ももすももすの『きゅうりか、猫か。』

ももすももすの『きゅうりか、猫か。』

ももすももすの
『きゅうりか、猫か。』
- #10 高村光太郎詩集 -

シンガーソングライターの“ももすももす”が、音楽・アート・映画・書籍など、毎月好きな芸術作品を紹介する連載コラム。

こんにちは。ももすももすです。

相変わらず、元気いっぱいではないですが、
毎日小さじ一杯の猫の毛を吸いながら、
緩やかに過ごしております。

私の習慣は朝の散歩とヨーグルトドリンクを飲むことです。
元気いっぱいではないながらも、
元気いっぱいになる努力はしている次第であります。

最近、朝が涼しくなってきました。
散歩中、立ち止まると、ぶるぶるします。
季節の変わり目はいつも風邪をひきます。


そして、曲作りもゆるゆると進めています。
昨日からは犬の曲を作りながら、アレンジに悩んで七転八倒しています。

かけがえのない一曲を作るためには、
この曲はいい曲になるという、
かけがえのない信心が必要なのかもしれないと思います。
そうでないと、途中で曲がバタンと倒れてしまうからです。
さて、前置きが長くなりました。

今回紹介するのは、
高村光太郎詩集です。
高村光太郎の作品には信心を感じます。
その名の通り、文字が光って見えます。

そして読んでいると背筋がピンと伸びる感じがするのです。

この中で特に好きなのは、人類の泉という詩です。
私がずっと考えている孤独という言葉がたくさん使われている詩です。
ぜひ、読んでみてください。


詩集を読んでいるときは、深い文字のソファーに、
体を埋めているような感覚がします。

そうすると、あたり一面が文字の森林のようになって、
感じたくない気配を忘れられるような気がするのです。

皆さんもぜひ、それぞれ好きな、
とっておきのソファーに体を埋めて、
時間を忘れてゆったりしてみてください。


それでは、またお会いしましょう。
ももすももす プロフィール

モモスモモス:2015年よりロックバンド・メランコリック写楽の作詞作曲を手がけ、ヴォーカル&ギター“ももす”として活動。18年より“ももすももす”としてソロ活動を開始。中毒性の高いハイトーンヴォイスと純文学の影響を受けたユニークな言葉遣い、そして絵画のように奥深く、予測不能なメロディーの渦を宅録から世界へ発信している。19年2月にはシングル「木馬」でメジャーデビュー、20年3月には1stアルバム『彗星吟遊』を発表。23年2月にソニー・ミュージックレーベルズ移籍第一弾シングル「エソア」をリリース。その後も配信シングルを2曲、CDシングルを1枚発表し、11月に移籍後初となるアルバム『白猫浪漫』をリリース。12月にはワンマンライヴ『黒猫会議』を開催する。ももすももす ソニー・ミュージックレーベルズ アーティストページ

■ももすももすの『きゅうりか、猫か。』一覧ページ
https://bit.ly/3fHyept

OKMusic編集部

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