HKT48 山内祐奈 オーディション審査
員の前でアゲアゲ!

やまうち・ゆうな 1999年7月6日生まれ。福岡県出身。ニックネームは、ゆうな。2013年8月、HKT48 3期生オーディションに合格。11月のひまわり組「パジャマドライブ」公演で初披露目の後、12月に研究生公演「脳内パラダイス」で劇場公演デビュー。


──それでは、中編です。よろしくお願いします。ピアノは習ってたそうだけど、歌やダンスは特に?

山内 習ってはいなかったですけど、歌ったり踊ったりするのは、秘かに好きでした。

──もちろん、家の中だけでこっそりとね。

山内 そうですね(笑)。人前では緊張して固まっちゃうので。

──その頃、好きだったアーティストさんとかいる?

山内 安室奈美恵さんが好きでした。元々はお母さんが好きで。本も読んだことがあるんですけど、すごく努力家だし、流行や周りに流されない自分を持っているところが素敵だなと思いました。

──安室さんの曲を歌ったり、踊ったり?

山内 家でCDを流しながら、やってましたね。でも、その頃は英語がまだ分からないから、その辺はテキトーにごまかしながら(笑)。

──そんなことをしながら、秘かに芸能界にあこがれてた?

山内 秘かに(笑)。友達には言ったことなかったですけど、アイドル歌手になりたいなっていう夢は持ってました。

──それで、HKT48のオーディションを受けたわけですね。

山内 もう頭の中が真っ白になるくらい、緊張しましたね。周りのみんなはハキハキとしゃべってるのに、私だけ心臓バクバクでちゃんとしゃべれなくて。

──歌唱審査では何を歌ったんですか。

山内 渡り廊下走り隊7さんの『少年よ 嘘をつけ!』を歌いました。妹と一緒に「クレヨンしんちゃん」をよく観てたんですよ。だから、その主題歌も好きで。

──いつも家の中だけだったのが、人前で歌ってみてどうでした?

山内 緊張しすぎて、声が変でしたね。いつも家で歌ってる時とは全然違う声になってました。高いところとか声が引っくり返ってたし、たぶん足も震えてたと思います。

──その後の審査はどんな感じで?

山内 最終審査でダンスを踊ったんですよ。そしたら、踊り終わった後に「どんな気持ちで踊りましたか?」って聞かれて。「楽しみながら踊りました」っていうことを言いたかったんですけど、頭がいっぱいいっぱいで「アゲアゲで踊りました!」って言っちゃって(笑)。

──アゲアゲって、おとなしそうな見た目からは想像付かないフレーズだね。

山内 何だか分からないけど、そんな風に言っちゃったんですよね。審査員の方にも笑われちゃって、顔が真っ赤になっちゃいました。
──もしかして、天然と呼ばれるタイプの人?

山内 あー、自分ではよく分かってないんですけど、友達とか、メンバーからは言われますね。天然じゃなくて、ドジなんですよ(笑)。

──いや、一緒です、それ(笑)。

山内 歩いてても、何もないところでコケちゃったり、よくするんですよ。友達は私のそういうところをよく見てるんですけど、友達のお母さんは知らないじゃないですか。友達がお母さんに言うと「あの子、そういう感じなの?(笑)」なんて驚かれます。

──マジメでしっかりしてそうなのにね、みたいな。ナンなら「あなたも祐奈ちゃんを見習いなさい」くらいに言われてたりして。

山内 ホントに。そんな感じです。

──なるほどー。では、中編はこの辺で。次回最後の後編もよろしくお願いします。

 山内祐奈ちゃんインタビュー後編は7月11日(金)更新です。お楽しみに!

■山内祐奈 Google+
(取材/文 青木孝司)

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