で暮らす人にとっては排他するつもりはなく、接したことのないタイプの人間に対する純粋な戸惑いや驚きだったりもして……。そこがまた奥が深い。コンプレックスもあれば、誇りもある。両方あるから衝突するんだよね。
主人公・美実花を演じる異儀田夏葉。所属劇団KAKUTAの公演をはじめ、iaku、タカハ劇団、20歳の国など様々なカンパニーの作品に多数出演。時にやわらかく、時に強く、その表現力の豊かさは作品を選ばない。
ホリ 俳優としては、物語に起きる衝突に対して「そんなことある?」「それはおかしいんじゃないか」って自分が感じたことを芝居に落とし込む時に注意が必要だなと感じました。つい反発というか、悪意のような形になってしまいそうになるけど、そういうことではないんですよね。傷つけようとか、傷つけたいとかじゃない。別の価値観で以って、ただそうなっているだけで。
異儀田 たしかに。良かれと思ってやることが、相手にとっては良くなかったりすることって人間関係には起きやすいことかもしれない。田舎の人にも都会の人にもそこで暮らす上での道理があるとも思います。
ホリ そうですよね。それぞれがその人なりのコミュニケーションの形だったりする。だからこそ、自分の尺度だけでなく、別の尺度や視点を探っていかなきゃなと思っています。例えば、これは人を傷つける言葉だから傷つけるように言おう、と安易に変換するのでなくて。
異儀田 うんうん。この物語のキャラクターを演じる上でそれは結構大事なところかも。なんなら悪意に感じたことが善意だったりするパターンも大いにあるし、だからこそ、より厄介というか……。そういうジレンマがありますよね。
ガレキの太鼓作品に多数出演するホリユウキ。ガレキの太鼓×ホリユウキ『ゴドーは待たれながら』では演出にも挑戦。DULL-COLORED POP、鳥の劇場、□字ックなど様々なカンパニーの作品で折々の横顔を見せる。
――恋愛から結婚へ。そういった形の変化についても、温度感のあるリアルなセリフが散りばめられていました。
舘 私自身が感じる恋愛と結婚の大きな違いは、コミュニケーションの在り方。恋愛の時は、相手に対してある一定のところからは踏み込まないというか、個々で立って生きながら「自分のことは各自で責任持って行こうね」っていう状態。それが、結婚になった途端に「共に生きていく」っていうことに変わる。せっかく共に生きていくならば、飽きない関係を構築するという意味でも相手に踏み込んでいくことが必要になってくるというか……。他の人とはできないコミュニケーションをやっていこうぜ、ってなるんじゃないかなって。
異儀田 そうだね。別に離婚してもいいんだけど、一応結婚は続けていくことを想定してすることがほとんどだもんね。
舘 そうなると、恋愛期以上に相手の育った環境や価値観に向き合わなきゃいけないじゃない? 惰性で結婚を続けるんじゃなくて、ずっと惚れ続けていきたいからこそ余計に。そういう関係性の変化や違いも一つのテーマになっている気がします。
■稽古で手渡された台本が、黒塗りに?!
――どんどん深みを増していくお話に、思わず稽古場を覗いてみたくなりました。みなさんは様々なカンパニーや作品で活躍をされていますが、ガレキの太鼓の稽古場の面白み、クリエーションの魅力とはどういったところでしょうか?
異儀田 演出家が俳優を圧倒的に信用してくれているという大前提があること。それが安心感に繋がっていると思います。全力で信頼してくれているのが伝わるから、いろんなアプローチに挑戦できるんですよね。時には無茶振りもあるけど、信頼があるからこそ乗っかってみようと思える。すごく風通しのいい稽古場だと感じています。
舘 そう言ってもらえて嬉しいです。いぎー(異儀田)とは今回初めてご一緒したのですが、「この役は異儀田夏葉しかないだろ!」と思ってお願いしたんです。稽古まで会えなかったけど、会えない間に愛を育てたんだよね! 交換日記したりして(笑)。
異儀田 そう! 手書きでお手紙書いて、写真撮って送り合って。互いに知らないことばかりだったから。
舘 会えないことによって、より知りたくなって……。もうこれ以上会えないのはきついなあって矢先に稽古で会えた時の喜びたるや!
異儀田・ホリ あははは!
ホリ 僕はそらみさんとは度々ご一緒しているんですけど、いぎーさんが仰ったことがまさにそうで、信頼の下みんなで一緒に作っていく感覚がすごく大きいと感じます。「これやってみよう」って即興で作っていくことも結構ありますよね。即興って稽古場のムードによっては身構えちゃうこともあるけど、ガレキの太鼓の稽古場ではそれがない。
舘 なんと、嬉しい……。何度もご一緒しているホリくんの存在は心強く感じています!
異儀田 あと、私が面白いなあと思ったのは、稽古の序盤にそらちゃんが俳優それぞれに違った台本を用意してくれてきたこと。その台本は、自分のセリフしか見られないようになっていて、相手のセリフは黒塗りになっているんですよ。何かの機密書類みたいに!(笑)
舘 もはや、校閲文書だよね(笑)
異儀田 忙しいだろうに、人数分用意してくれて。稽古は最初から立ち稽古だったので、立った状態で相手のセリフを知ることになるのはすごく新鮮でした。もちろん、想定はできるんだけど、「あ、こんなことをこんな風に言うんだ」っていう驚きや新鮮さがリアクションに乗って活きていくというか。
ホリ 演出家に自分のチャレンジを受け入れてもらえるし、俳優間のムードにもそういう素地がすでに出来ている感じがしますよね。自分が発したものに誰かが乗っかってきてくれたり、こちらが乗ってみたり。そうやって発展していく面白さがあります。うまくやらなきゃっていう変な緊張感がないので、どんどんトライしていける。そこが強みだと思います。

■演劇に疲れてしまった時期を経て

――ものすごくチャレンジングな稽古場だということが伝わってきます。そういった舘さん流の稽古や演出の方法はどんな流れで生まれたのでしょう?
舘 私は演劇に疲れちゃって休んでいた期間が6,7年くらいかな、結構長くあって……。以前の自分はむしろ、演出で俳優や作品をがんじがらめにしてしまいがちだった。それが演出家のリーダーシップとして必要だと思い込んでいたけど、みんなと一緒にやっている感覚をどんどん持てなくなってしまったんです。自分が言えば言うほど、みんながやりにくくなっている気がしたり、そのことによって勝手に孤立感を感じたりして、長い間演劇をやる勇気を持てなくなって。それでもやっぱり「演劇やりたい!」っていう気持ちは戻ってきたんだけど、公演をやる勇気はなかなか持てず……。
――オープン屋号「ガレキの太鼓」として、昨年新たにスタートを切られたことにはそういった経緯もあったのですね。
舘 「ガレキの太鼓」をスタートさせる少し前から、演劇で遊んでみるという試みを始めたんですよ。公演を打つリハビリがまだ完了していないと感じていたので、まずは少人数でアイデアをいっぱい試していくような形で……。ホリくんや、今回も出演いただく稲葉佳那子さんや小角まやさんにも参加してもらいました。その中で「相手のセリフがわからない状態でやってみよう」「即興から立ち上げてみよう」っていう試みが生まれたんです。
ホリ 2020年からちょこちょこ不定期でやり始めたんですよね。アイデアをいったん形にしてみて、そこから抽出したものから小さな物語ができていくっていう場でした。でも、今回の稽古では物語が予めある状態からアイデアを試していて……。進化していますよね。そらみさんの書く物語の中で自分がどんな役になっていくのか。日々ワクワクしています。
舘 最終的なジャッジはするにしても、演出家が全部をお膳立てした状態で役者さんにお渡しするのは避けたいなって思うんです。「どうにか、”一緒に演劇をつくっている”という喜びを共有しながらできないだろうか」とずっと試行錯誤してきたから。そんな時期に生まれたアイデアたちを今まさに稽古場で実践しているような感じなのですが、毎日新しいものが稽古で生まれていてすごい楽しい!
異儀田 言われてみると、稽古でそらちゃんが出す提案は今までやったことないアプローチばかりかも。恋愛を任される役という経験もこれまでなかったし、初めての要求に応えていく感じというか……。無茶振りという名の信頼をしてくれることで、自分の表現にも新たな発見があったりする(笑)。自分が一個提示すると、周りも乗っかってくれるから、更なる相乗効果が生まれてどんどんクリエーションが繋がっていってるよね。
ホリ 自由にやらせてもらえるということの一方で、緻密な微調整を重ねていかなければ辿り着けないこともあって……。とくに、モノローグやナレーションに関しては、語るってどういうことなのか、それをどういう位置付けでやるのか、ということを細やかにチューニングしなきゃいけない。特に自分は一つのカップルに対して、刺激を与えたり反応させたり、動かしていかないといけない役なので。そういった繊細さには苦労や覚悟も伴うけれど、大きなやりがいでもある。ただ楽しんでやっているだけではない、というのが刺激的ですよね。
インタビューから派生したキーワードを即座に書き出す舘。その敏感なアンテナと実践力は稽古場での多様なアプローチにも日々反映されている。
■生きていること、生きていくことのエネルギーを
――物語の着想から稽古でのチャレンジまで様々な話を伺って、今作が謳う「恋愛ホラースペクタクル」という新ジャンルの位置付けが少し見えてきたような気がしました。最後に、これからの稽古の展望、開幕への意気込みをお聞かせ下さい。
異儀田 そらちゃんが企画書に書いていた文章の中に「生きていくこと」という言葉があったんです。その言葉が稽古中もずっと胸にあるんですよね。価値観の違いで衝突することもあるし、価値観のアップデートが得意な人もいれば、必要とはわかっていてもなかなかできない人もいて…。そんな中でも生きていかなきゃいけないし、人は人と生きていく。それは恋人かもしれないし、夫婦かもしれないし、友達かもしれないけど、どれもが生きている宝なんだと思うんです。そういう部分を届けられたらいいなって。この物語は、恋愛に限らず、今の世界が抱えている様々な問題に通じる話。だからこそ、劇場に観にきてくれた人には元気になってもらいたいから、まずは私が稽古場や舞台で散々傷ついて、そして、散々立ち上がろうと思っています。
舘 いい言葉……。私も本当にそう思う。この気持ち、ずっと忘れずにいたいね。これから稽古が怒涛を極めていったら、「私たちどこ向かってたんだっけ?」ってなっちゃうかもしれない。でも、今のです! インタビューあってよかったね!(笑)。
ホリ 恋愛もホラーも、ともすれば映像の方が向いてはいるジャンルなのかもしれない。演劇は制限が多いし、ズームやアップもできないから。でも、やっていく内に絶対「これは演劇でしか到達できない」っていう作品になっていくし、すでに演劇ならではのアイデアの面白みを堪能できる作品になりつつあります。お客さんが劇場を出る時、そんなエネルギーが前向きに生きるための一つの活力になったらいいなと思います。
舘 二人の言ったことが本当に全てだと思うからあまり上書きはしたくないんですけど、私たちも今稽古をやりながら、「生きているな」って痛感しているんですよね。長い間演劇や作品作りをやってきたけれど、ここにきてテクニックやお作法なんてどうでもよくて、生きているよね、生きていくんだよねっていうことをただ必死にやっている気がする。そんなパワーに触れられたらきっと楽しいと思うので、魅力あふれる俳優さんたちに是非会いに来てくれたらなって思います!
左上から時計回りに小角まや、舘そらみ、ホリユウキ、稲葉佳那子、奥田努、富川一人、異儀田夏葉、日高ボブ美 稽古場写真/堀山俊紀
写真/吉松伸太郎
取材・文/丘田ミイ子

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