L→R Marsa(Ba)、Illumina(Vo&Gu)、めぐちゃん(Dr)、いか(Gu)

L→R Marsa(Ba)、Illumina(Vo&Gu)、めぐちゃん(Dr)、いか(Gu)

【ArkRoyal インタビュー】
全体を通して何回も楽しめる、
スルメのような作品

札幌を拠点に全国で活動するガールズメタルバンド•ArkRoyalが現体制初の音源となるミニアルバム『Vengeance』を完成させた。アグレッシブでハードな音と叙情的なメロディー、メンバー4人がさまざまな音楽経験を経てきたからこその2022年型正統派メタルサウンドがここにある。

4人の個性やキャラクターを生かしつつ
正統派でしっかり聴かせられる演奏を

バンド名からして、まさに正統派メタルというイメージですね。

Illumina
バンド名を決めようとみんなで話し合っている時に、私がいくつか候補を挙げて“どれがいいと思う?”ってメンバーに提示したんです。一番しっくりきたのが“ArkRoyal”という単語で、戦艦の名前だったり、空母の意味もあるんですけど、“女王の方舟”っていう意味もあるんですね。女性4人のバンドであり、曲も“戦い”というテーマで作っていきたいと思っていたし、戦艦の名前で、なおかつ“女王”というワードが入っているとちょっと気品があるというか。したたかっていうイメージもあって、このバンドに合っていると思ってつけました。

結成時のバンドのコンセプトは?

Illumina
特に“こういうものになりたいね”ということは決めたことはないんですけど、硬派なメタル楽曲をやってみたら面白いかなっていうのはありました。キャラクターとか個性、好きなものがバラバラな4人が集まっているので、その個性を統一して潰したりせず、個々が引き立つようなバンドにしたくて。なおかつ、サウンドは正統派でしっかり聴かせられるような、リスナーに楽しんでもらえる楽曲やステージを届けられるバンドを作っていきたいっていうのはありましたね。個性を生かしつつも、しっかりしたものを届けられるバンドにできたらなと。純粋に自分もそういうバンドがいたら面白いと思うし、客観的に見ても面白いバンドを作ってみたかったので、このバンドを立ち上げたっていうのもあります。

Marsaさん加入後、現体制初の音源となる『Vengeance』は、4曲とはいえいろんなタイプの曲があって聴き応えがありました。制作にとりかかった時は、どういう作品を目指しましたか?

Illumina
2019年に前の体制で作品(アルバム『ARISE』)を録ったんですけど、そこから3年振りのリリース作品になるんですね。3年間もライヴをメインに活動してきたので、曲数もだんだん増えてきた中、4曲入りのミニアルバムを作ろうとなった時に、現体制の今のArkRoyalを知ってもらう、分かってもらうには、どの曲を入れて、どういう流れで作れば分かりやすいアルバムになるのか、トータルで分かりやすい作品にしたいということをまず考えました。その上で、お客さんの“この曲が好き!”という声や、ライヴでの人気曲、自分たちでもどの曲を入れたいかをベースに、“どの曲でどういう流れにしたら分かりやすく伝わるだろうか?”と考えて選んだのがこの4曲だったんです。中でも、表題曲でもありリード曲にもなっている「Vengeance」は、ライヴでプレイする頻度が一番高い曲なんですけど、この曲を聴いてもらったら今のArkRoyalが伝わるんじゃないかと思います。

すでにライヴで演奏している4曲なんですね。

Illumina
そうですね。4曲ともライヴでやってますが、「Novice」と「業-karuma-」は、現体制になってから作った曲にはなります。

では、レコーディングで気合いを入れたポイントを教えてください。

いか
3曲目の「業-karuma-」はわりと速いテンポでリフを刻んでいるんですけど、オルタネイトピッキングじゃなくて全部ダウンでやりました。聴いてくれている方はたぶん分からないと思うんですけど、メタラーこだわりなんですよね。最初は正確性を重視しようと思ってオルタネイトで弾いたんですけど、やっぱり違うと思って。で、もう一回録り直したので、そこは自分的にこだわった部分ですね。“メタルなんだから、ここはダウンだろ!”って(笑)」

ダウンだとドライヴ感が違いますよね。右手がつりそうになるけど。

いか
そうなんですよ。でも、そのために筋トレをしてるので!(笑) 女には出せない音を出すためには筋肉をつけるしかないと思っていて。めっちゃ筋トレをしてますね。

他のメンバーはどうですか?

Marsa
この4曲に限らずいつも意識してる部分ではあるんですけど、ドラムのバスドラと合うベースラインをひとまず作ってから、そのあとから歌に合うフレーズをつけるっていうことを意識しています。2曲目「Novice」と4曲目「Reincarnation」は自分の得意としている分野のベースラインをつけたので、すごく早く終わったんですよ。30分くらいで録り終わっちゃうくらい、自分の中では安定していて。逆に一番大変だった曲は「業-karuma-」で、右手が大変だったのは「Vengeance」。ずっと16分を刻んでるんですよね、メタルだから(笑)。その2曲はレコーディングで時間がかかりましたね。特に「Vengeance」は何回も録り直ししたくないくらい大変でした。
めぐちゃん
この4曲の中だと、やっぱり「Vengeance」が大変で。弦楽器隊は手で刻みますけど、ドラムは足でドコドコやる部分が多かったので足の疲労感が…メタルだから(笑)。ツインペダルの右と左のバランスを気をつけながら集中して。逆に手が大変だった曲は「業-karuma-」で、テンポも速いし、スネアが裏に入って右手は全部8分で刻むという。結構頑張ってやりましたね。
Illumina
自信のある曲を揃えているので、どの曲も聴いてほしいんですけど、私たちはツインリードギターで楽曲を作ってるんですね。その点で言うと、やっぱり聴いてほしいのは「Vengeance」かな? 間奏のツインギターのソロのメロディーもすごく吟味して、すごく凝って作った思い入れもあるので。今こうして音源としてかたちにできた感動を、早くみなさんと味わいたいですね。データが来た時は、もう感動で! “あぁ、かたちになっている! 残るものになった!”って。あと、「業-karuma-」はめぐちゃんと共作なんですよ。めぐちゃんがAメロくらいまでのデモを持ってきてくれたんですけど、それがすごいカッコ良くて。彼女の“こういう曲をやってみたい”っていうアイデアを汲み取って、すぐにかたちにしました。ArkRoyalの楽曲は私が作ることが多いんですけど、他のメンバーが作ったものがこうしてかたちになって残るというのもバンドとして嬉しいですね」

ヴォーカルに関しては?

Illumina
雰囲気の曲だったり歌詞の内容だったりがネガティブな曲が多いので、ちょっと緩急をつけて、その状況に立ってる人になりきって歌ってみました。叙情的なメロディーをつけることができたので、それに寄り添って歌うことが楽しかったし。演じながら歌うっていうのが、より良く表現できたかと思いますね。
L→R Marsa(Ba)、Illumina(Vo&Gu)、めぐちゃん(Dr)、いか(Gu)
Illumina(Vo&Gu)
いか(Gu)
Marsa(Ba)
めぐちゃん(Dr)
アルバム『Vengeance』

OKMusic編集部

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