MIYAVIが考える、いま音楽で発信する
べきものとは?

取材が行われた部屋へ姿を現したMIYAVIは、自身がアンバサダーを務めるGUCCIのスーツをカッコよくクールに着こなし、ギターを持っていなくても圧倒的な存在感を放っていた。ギター1本で世界へ飛び出し、戦いを挑み続け、いまでは音楽人、俳優、モデル、UNHCR(国連難民高等答弁務官事務所)親善大使としてワールドワイドな活動を展開している。だが、その真ん中にあるのは音楽人としてのMIYAVIである。コロナ禍のなかでもいまできることを模索して音楽活動を続けてきた彼は、そのなかで、いま音楽で何を発信するべきだと考えたのか? その答えは、9月15日発売のアルバム『Imaginary』のインタビューのなかにあった。
――まず最初に、前作『Holy Night』(2020年)と今作『Imaginary』の関係性について教えてもらえますか?
実はこの2枚のアルバム自体、東京2020オリンピックの前と後に出そうと考えていたんですが、オリンピックが延期になり、ツアーもできない状態になって。作品ってやっぱりオーディエンスの前で演奏して完成するところがあるから、ツアーができないまま2作品を続けて出すのは違うなと思って、この『Imaginary』は一度、途中段階で冷凍保存したんです。
――自らの判断で制作をストップしたと。
そうですね。作品は時代とリンクして初めて意味のあるものになる。実際『Holy Night』自体もコロナが発生する前から作っていたもので。そもそもパンデミックになる以前からこの地球、世界はずっと燃えていた。難民問題も、いまではアフガニスタンが大変なことになっているし、黒人やアジア人に対する人種差別問題とか、ハイチで大地震があったり、中国で大雨が降ったり、地球上のいたるところで山火事も起こっている。こういった地球の異常気象を含めた気候変動の問題とか、貧富の格差問題も含めいろんな問題が山積みなんですよね。
――コロナ禍になる前から地球は。
そうです。そのなかで僕たち音楽家にできることって何だろう? 何を歌えるんだろう? 叫ぶべきなんだろう? その問題提起を含め作ったのが『Holy Night』だったんですね。
――その叫びをこれまでとは違う、日本語と英語をミックスしたリリックで、それを自ら歌って届けることを試みた作品だった訳ですね。
それを経て去年、感染症の拡大で日本でも緊急事態宣言が出てツアーや映画の撮影など延期になり、じゃあいまこの状況のなかで自分には何ができるのか? ってなったとき、まず最初に取り組んだのがバーチャルライブでした。自分のワークスペースから始まって。
文化の力は、未来を指し示すこと。音楽も、映画も、芸術には未来を指し示す力がある。ゼロから一を作り出すことができる“想像力”=Imaginationが。
――あと、Instagramを通してファミリーライブもやってましたよね。
そうですね。娘たちともバンド組んで(笑)配信してたし、ドローンを使って無人撮影をしてみたり、チームラボ(teamLab Planets TOKYOで開催した『MIYAVI Virtual LIVE-Level3.0』)とやったり、VR (バーチャルリアリティ)もやったし、年末には XR(エクステンデッドリアリティ/Amazon Musicとタッグを組んで最先端のXR技術を駆使した『MIYAVI Virtual Level5.0 Synthesis シンセシス』)もやりました。
――これは近未来のライブ空間という実験的要素とアートが融合した凄い世界でしたよね。
あれ大変だったんだよ! 裸足じゃなきゃいけないっていうのがまずあって。あの部屋自体もともとアンビエントな音楽に合わせて作られたものだから、それをMIYAVIの音楽とどう同期させるかとか、セットのエフェクトとエフェクトの間の切り替えの間があったり、音の同期、ドローンの配置とかいろいろ大変だったけど、チームラボプラネッツの制作チームもすごくオープンに頑張ってくれて。あのとき、あの場所でしか作れないものができたと思います。いまもバーチャルライブの世界はまだまだ可能性があると僕は思ってます。ただ、僕たちがリアルライブでやっているものの全てが伝わるわけではない。やっぱり匂いとか景色とか温度とか、会場に行くまでの道のりとか、そういうのは皆無だから。しかも、画面を観てる途中に“ピンポーン”って宅急便が来ちゃったらおしまいじゃないですか(笑)。
――まさにそうなんですよ!
没入感という意味では、デバイスによってまだまだ制限や限界がある。それでも、今後デバイス、ネットワークがどんどん進化していけば可能性は広がると思います。あと、やっぱり僕たちがリアルライブのステージから客席に向かって何かを発信しているときって、数値では表せないものを出してると思うんですね。バイブスもそうだし、空気の振動とか波動とか。バーチャルの世界でこのリアル感を届けるためには、まだまだ進化が必要。去年の年末に挑戦したXRは、ビリー・アイリッシュやケイティー・ペリーもやってて。合成なんだけど実写で自分もそこにいるという、ちょっとARとクロスオーバーした形なんだけれども、そういうのをやってみたりして近づいてる実感はあります。
――コロナ禍でツアーがなくなった後も、いろいろ挑戦的な活動を続けていたんですね。
そうですね、とにかく止まっていたくなかった。コロナにやられっぱなしだと腹立つじゃないですか(笑)。とにかく何か道はないか、ずっと模索してましたね。そのなかで強く感じたのが、僕たちの想像力、何かを思い描いたり夢見たりすることって、それこそが僕たちの未来を作るにあたって武器なんじゃないかと思ったんです。これが人が人である所以というか。難民支援活動をしていると、緊急フェーズでは食料、医療、水、住むところが最優先されるんですけど、その次に教育、文化がある。この文化の力って何かっていうと、未来を指し示すことなんです。“未来はこっちだ!”っていうことを僕たちは高らかに言えるんですよ。
――文化のパワーを使って?
そう。音楽もそうだし、映画もそうだし、芸術には未来を指し示す力がある。ゼロから一を作り出すことができるこの“想像力”=Imaginationが。だって、ここにある椅子だってピアノだって、そもそもその想像力Imaginationがないと生まれてないんだから。動物には作れない。“こういうものがあったらいいな”という『ドラえもん』の世界ですよ。
――“こんなこといいな、できたらいいな”って。
想像力さえあればまだまだ新しい世界を作れる。そこで問われてくるのが、僕たちはどういった未来にしたいのかということ。『AKIRA』(※第3次世界大戦後の未来を舞台にした大友克洋によるSFマンガ。そのなかに東京五輪が2020年に開催されることや伝染病が蔓延することが描かれており、いま再び注目を集めている)みたいな世界にしたいのか、『鉄腕アトム』(※21世紀を舞台に、原子力をエネルギーに人間と同じ感情を持つロボット、アトムが活躍する手塚治虫によるSFマンガ)みたいな世界にしたいのか、『攻殻機動隊』(※士郎正宗による近未来の日本を舞台にしたサイバーパンクマンガ)みたいな世界にしたいのか。それは僕たちにかかっていると思うんですね。このコロナ禍で音楽家として、これは僕だけじゃなく、世界中の表現者たちが感じたと思うんです。何のために音楽をやるんだろう? どうしたら僕たちはここに存在する意義を肯定しながら活動できるんだろう? その一つの答えが、この創造性をどう使うかということだったんです。
コロナによって何に気づけたのかって考えないと。新しい築き方ができていったなら、ただ単に失われた時間にならないんじゃないかって。
――その創造性でMIYAVIの新しい世界、新しい未来を指し示したのが今作『Imaginary』。
僕たち人間にはこの創造性とともに理性というものがあって、ときにはその理性の部分に首を閉められることも多かったりもします。この理性に凝り固まった状態を“重力”と考えると、その重力から解放される時がきたんじゃないかなと。このコロナで結構“これ、なくてもよかったよね”というものにめっちゃ気づいたじゃないですか?
――これなくてもやれるじゃんって。
ぶっちゃけ、この会話(インタビュー)もリモートでできるし。アルバムの紙資料もPDFでいいじゃないですか。僕は音楽以外に俳優業やモデルもやらせてもらってますけど、例えばファッション業界。あっちはあっちで、結構重力があるところでやってきてて。いま、GUCCIなんかも、デザイナーのアレッサンドロ・ミケーレ氏が“そもそも春と秋にショーをやる必要ってある?”というところにきていて、そこからの脱却というのでショートフィルムを作って発表したりしているんですね。コロナで経済活動が止まらざるを得なくなってしまったからこそ、“あれ、待てよ”と。いままではこうだったけど、これって正しいの? こうじゃなくてもいいよね? というところにきている。
――コロナでこれまでの凝り固まった考え=重力から解放されてきている、と。私たちは。
そう感じます。それがアルバム1曲目の「New Gravity」。ここからこの世界は反転する。いろんなものの価値観が変わっていく。勝者と敗者も逆転し、オセロのように変わっていく。その反転した世界で、僕たちはどう飛べるのかというのをテーマとした楽曲です。文明や文化、しきたりもルールも思い込みも、重力自体が実は自分たちが作っていたものなんですよね。
――歌詞にある《くだらない自意識(プライド)》もそうですね。
はい。いまこそそれを捨てて、解放されるチャンスなんじゃないかと。逆に思うんです。
――ライブもできなくなって、私たちの日常を奪ってしまったコロナ、クソ喰らえと叫ぶのではなくて。そこも、反転の発想ですね。
コロナによって何に気づけたのかって考えないと、ただの失った時間になってしまうから。リアルライブのことだけを考えたら、“ライブもフェスもやれなくて残念だったね”で終わっちゃうけど、これで、バーチャルライブの世界での自分たちの在り方を探ったり、そこでのファンベースの新しい築き方ができていったなら、ただ単に失われた時間にならないんじゃないかってこと。
――ああ、なるほど。
eスポーツとかね、この時期に発展したものもいろいろあるじゃないですか。そのなかでどう自分たちが存在していくのか。それを考えるときにきたんじゃないかと考えます。僕はそういう意味では、コロナが正しいという訳では決してないですが、この流れ自体はもしかしたら必然的なもの、起こるべくして起きたのかなと。
――地球にとってみれば。
まさにそう。人間にとってみれば“なんでやねん!”ってことだけど、地球からしたら空気が綺麗になりました、イルカが戻ってきました、とか、ぶっちゃけ全てが悪いわけではない。ここは見逃してはいけない部分でもあると思います。地球環境のことだけを考えたら。
――紙資料をPDFにするという小さなことも、結局はそこにつながっていきますもんね。
はい。物を所有しなくなっていくことも一つの解放だと思うし、それも新しい価値観です。
――このアルバム自体、サウンド感とかアートワークも含め、新しいMIYAVIの解放をとても感じる仕上がりになっているなと感じました。
そうですね。意識した訳ではないんですけど。サウンドの制作面でいうと、いままで一緒にやってきたレニー(レナード・スコルニック)に加えてジェフ・ミヤハラという東京ベースでやっているプロデューサーを迎えて、キャンバスにどうサウンドを配置するかというサウンドのミックス面とかボーカルのアプローチの仕方とか大きく協力してもらいました。僕が(コロナ禍で)ロスアンゼルスに飛べなかったから、ジェフもそうだし、今回のアートワークやMVのディレクションをしてもらったPERIMETRON――彼らは常田(大希/King Gun,millennium parade)君たちを綾野剛ちゃんから紹介してもらってつながったんだけど、要は“東京でしか作れないもの”をここで作らないと、“ロスアンゼルスに戻れなかったから東京で作るしかなかったんだよね”で終わってしまう。そうじゃなく、東京で作ったからこそこうなった、というものを作らないと意味がない。ただ、その“東京”に関しても誰とでもいいというのではなくて。これは京都から見た東の都ではなく、世界から見た極東=Far Eastである東京。それを意識しながら物を作っているクリエイターたちとやる必要があった。それで、今回は彼らとご一緒させてもらったという感じです。
ギターを含め、自分のトラック自体にMIYAVIサウンドというものを確立しつつある。その確信がなかったら、ニルヴァーナのカバーはやれなかった。
――こういうエッジの効いたクリエイターたちとのセッションはいかがでしたか?
僕もたくさんのことを得たし、気付かされた部分もたくさんありました。そこが結果的に良い流れを作り出して作品に出ていったんだと思いますね。
――私、今回のアートワーク、MVが本当に気に入ってて。何がいいって、PERIMETRONさんがバチバチでMIYAVIさんに挑んでいるんですよ。それが作品から見えるというか。
そこで起きたケミストリーみたいなものは、正直自分の想像以上でした。大体の人は、予算がこうだから、時間がこうだからっていろんなことを端折る。でも、昨日もPERIMETRONのチームと映像を撮ってたんだけど、彼らはどれだけ時間かかっても全部やる(笑)。俺も端折りたくない派だから。普通だったら、“これだけ時間が押してるからこれは止めて”っていうのがプロダクション側からくるんです。でも、彼らは端折らない。むしろ増やしかねない(笑)。そうなると俺も“こういうのどう?”ってなる。で、終わらない(笑)。でも、それがクリエイションの楽しさじゃないですか。彼らとやって久しぶりにそういうのを感じましたね。
――ではジェフさんとの化学変化は?
こっちは時差があるなかでのレニーとのやりとりだったので、チームとしてやり方の違いでの摩擦も正直あった。ファイルのデリバリーの仕方、歌の録り方も違って。だから、途中で悩みましたね。このディレクションで大丈夫かな? いままでのやり方に戻した方がいいいんじゃないか? って正直、思った。だけど、始めた以上“こうやったからよかったね”と思う方向にもっていくしかない。いままでの俺の人生も、そうしてきたから。昔バンドを組んでました、ヴィジュアル系でした、それらはいま現在のブランディングからしたらプラスじゃない経歴かもしれないけど、それがあったからこうできる、こういう見せ方も俺はできるっていう風にしていかないと、変わるたびにずっと後悔しちゃうじゃん。自分の人生を。実際あの時期があったから、いまの自分と自分にしかできない見せ方があるから。ジェフとのプロセスではたくさんの摩擦はありましたけど、結果、彼の持つポップ性との化学変化を発見できたと思っています。ジェフはギタリストじゃないから“今回のアルバム、自分の役目としてはギターはどうでもいいと思ってます”って平気で言ってましたからね(笑)。あれは新鮮でしたね。
――それは面白い。PERIMETRONとは違うスタンスでMIYAVIさんとバトってるところがいいな。そこはサウンドにも表れてますよね。だってギターよりもボーカルエフェクトやコーラスワークのほうがやたら凝ってるんですよ、今作は。
それによって自分の声に気づけた、新しい鳴りを発見できたのは大きかったですね。ディレクションに争わずにやったことが、自分にとっての解放につながったので。その音が、聴いてくれる人にとっての解放につながればいいなと思ってます。
――ニルヴァーナの「Smells Like Teen SpiritSprit」のカバーは“うわっ、イントロ弾かないんだ”“このサウンドの透明感、なに!?”って。頭の中にあったこの曲の固定概念がぶっ飛んでいく解放を感じました。
ああー。すいません(笑)。でもこれはね、自信がありました。じゃないと触れられないよ、この曲には。元々がギターミュージックだし、世界を変えた曲だから。そこを新しい音像、MIYAVIサウンドで自由にアレンジさせてもらえて光栄でした。もうどんな曲でもMIYAVIサウンドにできるよ、この曲やれたら(笑)。だって実際あるもん、(ギターの)スラップにしてもサウンドのトーンにしても、自分の音が。今後はカバーアルバムを作ってもいいかもね。日本だと、例えば徳永英明さんとかは自分の声に自信があるからこそカバーアルバムをあんなに作れるんだと思うんですけど。僕はギターを含め、自分のトラック自体にMIYAVIサウンドというものを確立しつつある。その確信がなかったら、このカバーはやれなかったですね。
――アメリカ国歌をフィーチャーしたP.O.D.の「Youth Of the Nation (feat. Troi Irons)」のカバーにも驚かされましたけど。前作には邦楽カバー2曲(沢田研二TOKIO」、矢沢永吉「止まらない、ha~ha」)、今作には洋楽カバー2曲をそれぞれ入れた理由は?
本当は洋楽1曲、邦楽1曲のカバーをそれぞれに入れる予定だったんです。「TOKIO」はオリンピック前に出していろんなところで演奏したかったから入れるのを決めてて。もう1曲は洋楽にしようと思ってたんだけど、矢沢さんのフェスがコロナがなかったら予定されてたので入れることになりました。
少なくとも僕の音楽を聴いてくれてる人たち対しては“未来はこっちだ!”って言えるようにしていたい。
――なるほど。オリンピックといえば、開会式、閉会式に“MIYAVIでも呼んでくれたら”という一般の方のTweetに“いつでも出られる準備はできてます”というようなコメントを返してらっしゃいましたよね。
はい。ぶっちゃけ全然やれるし、全然やれた。これは「Imaginary(feat. Kimbra)」の話にも通じますけど、いまの日本に欠落しているのはリーダーシップだと感じます。“未来はこっちだ”ってリスクを背負っていえる人がいない。オリンピックのゴタゴタもそうだし、コロナ対策のゴタゴタもそうだし。もちろん実際はいろんな意見も飛び交って収拾をつけるのも想像する以上に大変だと思うんですが、やっぱり国として未来を指し示す力がないから起こってしまう。僕たちは、こういう文化、音楽を通して、少しはその一端を担うことができるかもしれない。少なくとも僕の音楽を聴いてくれてる人たち対しては“未来はこっちだ!”って言えるようにしていたい。今回のアルバムは頭2曲(「New Gravity」、「Imaginary(feat. Kimbra)」)で完成なんですよ。
――ええーっ!!
そこで“未来はこっちだ!”って言ってるから。残りの曲は全部カップリング(笑)。
――豪華すぎですけど。
しかもカップリングのほうが曲も多い(笑)。このアルバムを聴いて“未来は捨てたもんじゃないかもね”って思ってもらえたらそれで完成です。
――終わっちゃった(笑)。でも、もうちょっと曲の話を聞かせてください。「I Swear」は進化系MIYAVIでしたね。こんなに明るく開けたポップチューン、キラキラした爽やかな音楽もやれちゃうんですね。
この曲は東京で作ったの、ジェフと。これこそオリンピック含め挑戦する人たちにもっともふさわしい曲だと思います。
――アルバム中盤には「Hush Hush」というダンスナンバーがあって。前作の「Perfect Storm」で元f(x)のアンバー・リウをフィーチャーリングしたのに続いて、この曲では元Wanna Oneのカン・ダニエルというK-Pop界のスーパースターと立て続けに共演を果たしていて。MIYAVIさんのことを2人はご存知だったんですか?
僕はあまり詳しく知らなかったんだけど、見た時に彼がいまアーティストとして自分のスタイルを確立し成熟しようとしていることを感じました。彼のスタッフさんもMIYAVIを知っててずっと聴いててくれてたので、話はすごい早かったです。楽曲中に声が重なり合ってデチューンになる部分は僕にとっても新しい経験でした。
――そして、このアルバム発売後は9月30日から始まる北米ツアー、12月から待望の日本ツアーとリアルライブがついに復活!
行きますよ。
――「TOKIO」のカバーはやるんですか?
日本だと“TOKIO”を“OSAKA”とか替え歌シリーズでいけるけど、“LOS ANGELS”とかいける?(笑) やれたらやりたいですけどね。
――それでは最後に、読者のみなさんに一言お願いします。
今回のアルバムは、いま、この時代だからこそ歌えることを全部詰め込みました。みなさんも日々の暮らしの中で先行きが見えなかったり、仕事が不安定になったり、不安を感じている部分もあると思うんですが、まだまだ自分たちが想像もしていなかったような明るい未来はあるし、俺たちも大変だけどがんばってるんで、一緒に乗り越えたいと思います。実際、いままでとは違う形になるかもしれないけど、俺も変わらず活動しているので、リアルなライブでもバーチャルライブでも、またどこかで会えることを楽しみにしています。
取材・文=東條祥恵 撮影=森好弘
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