JUNNA

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【JUNNA インタビュー】
“歌”というワードは
私の中ですごく重みのあるもの

新曲「海と真珠」で巨匠•梶浦由記とタッグを組むJUNNA。TVアニメ『海賊王女』の主題歌として生まれた疾走チューンは、彼女自身が持つ力強さに、やさしさや美しさといった新たな要素を加えて、大海原を渡るような壮大な景色を描いている。未来への願いを込めた重要な曲揃いの贅沢な一枚で、彼女が切り開く新たな未来に期待したい。

船出の感じがするフレーズで、
今から始まる幕開け感がある

TVアニメ『海賊王女』のオープニングテーマである新曲「海と真珠」で、梶浦由記さんの曲を歌われると知った時はどう思われました?

めちゃくちゃ嬉しかったです! 梶浦さんの作品はコーラスワークがすごく、異国感があふれていて、ずっとご一緒にお仕事をしたいと願っていたんです。なので、どんな楽曲になるのか、楽曲が届くまでワクワクしていました。

じゃあ、実際に曲が届いた時は?

“作品の情景やキャラクターの生き生きとした表情が見えるような素敵な楽曲だな”というのが最初の印象でした。2、3回聴いただけで全部歌えるくらい印象的な歌詞やメロディーで、随所に梶浦さんが書かれるコーラスワークが素敵で感動しました。歌い出しがAメロでもサビでもなく、コーラスから始まるというのも意外性があって…しかも、船出の情景が浮かぶフレーズなんです。すごくインパクトがあるし、今からアニメが始まるっていう幕開け感もあって、オープニングテーマにはぴったりだなぁと。

その船出感、分かります! 船乗りたちのかけ声のような、でもどこかエキゾチックな響きもあって、絶妙なビブラートの利かせ具合といい、かなり研究されたのかなと。

いやいや、そういうわけでは(笑)。最初のコーラスは他を全部録り終えてから歌いましたし、梶浦さんも“今までどおりの雰囲気で歌ってね”と言ってくださったので、あまり気負うこともなく。ただ、その一声で世界がガラリと変わる感じがあるので、ズシンと重さを乗せつつ、しっかり世界観を伝えられるように歌いました。

レコーディングでは梶浦さんからどんなディレクションがありました?

特にAメロとかは音の雰囲気を聴いて、内にこもるような感じで歌っていいのかなと思っていたんです。でも、最初から開けた感じで明るく、“前に進んでいくんだ!”という想いを乗せてほしいというディレクションをいただいて。

歌い出しから《始まりの海は広くて眩しくて》ですからね。

そうなんです。壮大さや美しさを最初から表現したくて。でも、音域的には低くなりがちだから、どうやって海原を渡っていくような前向きなイメージを聴いてくれる方に感じてもらえるのか苦労しました。あと、この曲は歌ってみると“これで一曲なの!?”と驚くくらい一曲の中で冒険していて、いろいろな景色が見えるかのように展開していくんです。個人的にはBメロの《やさしい君の歌が/未来へ想いをつなぐ》というパートがすごく好きで…やっぱり“歌”というワードは私の中ですごく重みのあるものだから、歌った時に想いがめちゃくちゃ強く出た気がします。

ちなみに歌詞に何度も“東”というワードが出てきますが、これはなぜなんでしょう?

太陽が昇り、新しい日が、未来が開ける方角だからだと思います。太陽に向かって、未来に向かって進んでいくってことなんだと。それこそ《far to the east》というフレーズが出てくるDメロは、個人的にも特に聴いてほしいところで、ドラマチックな曲の中でもここで一気に曲調が変わって心を摑まれるんです。そこからギターソロにつながって、最後のサビに向かっていくっていう、この構成がすごく好きですね。

裏で鳴っている鐘の音も荘厳ですよね。JUNNAさんお得意の力強さもありつつ、美しさも表現しているあたり、まさしく新境地だと感じます。

そこはパッと見たところ純粋なお嬢様に見えて、実は内に秘めたものがある『海賊王女』のヒロインにも通じるところがあります。きっと梶浦さんも今までの私の曲を聴いてくださったからこそ、力強さを残しつつ、そこに別のものをプラスするという作り方をしてくださったと思うんです。実際、私も最初はめちゃくちゃ力強く歌ってしまって、そこにやさしさを入れ込むのがすごく難しくて。梶浦さんのディレクションのもと、最終的にはアップテンポな曲だけど、自分の中ではバラードのような感覚で言葉に重きを置いて歌うようにしました。リズムに合わせて歌詞をどんどん切っていくのではなく、フレーズを意識して歌うことで、いつもと違うやさしさや楽曲のきれいさを表現できた気がします。
JUNNA
シングル「海と真珠」【初回限定盤】(CD+Blu-ray)
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OKMusic編集部

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