SEKAI NO OWARI「silent」歌詞の意味は?切ないクリスマスソングを考察!

SEKAI NO OWARI「silent」歌詞の意味は?切ないクリスマスソングを考察!

SEKAI NO OWARI「silent」歌詞の意味
は?切ないクリスマスソングを考察!

「silent」のテーマは「音が奪われた夜」

SEKAI NO OWARI-silent【OFFICIAL MUSIC VIDEO】
2020年12月に発売された、SEKAI NO OWARIの楽曲『silent』。
2021年7月発売の6thアルバム『scent of memory』にも収録されており、冬の情景を想像させる歌詞とサウンドが印象的な楽曲です。
クリスマスソングとしても人気の高い『silent』の歌詞の意味を考察していきましょう。
silent 歌詞 「SEKAI NO OWARI」
https://utaten.com/lyric/ma20102709
作詞作曲を務めたSEKAI NO OWARIのボーカル・Fukaseは、『silent』のテーマは「音が奪われた夜」だと以前にSNSで話していました。
その言葉通り、冒頭の歌詞からは雪の降る静かな夜が思い浮かぶのではないでしょうか。
silent 歌詞 「SEKAI NO OWARI」
https://utaten.com/lyric/ma20102709
続く歌詞で、今度は「雑音」というワードが登場します。
おそらく、主人公にとって大切なのは「貴方」だけであって、周辺から聞こえる音楽や会話には興味がないことを表しているのでしょう。
好きな人と2人きりで過ごしていると、周りを気にせず2人の世界に入り浸ってしまうものですよね。
しかし、冒頭で「街から音が全て奪われていった」とあることから、今は貴方の声さえも主人公には聞こえていないと解釈できそうです。
silent 歌詞 「SEKAI NO OWARI」
https://utaten.com/lyric/ma20102709
近くに貴方の姿はなく、1人きりで空を見上げる主人公。
もしかしたら、貴方とは別れてしまったのかもしれません。
「消えて欲しいような言葉」とは、「貴方のことはもう好きではない」「貴方と別れてよかった」というような主人公の投げやりな言葉だと想像できます。
一方、冒頭の「閉じ込めた言葉」や「心の音」とは、おそらく主人公の本音を意味しているのでしょう。
主人公は強がっていて、本当は今でも「貴方と一緒にいたい」と思っているのかもしれません。
1人きりで過ごすクリスマス

silent 歌詞 「SEKAI NO OWARI」
https://utaten.com/lyric/ma20102709
歌詞の通り、クリスマスも1年の内の1日であることに変わりはありません。
ただし、クリスマスというだけで、街はどこかお祭りムードに包まれますよね。
貴方と楽しく過ごすはずだったクリスマスは、雪が溶けていくように主人公から消え去ってしまったのでしょう。
「クリスマスなんて無ければ いつも通りの何にも変わらない夜なのに」の歌詞は、1人で過ごすクリスマスを恨めしく思う主人公の嘆きのようです。
「自分の鼓動が響いている」の歌詞も、主人公が1人きりでいることを強調しているようですね。
silent 歌詞 「SEKAI NO OWARI」
https://utaten.com/lyric/ma20102709
「夜を泳ぐように過ごしたあの瞬間」は、貴方と過ごした日々を指しているのかもしれません。
楽しい時間を過ごしているとき、多くの人は「時間が止まってほしい」と願ってしまうもの。
もし楽しい時間をスノードームのように閉じ込めてしまえたら、何度でも繰り返し幸せな気持ちを味わえますよね。
silent 歌詞 「SEKAI NO OWARI」
https://utaten.com/lyric/ma20102709
しかし、主人公にとっての楽しい日々は過ぎ去ってしまいました。
2番の歌詞では、手に触れられない「雪の結晶」を、そばにいない「貴方」に例えていると解釈できそうです。
silent 歌詞 「SEKAI NO OWARI」
https://utaten.com/lyric/ma20102709
主人公の体が凍えているのは、雪の寒さが理由かもしれません。
あるいは、1人きりでいる寂しさを意味しているようにも思えます。
何度忘れようとしても、大好きだった貴方を主人公は思い出してしまうのでしょう。
雪を眺める主人公の心情は?

silent 歌詞 「SEKAI NO OWARI」
https://utaten.com/lyric/ma20102709
カップルや家族連れで街がにぎわうクリスマス。
「自分だけちょっと汚れてるみたい」とあるように、1人でいる自分はどこか仲間外れにされたような気分になるのかもしれません。
静寂を「煩い」としており、静けささえも1つの音として捉えているのが印象的ですね。
silent 歌詞 「SEKAI NO OWARI」
https://utaten.com/lyric/ma20102709
今までは少し強がった様子の主人公でしたが、2番の歌詞からは主人公の弱さが垣間見えるようです。
「この降り積もる雪は やっぱり貴方と見たかったな」は、ポロリと出てしまった主人公の本音のよう。
真っ白な雪と自分を比較して、主人公は素直になろうと感じているのかもしれませんね。
silent 歌詞 「SEKAI NO OWARI」
https://utaten.com/lyric/ma20102709
綺麗な雪も、溶けた後は地面がドロドロしてしまって、あまり気持ちのいいものではありません。
どうせなら雪の降り積もった風景が見たいと、誰もが思うのではないでしょうか。
おそらく、主人公も「雪が積もってほしい」と願う1人。
ただでさえ1人で過ごすクリスマスなうえに、雪が積もらなければいたたまれない気持ちになると分かっているのでしょう。
にぎやかな街の中に1人でいる、主人公の切ない心情が伝わってくるようですね。
セカオワの冬の名曲「silent」
SEKAI NO OWARIの楽曲『silent』の歌詞を考察しました。
「静けさ」「静か」などを意味する英語『silent』。
楽曲タイトルの通り、歌詞は「音」をキーワードに主人公の心情が描かれている点が印象的です。
2014年発売の『スノーマジックファンタジー』とあわせて、セカオワの冬の名曲として今後も愛されていくでしょう。
ぜひ『silent』を聴きながら、雪の降る季節を過ごしてはいかがでしょうか。

アーティスト

UtaTen

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