【JUNNA インタビュー】
“歌”というワードは
私の中ですごく重みのあるもの
日本語と英語のバージョンを
ぜひ聴き比べていただきたい
ところで“海と真珠”というタイトルの意図について、梶浦さんから何かお聞きになりました?
いや、レコーディングをした時には、まだタイトルは決まっていなくて。レコーディングもしばらくして、“タイトルですが、“海と真珠”でどうですか?”って言ってくださった時に、歌詞にはない“真珠”という言葉がタイトルに出てくるなんて面白いと思いました。主人公のイメージとすごくフィットしているとも感じましたし。髪色も真珠っぽいし、夜明けの海をどんどん向かっていくような感じやきれいさを、そこで表現しているのかなって。
そう言えば、MVに登場する海も青い海ではなく夜明けを感じさせる色ですもんね。
そうなんです。今回は晴天の下で歌うイメージではなかったので、お昼の間は一切撮影していないんです。早朝に撮って、夕方の陽が落ちかけた時に撮影を再開して。今までも海辺でMVを撮ることはあったんですけど、今回は広い海のど真ん中で自然の海風を感じながら歌わせていただけて、しかもドローンでも撮影できたから、すごく壮大な感じが出ました。
撮影とはいえ海に行ける喜びも大きかったのでは?
はい! ただ、すごく暑くて! 私はずっと日傘の中にいられたんですけど、撮影スタッフの方々はいろんな機材とか運んでくださっていたので、“ありがたいなあ。大変そうだなぁ”と思いながら見ていました(笑)。
さらに今回は“the sea and a pearl”というタイトルで英語バージョンも収録されていますが、こちらはどういった経緯で制作することに?
『海賊王女』は10月から日本で放送がスタートするのですが、8月から海外ではすでに放送や配信がスタートしているんです。海外でもオープニングは日本語の歌をかけていただいているんですけど、歌詞も理解して聴いていただけたら、さらに作品の世界観を楽しんでいただけるんじゃないかということで、英語バージョンも作ることになったんです。YouTubeでMVのショートバージョンを出したら、いつも以上に海外の方からのコメントが多くて! もう観てくださってるんだなとすごく嬉しかったです。
それで歌詞も直訳に近いものになっているんですね。英語バージョンだとレコーディングでのディレクションも違いました?
そうですね。歌い方は変えずに雰囲気はそのままで…をイメージしていたんですが、英詞になると言葉数も増えますし、単語と単語をつなげて歌える箇所が出てくるので、自然とリズムの乗り方や雰囲気も変わってくるんです。一枚のCDに日本語と英語の両方のバージョンが入るって珍しいことなので、ぜひ聴き比べていただきたいです。
ちなみにアニメのオープニングのほうはどんな映像になっているんでしょう?
もう、絵がきれいすぎる! ヒロインのフェナが海の中にいる絵が使われていたり、この曲にこんな美しいアニメーションにしてくださって、本当に嬉しいです。そして、国内で放送を楽しみにしている方にも早く観ていただきたいです。
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