「私たちに超えられない壁はありませ
ん。これからも一緒にHOT DOG CATの
歴史を刻んでいきましょう」。HOT D
OG CAT新宿BLAZE単独公演レポート!
彼女たちは、天に向かって大きく手を伸ばしながら「手を伸ばして何か掴もうとしても 遠すぎて 届きそうで届かない」と「ワンダフルライフ」を歌っていた。6人がつかもうとしているのは、けっして届かない夢物語ではない。そう思わせるくらいに、彼女たちは強い自信と眩しい笑顔を浮かべながら、伸ばした手や視線の先に見える未来をつかもうとしていた。いつも以上に気持ちが熱く沸き立つ。もう、最高にワンダフルなライブだ。
「もっともっと燃えあがっていくぞー!!」「GO!! FIRE!!!!」。気合の入った6人の掛け声が気持ちを熱く掻き立てる「炎上キャンプファイヤー」でも、フロア中の人たちが大きく身体を揺さぶり、騒いでいた。パワフルでダイナミックなパフォーマンスを見せながら、6人は、観客たちのハートを熱い想いで燃やしていく。でも、一番燃えていたのは、メンバーらのハートなのは間違いない。
「曖昧だっていいんじゃない?」と世の中や人の感情を皮肉るように歌ったキュートでパンキッシュなポップチューンの「曖昧me」だが、この日のメンバーたちには曖昧さの欠片もない。この会場にいる人たちのハートを全部自分たちの色に染め上げ、一緒に夢中や熱狂の先にある景色へ飛びこんでいこうと、6人は最高の笑顔を浮かべてみんなを誘い出していた。メンバーらに煽られ掲げた数多くの拳が、ひと際高く突き上がっていたのも、その気持ちに応えていたからだ!!
「凸凹フレンズ」でメンバーらは、カウベルやトライアングル、カスタネットなど手にした打楽器を打ち鳴らし、デコボコな気持ちの隙間を熱狂で埋めるように熱い歌を届けてくれた。落ちさびでは黒沢あかりが「大好きだよ」と叫ぶ姿も登場。その熱い想いを、思いきり抱きしめたい!!!!!!
さぁ、いつもの場所に集まったみんなと一緒に、いつものように夢中になってはしゃごうか。ポップでパンキッシュな「イツモノヨウニ」の演奏に乗せ、6人は伸びのある歌声で「いつものように いつものままで いつものように笑顔のままで」と歌っていた。この歌を耳にするたび気持ちが騒ぎだし、にやけだす。力強く躍動するバンド演奏を引っ張る形で、彼女たちは華やかな動きを示しながら、この会場に笑顔を振りまいていた。じつは悲しい別れの歌だけど、それ以上に「楽しい」気持ちに身体中が染まってゆくのも、彼女たちが歌い躍ることを本当に楽しんでいたからだ。その「楽しい」が伝わるからこそ、気合を込めてエールを送りたくなる。
「「君が好き」そんな感情が溢れてきて もう止められない」と、感情を込めて歌う大原莉奈の歌声から始まったのが、「純情アイスティー」。恋する女の子の言いたくても言えない純情な胸の内を綴ったこの歌が、この日は熱情した告白ソングに思えてしまうほどだ。触れたら火傷するという言葉の意味を実感するくらい、彼女たちの歌声に込めた想いはハンパなく情熱的だった。
メンバーらがテンション高い声で叫ぶ「オリンピック ハイテンション」の声に合わせ、フロア中から熱い手拍子が飛びだした。会場中を熱狂へ包み込む「オリンピック・ハイテンション」の登場だ。一度上がりだしたときめきは、もう止まらない。フロア中で高く突き上がる拳の風景も圧巻だ。彼女たちの気迫の籠もったエールを受け、全力ではしゃがなきゃもったいない。
「色々な色 色とりどりの 見えない色んな色」と6人が気持ちを一つに歌ったハーモニーを合図に、「イロイロナイロ」へ。躍動するパンキェシュなブラスロックナンバーに乗せ、メンバーたちがテンション高く、張り裂けんばかりの声を響かせながら観客たちを煽れば、愛らしい楽曲へいつも以上に色とりどりの熱い色を並べ、この会場を熱狂という火傷しそうなくらい熱い色に染め上げていった。
飛びだしたのが、HOT DOG CATの始まりを告げた「オフィーリア〜君に会いたくて〜」。この場に集った人たちと何回も、何十回も交わしてきた想いを改めて噛みしめるように、彼女たちは仲間たちへ向け、愛しさたっぷりに「君が好きだ」「君がこの世で一番愛おしい人」と歌っていた。「君に会いたくて だけど会えなくて」と歌うその声が、とても愛しくて、でも切なく感じていたのは、彼女たちと一緒にここへ作り上げた熱狂が本当に愛おしいほど熱かったから。この熱狂を、もう離したくない!!
「このツアーでの経験を通して自分に自信がついたことや、楽しかったこと、いっぱいあったんですけど。足踏みしているだけの自分がすごくつらくて、苦しくて、悩んだこともありました。そんなときに正規メンバーに昇格した紬に、ファンの方がこれからいっぱいいろんな景色を一緒に見ていこうねと言ってくれたことがすごく自分の力になって、前向きもっと進んでいきいたいなという気持を持つことができました。今日のファイナル公演を通して、紬は前の自分よりも進化できたと思います。これからも、もっとみんなといろんな景色を見ていきたいです。これからも一緒に隣で歩きながら、前に進んでいきませんか?」(東條紬)
「誰しも立ち止まりたくなったり、落ち込んだり、悲しくなったりするときがあると思います。わたし、そんなときは三年間HOT DOG CATを続けてられた自分を信じたいし、ファンのみなさんの言葉一つ一つを受け決めて前に進みたいと思い続けてきました。なので、ファンのみなさんも悲しかったり落ち込んだり、嫌なことがあったときは、わたしのことを見てほしいです。お互いに背中を押せるような存在になりたいです。
「今日は、ここにいるみんなで、今まで超えられなかった壁を超えることができました。このツアーを通して応援してくれるみんな、一緒に目標に向かって走り続けてるメンバー、全員の熱い気持を感じることができました。全力応援キャラバンを通して、みんなからもらった力を、これかちのHOT DOG CATで何百倍にもして、みんなにお返しできるように頑張りたいと思います。私たちに超えられない壁はありません。これからも一緒にHOT DOG CATの歴史を刻んでいきましょう」(黒沢あかり)
「2018年に初期メンバーと新宿BLAZEワンマンを行う目標を掲げてから、3年半かかってしまいました。でも、そのうちの1年強をこの6人のHOT DOG CATで過ごしてきて、これから先の未来も、このメンバー5人と、ここにいるみんなと一緒に進めると思ったら、この先がすごく楽しみです。これからは新しい目標を掲げて、この5人のメンバーと、ここにいるみんなと一緒に前へ進んでいきたいと思います。これからもついてきてくれたら嬉しいです」(大原莉奈)
「ここに来るまで選択しなきゃいけないことが何個も何個もあって、自分に負けそうになってしまったこともあったんですけど。いつも応援してくれてるみんなが私たちの選んだ道を正解に導いてくれたんだなと思います。デビューしたときに掲げた新宿BLAZEでワンマンをするという夢は、あの頃のわたしにはすごく大きすぎて、一人では絶対に無理だったけど。こうやって5人のメンバーと出会えて一緒にいれたから、今日ここに立てることができています。一緒に夢を叶えてくれてありがとう。HOT DOG CATも、白河陽奈でいることもあきらめなくて良かったです。わたしはやっぱりHOT DOG CATが、ファンのみんなが大好きです」(白河陽奈)
みんなが涙声で高く拳を掲げ、ふたたび「全身全霊 頑張って きっとこの夢叶えよう」と歌い、会場中の人たちと思いを分かちながら、この会場に足を運んだ一人一人の心に熱狂の景色を焼き付けていった。
PHOTO:本間裕介
2021年10月23日(土)
【日程】2021年10月23日(土)
【出演】HOT DOG CAT
【料金】※各D代別
《入場順》
《チケット予約》
HOT DOG CAT 夏の!!全力応援キャラバンツアー!!大感謝祭!!
【会場】名古屋ライブハウス付近
■注意事項
■レギュレーション
「オリンピック・ハイテンション」MV
「楕円形メリーゴーラウンド」MV
「THIS IS 合宿」MV
「曖昧me」MV
ライブメンバー
大原莉奈
Guitar : 石谷 光 〔ACMA, BILLY AND THE SLUTS〕
Accoustic Guitar : 平田崇
Brass Arrangement : Shunta Ebisutani
HOT DOG CAT Web
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