ラブライブ!声優 内田彩、Ring-Trip
参加イベントが大盛況

所属する声優・アーティストらが勢ぞろいしたイベント「J-VOICE PROJECT第3回公演「J Summer Festa 2014」」が、7月12日(土)と13日(日)の2日間に渡り三越劇場にて行われた。
計3回行われたイベントは、各回500人を動員とすべて満席。通算3回目となる今回のイベントには、「ラブライブ!」の南ことり役や「あいまいみー」麻衣役などで有名な内田彩、同じく「ラブライブ!」で東條希を演じている楠田亜衣奈、ゲーム「THE IDOLM@STERT MILLION LIVE」の百瀬莉緒役で人気の山口立花子、「輪るピングドラム」の伊空ヒバリ役で高い支持を得た渡部優衣など、様々な話題作の中での印象深い演技を通し、役者としての実力を示してきた若手声優たち。さらに、今年4月にJTB MUSICよりシングル『風のメタモルフォーゼ』を発売し、デビュー。ハワイはホノルルでもライブ経験を持ち着実に活動の場を広げ続けているガールズポップユニットのRing-Tripが出演。今後、大きな飛躍を期待される役者陣が勢ぞろいしていることもあり、多くの人たちが、このイベントへ熱い視線を投げかけていた。
初日のイベントは、山口立花子と後藤香織を司会に、所属声優やタレントたちが、レギュラー番組の公開録音や、朗読劇、ライブ・ステージを通し、それぞれの魅力や個性をアピール。「ライブ・コーナー」では、JTB MUSIC第一弾アーティストのRing-Tripが、最初にステージへ登場。デビュー作『風のメタモルフォーゼ』は、夏の訪れを告げるに相応しいナンバー。歌を通し爽やかな夏風を場内へ届け出したとたん、サイリウムを振りまわし騒ぎだした人たちの熱気により、場内の温度が一気に上昇。
この日のステージでは、9月10日に発売する2ndシングル『LIFE GOES ON!』をいち早く披露。『風のメタモルフォーゼ』と同じよう爽やかながら、躍動的なリズムを魅力にしているように、力強い楽曲へ3人の凛々しさも備えた歌声が重ね合わさったとたん、場内は、興奮渦巻くダンス・パーティの風景へと様変わっていた。この日は2曲のみの演奏。とはいえ、初めてRing-Tripのステージに触れる人たちに、「爽やかだけど、気持ちの熱を上げてくれる存在」「一緒に夢に向かって羽ばたいてゆく勇気を与えてくれる人たち」という印象を与えていった。
続いて、「第4回アニソングランプリ」で賞を獲得した小林正典が、パワフルなオリジナルの楽曲を熱く唄いあげれば。渡部優衣が、みずから押本ユリ役で出演していた「てーきゅう」の主題歌『没落貴族のためのてーきゅう』を、場内を駆けまわり熱唱。
ライブ・コーナーのトリを飾った内田彩は、秋にアルバム・デビューが決定した。その中へ収録予定の『Breezin’』と『アップルミント』をいち早く披露。2曲とも胸キュン/胸アツに弾けたポップ・ナンバーだけに、場内中の人たちが大きな声張り上げ、場内に熱狂を描き出していた。その一体化した盛り上がりを見て、内田彩のソロ・デビューが楽しみになった人たちも多かったに違いない。

他にも、ラジオ番組の公開録音を2日間3回に分けてそれぞれ実施。「内田彩・斎藤楓子・遠藤広之の一期生ラジオ」では、JTBエンタテインメントを創設時期から支え続けている3人の声優が、「仕事を始めて間もない頃は、ファミレスで3人顔を合わせては、夢を語り合った」(内田彩)など、懐かしい思い出話を次々披露。
「りかこ&あいなの今夜もあなたにチェックイン」では、山口立花子と楠田亜衣奈が、リスナーから寄せられた手紙についてトーク。楠田亜衣奈は最初に乗ったコーヒーカップで目がまわり、その後、思うように動けなかったことを告白。
「渡部優衣のご覧のとおりトラズキです」では、アシスタントに酒井俊輔を迎えた渡部優衣のトークが暴走。「地方出身者が大阪の生活に馴染むためのアドバイス」を大阪出身の渡部優衣に求めたときには、「'せやなぁ'と言っておけば大丈夫」など、ノリに任せた発言を次々炸裂させながら、会場中の人たちに強烈な印象を与え続けていた。アフレコ劇「DOKUKKINO」では、内田彩、斉藤楓子、楠田亜衣奈の3人が、キュートでシュールな世界観のアニメーションに合わせ、見事な芝居を見せれば。JTBエンタテインメントの女性声優も多数イメージボイスを担当する、カードゲーム劇「「ヒーローズプレイスメント」がある風景」では、遠藤広之や町田広和、富田貴洋など男性声優陣が中心となって喜劇を演じていた。さらに、酒井俊輔が脚本を書いたコミカルな朗読劇「7人の妖精たち~ちくわ姫の場合~」では、山口立花子や楠田亜衣奈、渡部優衣らを中心に、JTBエンタテインメントへ所属する若手声優たちが数多く登場。役者陣の実力のみならず、同プロダクションが個性的な役者を数多く揃えていることも、芝居を通しアピールしていった。
2時間半に渡り繰り広げられた今回のイベント。内田彩いわく「バラエティパック」という言葉に相応しい、JTBエンタテインメント/JTB MUSICへ所属する表現者たちの個性と実力、意外性や懐の深さなどを実感。彼ら彼女たちのこれからの成長が、次のイベントの規模も大きく広げていくことも予感。まさに、たくさんの花咲き誇る未来の姿が見えたイベントだった。最後に、Ring-Tripの3人のアフター・インタヴューをお届けしよう。
―まずは、「J Summer Festa 2014」へ出演しての感想から聞かせてください。
山本香澄
以前から面識や交流のあった方々もいますけど、JTBエンタテインメント所属の方々はほとんどが初めてお会いする人たちばかり。なのに「『風のメタモルフォーゼ』が好きでよく聞いてます」「今度、ライブを観に行っていいですか?!」と、みなさん本当に温かくRing-Tripのことを迎え入れてくれたんですね。
賀澤りえ奈
「そのアットホーム感が良いですよね~。」と改めて実感しました。
松下亜樹
しかも、お客さんたちも優しい人ばかり!!
山本香澄
きっと、このイベントを通して初めてRing-Tripを観る人たちも多かったと思うんです。にも関わらず、みんな『風のメタモルフォーゼ』を歌った時点から総立ち状態。私たちの歌に合わせて、もの凄い熱狂を見せてたよね。
松下亜樹
コールの声とか凄かったし、それがすっごく嬉しかった!!
賀澤りえ奈
おかげで、私たちも歌ってメチャクチャ楽しかったです!!
―この日は、9月10日に発売する2ndシングル『LIFE GOES ON!』もいち早く披露してくれました。
賀澤りえ奈
『LIFE GOES ON!』は、爽やかな風を運んでゆく『風のメタモルフォーゼ』の第二弾的な雰囲気を持った歌なんです。歌詞に記した「飛んでゆこうよ」という想いは、風に乗って夢をつかもうと飛び続ける私たちの気持ちにピッタリです。
山本香澄
そうだね。「さらに羽ばたいて行こう」という意志が、この歌にはあるからね。曲調も、ポップなんだけど、『風のメタモルフォーゼ』のとき以上に激しさを持っているところも、よりライブ向けだなと感じてること。
松下亜樹
振り付けも、激しいんだけど、何処か可愛らしさを持っているところがRing-Tripらしさなんです。
山本香澄
まだまだ活動を始めて間もないRing-Tripですけど。着実に支持も広がっているように、旅をテーマにしたユニットらしく、『LIFE GOES ON!』を手に「さらに大きな気流に乗って羽ばたきます」から、ぜひ、これからのRing-Tripに注目してください。(TEXT/長澤智典)

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