アニメ「てっぺんっ」茨城出身の櫻川
めぐ&葉月ひまり 茨城色全開の漫才
トリオを地元愛こめて演じる

(c)てっぺんグランプリ実行委員会 7月2日からスタートするテレビアニメ「てっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!!」は、5組の女子高生漫才トリオがお笑いの頂点を目指して奮闘する青春ストーリー。「アニメハックTV」に出演した櫻川めぐ(小松崎みゆ役)と葉月ひまり(笠間ひな役)は、豊田萌絵(牛久みさお役)と3人で、茨城色全開の漫才トリオ「あくだれ王国」のメンバーとして出演している。

 3人とも実際に茨城出身で、役への思いもひとしお。そんな櫻川と葉月に地元への思いとあわせて同作の魅力を聞いた。(取材・構成:五所光太郎/アニメハック編集部)
――「アニメハックTV」で徳井(青空)さんと共演されていかがでしたか。
櫻川:ここまでがっつり徳井さんとお話することが初めてだったので、はじまる前からワクワクしていました。本番ではその気持ちを、番組を盛りあげるほうにうまく昇華できたんじゃないかなと思っています。
葉月:別の番組で少しだけご一緒したことはありましたが、こんなにたくさん徳井さんとお話するのは初めてでした。ずっと「ラブライブ!」を見て育ってきたので、憧れの人とお仕事ができてすごく幸せでした。
――「てっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!!」に茨城出身の女子高生漫才トリオが登場することについて、最初どう思われましたか。
櫻川:関東地区代表として、茨城が選ばれるってどういうこと!? って思いました。
葉月:そうなんです! 茨城にやっとスポットがあたったなとうれしかったです。
櫻川:ほんとに感無量でした。「あくだれ王国」のメンバーはみんな茨城愛にあふれていて、役柄的にも茨城出身であることとお笑いをやる理由がリンクしています。くわしくはぜひ放送を見てもらって、「あ、こういうことだったんだ」と思っていただけたらうれしいです。
――櫻川さんの苗字は、ご出身の茨城県桜川市からとられていますね。
櫻川:地元愛から、出身地の地名でもある「櫻川」という名字をつけさせてもらいました。常日頃、地元のみんなの応援があって今の自分があると思っていて、これまでも個人として茨城色はだしていたのですが、今回のように作品をとおして茨城色がだせるのはうれしいかぎりです。アニメの役をとおして伝わるエネルギーは、本当にすごいものがありますので。「てっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!!」という作品をとおして作品自体の魅力はもちろん、茨城のよさを知ってほしいなと思っています。
――葉月さんは番組のなかで、最初は櫻川さんほど茨城への思い入れはなかったと話されていました。
葉月:茨城に住んでいて今までよかったなと思うことが、正直なところあまりなくて――。
櫻川:身近すぎるとね。
葉月:そうなんですよ。茨城に住んでいると、お仕事に行くのに時間がかかったり、東京でみんなと遊んでいても終電がちょっと早かったりと不便だなと感じることもありました。それが今回は茨城に住んでいたからこそのお仕事だったので、茨城に住んでいてよかったなと思いました(笑)。
 今回のことで茨城にはいいスポットや名物もたくさんあるなと再確認できて、茨城の方言やなまりも収録のときに面白いねと言ってもらえて、茨城のよさを見つめ直すことができました。
――櫻川さんは公式コメントで、台本では標準語だったセリフを自分で茨城弁に変換していたと話されていました。
櫻川:オーディションのときから原稿を自分なりに変えてオッケーというお達しをいただいていたので、いつもより多めになまらせています。(葉月さんに)どうだった? (茨城弁で)大変だったっぺ?
葉月:大変でした。私の地元はなまりがうすいところだったので、3人のなかから役をきめる収録のときに、どうしましょうと監督にご相談したら、他のふたりがすごくなまっているから多少“シティーガール”でもいいよって(笑)。
櫻川:知らなかった(笑)。
葉月:でも、そんなんじゃ駄目だと思って、本番の収録ではおふたりからアドバイスをたくさんいただいて挑みました。
櫻川:ひまりちゃんの地元はあんまりなまっていない“シティーガール”でしたが、アドバイスすると茨城弁のなまりがすぐいけたんですよ。そこはやっぱり茨城県民ですよね。3人で結束して収録することができています。
――本作の注目ポイントを聞かせてください。
櫻川:作中のボケとツッコミの部分に注目してもらいたいです。こんな流れでツッコミすることってあるんだっていうやりとりがあったり、ボケとツッコミのなかに方言を武器にしたご当地色がみえたりするのも面白いところです。
葉月:トリオごとに、けっこう漫才のカラーが違うんです。
櫻川:そうそう。「セレブリ茶(ティ)」とかセレブなボケとツッコミはこんな感じになるんだなと。私たちの「あくだれ王国」の「あくだれ」って、実は「悪口」っていう意味の茨城の方言なんですよ。そんなふうにグループ名も彼女たちのパーソナリティが分かるヒントになっています。
――番組でもたくさんお話されていましたが、それとは被らない茨城のお勧めスポットを教えてください。
葉月:ミュージアムパーク茨城県自然博物館がお勧めです。私が博物館好きというのもあるんですけど、広い土地をいかして恐竜の標本や地球が誕生するまでの歴史などが大々的に展示されています。そういうものが好きな人にはささる場所だと思いますので、ぜひ一度訪れてほしいなと思います。
櫻川:お勧めしたい場所はたくさんあるのですが、ビギナー編として挙げると、国営ひたち海浜公園にあるみはらしの丘です。テレビや駅のポスターで見たことあるかもしれませんが、春はネモフィラの花で真っ青に、秋にはコキアの花で真っ赤になって、地平線の先まですごい景色を見ることができます。
葉月:みはらしの丘は、きれいですよね。若い女の子が訪れてインスタにアップすることが最近とても増えました。
櫻川:今のような情勢になる前は、世界中から観光客が訪れる場所でした。人生で一回は見ていただきたい景色っていうぐらい本当に素晴らしい場所ですので、ぜひ訪れてみてほしいです。海浜公園には遊園地がありますので、景色を見たあとはそちらでも遊んで楽しむことができます。
――櫻川さんが観光大使をされている桜川市のお勧めスポットも聞かせてください。バスの音声アナウンスを担当されているそうですね。
櫻川:「ヤマザクラGO」という名前のバスで、土日は観光案内も流れるアナウンスを担当させていただいています。山にかこまれた桜川市は、バスの名前にもなっている山桜が世界的に有名で、春になると山が桜で一面ピンク色になります。いろいろな種類の桜が自生していて、同じ桜色でもちょっとした色の違いも見られてパッチワークのような眺めだと言われています。春の時期に桜川市の近くを通りがかったさいには、ぜひ立ち寄っていただきたいです。
※櫻川めぐさん、葉月ひまりさんがゲスト出演した「徳井青空のアニメハックTV #14」もあわせてご視聴ください。
【関連リンク】・アニメハック公式YouTubeチャンネルはこちら

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