IVVY 現体制最後のアルバム『PIE5E
』に込めたメンバーたちの思い

SPICEでは、これがTOSHIKIが在籍するIVVYの最後のインタビュー。張本人であるTOSHIKIは「いつも通りでお願いします」と笑顔を浮かべ、メンバー同士もいつもと変わらずワチャワチャと楽しそうな雰囲気で、TOSHIKIが参加する最後のアルバム『PIE5E』(読み:ピース)について大いに語ってくれた。12月27日付オリコン週間アルバムランキングで7位を獲得したアルバム『PIE5E』について、そして2021年内で卒業してしまうTOSHIKIにとってのIVVYへの思い、さらにはメンバーのTOSHIKIに対する思いもたっぷり聞いた。
――アルバム『PIE5E』というタイトルは誰のアイデアだったんですか?
HIROTO:TAIYUですね。
TAIYU:ついにやってしまいました(ドヤ顔)。このメンバーで最後のアルバムリリースなので、5人感が出せたらいいねというのをみんなで話してて。各々が一つのピースで、それが合わさって一つの形が完成するという意味で、ピースっていうのはいいかもねって。
HIROTO:候補には上がってたんですよ。
TAIYU:普通に綴るよりも唯一無二の表記にしたいなと思って“5”を入れた造語を僕が作りました。僕、文字の変換するのが得意で。今回はこの造語がハマりました。
YU-TA:ピースのようにね。
――うまい! では、アルバムのコンセプトは?
HIROTO:当初イメージしたものとは違うんですよね。1枚目『AWAKE』は攻めぎみで、その流れで2枚目もいろんなことにチャレンジしたいと思ってたんですけど、TOSHIKIの卒業発表を受けてのリリースとなったので、内容をガラッと変えました。ファンの方から、5人で歌っていたのにまだCD化されてない曲がいっぱいあるのでそれを音源化して欲しい、という要望がいっぱい届いていたので。最後はファンに感謝の形として、既存曲を中心にアルバムを作ろうと。TOSHIKIが卒業するというのを最優先に考えて、そういう方向に変えました。それで、5大都市を回ったツアーのタイトルも『IVVY 2021 LIVE TOUR-PIE5Eー』(※初回限定盤、生産限定盤IVVY “PIE5E”BOX,TOSHIKI Graduation BOX Blu-rayにはこのツアーからZepp HANEDAのライブの模様を収録)にしたんです。
――すべての制作にそうやってTOSHIKIさん卒業シフトが敷かれていった訳ですね。
TOSHIKI:ありがたいです。
――こうして半年以上かけてメンバーの卒業に合わせてライブを考えたり作品を制作するって、すごいですよね。
TAIYU:もっと感謝して欲しいですよね?(笑)
TOSHIKI:ホントありがたいです。最初の頃は、しがみついてがむしゃらにやってきて。応援してくれるみなさんがいないとどうにもこうにもならない世界なので。改めて、卒業を発表したとき、自分たちも前向きな気持ちはありつつも惜しむ部分はどこかしらあって、僕も当然あったから、応援してくれるみなさんもどっちも感じているだろうけど。なかには“5人のIVVYが好き”というので寂しさだけを感じてる人もいるかもしれない。前向きに受け止めている方々ばかりではないだろうなという思いで発表したんですけど。その後、みなさんから頂く声を通して、自分でいうのもあれですけど、僕はちゃんとみなさんにIVVYのメンバーとしてのパワーを届けられていたんだなというのを実感しましたし、改めて責任も感じました。そのなかで、自分の卒業をファンのみなさんにとって、しっかりと最後まで納得のいくようなものをメンバーやスタッフが用意してくれたのは、本当にありがたいなと思ってます。
IVVY/HIROTO
――そういうなかで生まれた今作。「L.O.P」というスキットで幕開けしたあとに始まる新曲「Lollipop」は、先のツアーのオープニング曲。度肝を抜かれたのが、TAIYUさんがメンバー4人を順番に蹴散らしていくアクトでした。
KENTO.i:よく憶えてますね~。
――“かましてるなぁ”と思いました。だって、先輩方を全員なぎ倒していくんですよ?
TAIYU:(手を叩きながら)あはは。あれは振付師の方の振り付けをそのままやってるだけなんですけど、内心“すいません”と思いながら。
HIROTO:といいながら、日頃の恨みとか?
YU-TA:フラストレーション込めてるでしょ?
TAIYU:でも“蹴られるの楽しいんだよね”って誰かいってたよ?
HIROTO:そんなこといってないよ。そんなこというのTOSHIKIぐらいだろ?
KENTO.i:俺ら3人がいうわけない。なんで俺が蹴られなきゃいけないんだ(笑)。
YU-TA:作品のために蹴られてます(笑)。
――TAIYUさんいじりも終わったところで(笑)、この「Lollipop」の歌詞のテーマは?
HIROTO:お客さんをキャンディーに例えて僕らとの関係性を歌ってます。
――歌ではKENTO.iさんがラップの《I’ m帝王》1発でしとめるところがカッコいい!
KENTO.i:あははは(笑)。
HIROTO:やっぱあそこなんだね。
KENTO.i:ヒップホップ系の曲はいつも自分の強い気持ちをラップに込めるので。
――《甘そうに見えてシビれるほどビター》とか《俺だけ見て感じろ もう虜》とか《抵抗しても意味成さない 口先だけじゃなく 身体で感じあえる》とか、ほんのり大人セクシーを匂わせてるところもポイントかな、と。
HIROTO:そこは今のIVVYだからこそできるチャレンジ。成長した今の自分たちを見て欲しいですね。

――「ALL ME」はシングルですけど、ツアーで「ALL ME」~「Alice」とつないだパートでは、IVVYのさわやか王子系のキラキラの破壊力が倍増して届いてきました。
TAIYU:「ALL ME」はライブではクラップも追加してやってます。
HIROTO:ゴリゴリからこういう曲をやると、ライブでは場内の空気が変わりますよね。見ていて飽きないと思うし、僕らもやってて振り幅を感じるので。こういう曲がやれるのがIVVYの強み。
――収録した既存曲は全部歌い直したんですか?
HIROTO:歌い直してます。
――既存曲の選曲の基準は?
HIROTO:ファンが喜んでくれる曲って考えたら「Everlasting Story」と「冬空のクリスマス」と「unfair love」と「花」の4曲は絶対でした。入れるならこのタイミングしかないなと。もう5年ぐらい前から歌ってる曲ですからね。
KENTO.i:「花」以外は僕とTAIYUが入る以前から歌ってましたからね。
HIROTO:「冬空のクリスマス」は5人になった瞬間の新曲じゃない?
TAIYU:そうだ!
IVVY/YU-TA
――「Everlasting Story」にしても「冬空のクリスマス」にしても、ファルセットを多様した曲じゃないですか。その頃からファルセットは自分たちの武器だと意識していたんですか?
HIROTO:僕らが聴いてきた音楽、歌ってきたジャンルがそういう歌だったから、自然とそういう曲になったってだけなんですよね。
YU-TA:あんまファルセット(で歌ってること)を意識したこともないんです。
TOSHIKI:僕もそこは何も意識してないですね。
HIROTO:逆に曲を通してファルセットが、ひとつもないほうが僕らにとっては不自然かもしれない。特に「Everlasting Story」や「冬空のクリスマス」のようなバラード系は。
――ファルセット同様、「unfair love」のような、いまやIVVYの一つの柱となっているロストラブ系の曲も、昔からやっていたんですね。
HIROTO:ロストラブ系を歌い出した初めての曲がこれで、失恋ソングの原点です。こういうのがみんな好きだからやってみたい、その第1弾です。案の定ファンにも人気でした。
――他にも原点となる曲はあるんですか?
HIROTO:ここには入ってないですけど、キラキラ系ソングの原点は「forever」、爽やか系のアップチューンは「stop the rain」ですね。
――ロストラブ系はこの原点から「Spiral」、「Freeze」へと育っていった訳ですね。
HIROTO:はい。だからその2曲同様「unfair love」はライブでやるとファンはイントロで喜んでくれます。
YU-TA:今回再収録するにあたってトラックも変えたんですよ。既存曲のトラックをリメイクしました。
HIROTO:「unfair love」は特に変えてます。
YU-TA:大人っぽくセクシーになったので、そこにも注目して欲しいです。
――歌も昔とはかなり変わりました?
HIROTO:変わりました。
YU-TA:歌い回しが違うもんね? レコーディングはみんなバラバラでやったんですけど。
HIROTO:ライブに近い仕上がりだよね。作品として綺麗に歌うんじゃなくて、ライブみたいに歌ってない?
TOSHIKI:歌った。ここは一番変化を感じて欲しいです。当時のこの曲を会場で聴いていた皆さんは“めっちゃ違うじゃん”って分かると思います。
HIROTO:TOSHIKIが先にすごいライブっぽく歌ってたから、僕もライブっぽく歌ったもん。
TOSHIKI:あはは。
IVVY/TOSHIKI
――「花」はどんなテーマで書いた曲なんですか?
HIROTO:ライブの最後、バラードでしめるような曲が欲しいというので、結成して半年後ぐらいに作った曲で、これは「With you」の原点だね。
TOSHIKI:制作も「With you」と同じ方なんですよ。
HIROTO:IVVYが初期の頃にお世話になっていた方で、『PIE5E』にも収録されている「Swing」という新曲はその方に今回、書き下ろしてもらったんです!
――うわ。そんなドラマが。
HIROTO:エモいでしょ? IVVYの原点が誕生する頃にお世話になっていた方が、ここで再び新曲で俺らに携わってくれたというのが。
――頼んで書いてもらったんですか?
全員:はい。
HIROTO:それで、ライブで盛り上がれる様なおもしろい曲がIVVYにもあっていいだろう、というので書いてくれたのが「Swing」。
TAIYU:おもしろいのは歌詞だけじゃないんです。振り付けもメンバーで考えてずっとふざけてます(笑)、誰でもできる振り付けで。IVVYが今までやってきたファンのみなさんと一緒に踊る系のダンスのなかで一番難易度は低いです。
HIROTO:だから、頭から最後までファンのみなさんには踊って欲しいです(笑顔)。
――この曲に入れ込んだKENTO.iさんのラップがまたいいですよね。
KENTO.i:お! 嬉しい。
――《弘法筆を選ばず 人も選ばず かますCharisma 場所選ばず》のオラついる感が最高。
KENTO.i:ここでは自己紹介もしつつ、IVVYの良さをかまして、僕が最近気に入ってる言葉も入れました。音のとりかたも流行りを意識して書きました。
――新曲はその他に、今作のリード曲としてMVも撮影された「Wanna be」がありましたが。
TAIYU:いろんな人にデモを出してもらって。
YU-TA:“これがいいよね”って満場一致で選ばれた曲です。
――オシャレ系な曲ですよね。
YU-TA:そうですね。これはTAIYUが振り付けをしてくれたんですけど。振りが入ると、キャッチーさが出て、みんなでラインになって踊るところとかは目でも楽しめる感じなので。オシャレに走りすぎてない、いい感じのところに着地してるんですよ。
――そこのバランスが大事?
YU-TA:そうなんですよ。オシャレ過ぎて見入っちゃうというよりも、一緒に楽しめる要素が欲しかったんです。
HIROTO:だから、オシャレさに「WINK」や「ALL ME」の様なキャッチーさを加えた合体系のイメージです。僕らはオシャレでカッコつけるだけというよりも、みんなが楽しめる、それがIVVYの良さなので。そこだけは見失わないようにしようって話はしてます。
――「Wanna be」のクッキングダンス、あれはシチューを作るんでしたっけ?
TAIYU:カレーです! まな板を置いて、その上で切って、あとは混ぜる。その3つの工程だけなので、みなさんにも真似して欲しいです。
――MVの見所は?
HIROTO:久々にわちゃわちゃしたところが一つもない、スマートに大人なMVになってます。
YU-TA:光の色味、加減が得意な監督さんだったので、今回はフィルターがかった幻想的な演出を光や映像でやっているところが、今までのIVVYのMVにはないところです。メンバーのソロカットもそれぞれ背景が違ってて。
――ソロカットではTOSHIKIさんだけ寝転んで撮影してましたけど。
TOSHIKI:みんな違うシチュエーション、違う姿勢で撮ってて。寝転んでの映像って、やってみたら意外と難しかったです。
――そうして、アルバムラストを飾るのが、歌詞をみんなで手がけた「PIE5E」。
HIROTO:誰かに作ってもらうという考えは、なかったです。アーティストとして一番伝えたいことがあるとき、それを表現できなかったらダメだなと思ったので。
KENTO.i:“作ろうぜ”って。
HIROTO:この曲は“5人のための曲”なので、全員で歌詞を書くと決めて。メロディーは絶対僕が作るっていって書きました。
――この曲からは《見せたい景色がまだあるから》こそ、この先に進むんだよというメッセージがひしひしと伝わってきました。
HIROTO:場所は違っても続いてくよ、という歌詞。メンバー全員から箇条書きで言葉をもらって、それを僕がまとめました。
――今回発売される<TOSHIKI Graduation BOX>はどんなものになるんですか?
TAIYU:TOSHIKI君だけを大フィーチャー。
TOSHIKI:ライブの裏側とかで僕に密着してくれたり、インタビューしてもらった映像とかも入ってて。なかなかステージ上では伝えきれなかった想いを伝えさせてもらったので、ぜひ見てもらえたらなと思ってます。
――それではTOSHIKIさんに最後にお伺いします。IVVYの楽曲のなかでも一番思い入れのある曲を教えてください。
TOSHIKI:難しいけど、あれかな。何だと思う?
KENTO.i:「First&Last」じゃないの? ずっと好きっていってたし。
HIROTO:そう思った。
TAIYU:ずっとこの曲の話してたもんね。
TOSHIKI:正解。「First&Last」のリリース期間って、リリイベで週5~6ぐらいでメンバー、ファンのみなさんと会うのが当たり前と思えるぐらい、活発に活動していた時期で。僕は当時、個人の活動があってあまりリリイベに参加できなかったんですけど、この「First&Last」のリリイベのときはガッツリ参加できたんですよ。だから、5人でたくさんイベントをやったイメージがすごくあって。曲は切なエモい曲なんですけど、自分にはすごく思い出深い曲なんですよね。
HIROTO:あれだけTOSHIKIがリリイベに出てたのはこの曲のときだけだからね。
TOSHIKI:だよね?
HIROTO:「First&Last」なだけに、あれが最初で最後でした。

――うまい。ではTOSHIKIさんがIVVYとして活動してきたなかで一番の思い出は? 大変だったことと、楽しかったこと、幸せだったこと、何でもいいんですけど。
TOSHIKI:いや~、ちょっと待って。難しいなぁ。こういう質問は。あ、でも。コロナ禍のなかでやった中野サンプラザでのライブは、一番感動しましたね。毎日のようにやっていたイベントがいきなりなくなって、半年ぐらいお客さんの目の前でパフォーマンスできなかったんですよ。ようやくライブができたとしても、無観客で、配信だったりして。だからサンプラのオープニングの「AWAKE」でライトアップされて、実際にお客さんがいるのが見えたときは本当に感動しました。
――メンバーとの思い出のなかで、一番心に残っていることは?
TOSHIKI:まだコロナがない頃には、みんなでライブ後に打ち上げとかして。
HIROTO:意外とそういうさりげない時間がね。
TOSHIKI:特別なことじゃなくて、さりげない時間を過ごした瞬間ですよね。
TAIYU:家族みたいなもんなんで。
KENTO.i:普段の日常が心に残ってるよね。
TOSHIKI:大きな出来事としては、オリコンのトップ10内に入れたとか、嬉しい出来事はたくさんあるんですけど。そこに至るまでの過程で、みんなで楽屋で“またいつも通りのことをやってるわ”っていう時間のほうが多く残ってると思います。僕の中では。
HIROTO:ここ最近だったら「Wanna be」のMV撮影後、疲れてるのに到着するまで帰りの車の中でみんなで騒いでたときが一番楽しかったりとか。
TAIYU:そうそう! 帰り道、あっという間だった。
TOSHIKI:そういう時間って学生の頃に感じていた時間と似ていて。大人になったらそんな風になることってなかなかないじゃないですか? だけど、なんか分かんないけど楽しくて、くだらないことが面白い。そういう時間をみんなで共有したことが心に残ってます。
IVVY/KENTO.i
――では、メンバーのみなさんにお伺いします。あなたにとってTOSHIKIさんとは?
KENTO.i:TOSHIKIはちゃんと人としてどうなりたいかっていうヴィジョンが見えてる人。
TOSHIKI:ああー。散歩しながらそういう会話をしたね。
KENTO.i:そういうところもありつつ、普段は可愛いんですよ。ラーメン屋行きたいとき、“ラーメン屋行きたい”っていえばいいのに“ラーメン食べたくない?”って遠回しに誘ってくる感じが可愛いなって思いますね。
YU-TA:TOSHIKIといえばムードメーカーでもあると同時に、自分の活動を通して、グループの行く先を態度で示す。そういう道しるべ的な存在ですね。
――YU-TA さんは最初、なんでTOSHIKIさんをIVVYに誘ったんでしたっけ?
YU-TA:いいなと思ったからです。人間性が。僕の高校の同級生の友達がTOSHIKIと東京消防庁で同期で。僕は長崎、TOSHIKIは秋田、まったく生まれも育ちも違うのに共通の友達がいて。同じレッスンで会う前からその友達を介してTOSHIKIのことは知ってて。
TOSHIKI:僕もYU-TAのことはその友達を介して知ってて。
YU-TA:それで2年後ぐらいにレッスンで初めて会ったんですけど。そのときに“初めまして”の感覚じゃないぐらい、すっとなじめたたんですね。そこから自然と一緒にやりたいなと思ったんで。運命であり必然だったのかなと思ってます。TOSHIKIと出会ったのは。
HIROTO:TOSHIKIはおもしろい存在ですね。自分が育ってきた環境とは真逆にいるタイプの人間で、混じり合うはずないんですけど、スルメなんですよ。知れば知るほど癖になる。YU-TAが“グループに入れる”っていったときも“絶対合わないわ。大丈夫?”でしたから、僕は。だけど、スルメなんです(笑)。知れば知るほど可愛いしおもしろいし。こっちがハマるんです。癖になっちゃって。
TAIYU:TOSHIKI君はいい意味で少年。一言でいうと。彼はスーパー子供なので、ちょうどいい距離感で“うん、そうだね”、“それいいじゃん”っていってると、どんどんのってくる。そういう人です。
IVVY/TAIYU
――分かりました。では、そんなTOSHIKIさんが在籍するIVVY最後の『「PIE5E」Release Party』。こちらはどんなものにしたいですか?(※このインタビューは11月上旬に行ないました。)
TOSHIKI:この5人で最後に回る東名阪になるので、ツアーとは違ってアルバムのリリパなので楽しみたいなと。一緒に遊んじゃおうよと。最後はありのままの自分たちで締めくくりたい。5人らしさって、結局はそういうところなので。最後まで笑って、わきゃわきゃと終わろう。そんなライブにしたいです。
――そのためにも、くれぐれも先に泣いたりしないでくださいよ。HIROTOさん!(←Zepp HANEDAで号泣)
HIROTO:それは分かんない。そのときになってみないと。だってもう次の日からないんだよ?
YU-TA:きっと、終わったあとに実感するんだろうね。そうしたらさみしくなるんだろうけど。いまはまだ終わるっていう気がしないから。こうしてるのが当たり前で。
KENTO.i:そうだね。
HIROTO:TOSHIKIが卒業することについてもまだ何も実感がわかないから。
YU-TA:だから、リリパは純粋に、そのままの気持ちでできたらいいなって思います。

取材・文=東條祥恵 撮影=森好弘

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