FRUITS ZIPPER、“今の勢い”が存分
に詰まった夏の単独公演 レーザーシ
ョーと題した特別演出も
開演時間になると、暗転して会場にレーザーが照射。色とりどりな照明が照らされた中で、特別なロングSEが流れた。綺麗な音色の後に、エレクトロニックなダンスサウンドとクラップ音で期待を煽るSE。そして、クラップ音に合わせて、メンバーがゆっくりと行進しながら登場し、サウンドに合わせて華麗に踊る。そして、このLIVEがスタートした。
続いて、「Re→TRY & FLY」をドロップ。こちらもクールな楽曲で、リズムに乗りながら端麗なアクトを魅せる。サビでは、拳を掲げながら、ステージ前方へ進む勇ましい姿を見せる。7人が美しいユニゾン歌唱を奏でるのも印象的だ。このクールな世界観に浸るファンに、FRUITS ZIPPERの7人もどんどん気合が満ち溢れていく。
スタートから熱いステージングを魅せるFRUITS ZIPPERだが、ここからさらにたたみかけていく。夏曲の「ふれふるサマー!」では、タオルを持って振りながら、愉しげにパフォーマンス。曲中に自己紹介を行い、メンバーの個性を強調させていった。タオルを振り回しながらステージを駆け回り、そのメンバーに合わせて、観客もタオル、サイリウムを振って反応、盛り上がっていた。夏に相応しいお祭りのようなステージで、ヒートアップしていく。綺麗なサウンドが特徴の「君の明るい未来を追いかけて」では、ジャンプをしたり、手を振ったり、観客に向かって指を差したりなど、キュートな様子を見せていた。真摯に歌い上げながら踊って表現する姿に、FRUITS ZIPPERへの想いの強さを感じる。それを感じさせてくれるパフォーマンスだった。
MCでは、鎮西寿々歌が「毎月定期公演を行っているんですけれど、ファンの皆様から『ちょっとチケットの抽選が当たらないんだけど』というお声を頂いたので、特別にここ横浜1000CLUBにてスペシャル公演を開催することになりました!」と今回この特別公演を開催する経緯と、平日にも関わらず、チケットSOLD OUT、多くの人に来てもらったことに大きな感謝を述べた。
そして、圧巻だったのがレーザーショーと題した特別演出だ。メンバーが一旦ステージから捌けた後、レーザーがステージに照射されながら、FRUITS ZIPPERのロゴやハートロゴが会場に映し出される。七色に光るレーザー、照明。そして重低音のEDM調のサウンドが流れ、ファンをハートビートさせながら圧倒していく。メンバーが再度登場し、その重低音の中、華麗に踊る。そして繋ぎで、次の曲「RADIO GALAXY」へ。「RADIO GALAXY」は、Kawaii Future Bassサウンドの楽曲で、ジャンプしたり、スローモーションになったりなど、緩急のあるアクトを展開。ラップパートや熱く歌い上げるパートがあるなど、多種に渡り楽しみが多い楽曲に愉しげにするメンバーとファン。その関係がとても素晴らしい。
本編最後は「完璧主義で☆」。疾走感溢れるナンバーに対して、全員でステージ横移動したり、2人で大きなハートを作ったり、ピースしたりと、可憐なパフォーマンスを披露。<大丈夫> <いつも真っ直ぐにいられるのは 君がいるから> <すぐそばにいてね>という歌詞にある通り、FRUITS ZIPPERについてきて欲しいと意思表明をすると同時に安心感も作り出していた。思いの丈をこのパフォーマンスに宿らせていた。最後に後ろ向きでピースをしたポーズを取って、本編は終了した。
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