『あつまれ どうぶつの森』の手帳カ
バーや『MOTHER』シリーズ新作も 『
ほぼ日手帳2022』の多彩なラインナッ

2021年9月1日(水)午前11時より、株式会社ほぼ日から『ほぼ日手帳 2022』が順次発売された。1日1ページの自由なスペースを特長とするほぼ日手帳は2021年で20年目を迎え、今や世界中で合計74万人もの人に愛用されているロングセラー商品だ。以下、プレス向け内覧会で公開されたほぼ日手帳と、一緒に使うと楽しい文房具などを紹介しよう。
※ほぼ日手帳は、A6(文庫本)サイズの「オリジナル」、A5サイズの「カズン」、薄手のウォレットサイズの「weeks」といった大きさのバリエーションがある。「オリジナル」と「カズン」は基本的にカバーをつける。「weeks」はカバーをつけなくても使用可能ではあるが、「weeks」専用のカバーも販売されている。なお、記事中の「weeks」は週間タイプを指す。また、既に完売となっている商品もあるので、詳しくは公式サイトで確認を。
東京・神田に引っ越した株式会社ほぼ日
神田ゆかりの手帳が登場
株式会社ほぼ日(以下、ほぼ日)は、2020年11月に東京・神田錦町に移転した。そのことから「神田」をテーマにした手帳が企画され、神田の街で愛され続けている老舗の『近江屋洋菓子店』の包装紙をモチーフにした手帳が誕生。近江屋洋菓子店の包装紙のレトロな色みが再現されたカバーはかわいらしくも品があり、関連文具も充実しているのが嬉しい。(手帳の種類:「オリジナル」「カズン」「weeks」)
『近江屋洋菓子店』の包装紙をモチーフにした手帳や文具の数々。
手帳や文具はいずれも包装紙の色みが再現されており、かわいさと上品さを兼ね備えている。
『鉄コン筋クリート』『ピンポン』などでおなじみの漫画家・松本大洋が描き下ろした「神田」がテーマの手帳カバーのデザインは、御茶ノ水にある聖橋と、その上部を飛ぶ躍動感ある白猫。橋と猫の情景はシュールで、忘れられないインパクトを放つ。(手帳の種類:「オリジナル」「カズン」)
聖橋の上空を猫が飛ぶ手帳カバーは、恐らく唯一無二だろう。
ネクタイ生地を「weeks」用に仕立てた「タイ&チーフ」のシリーズからは、神田の町にとって身近な存在であるお祭りをモチーフにした手帳が登場。ピンク地におかめやひょっとこ、きつねのお面が織られた生地は光沢と滑らさがあり、ユニークながらも高級感がある。(手帳の種類:「weeks」)
おかめやひょっとこはコミカルな雰囲気だが、生地は上品で高級感がある。

おなじみのキャラクターやあの名作漫画まで
懐かしさと新鮮さを兼ね備えたデザイン

2022年の新作には、多くの人を魅了し、元気づけているNintendo Switch用ゲームソフト『あつまれ どうぶつの森』の手帳カバーも。島で暮らす平和で愉快な日々を再現したかのようなデザインは、どんなときも気持ちを明るくしてくれるだろう。(手帳の種類:「オリジナル」「カズン」)(c)2020 Nintendo
多くの人に愛されている「あつもり」。手帳を見るたびに癒される。 (c)2020 Nintendo
ほぼ日手帳の人気シリーズのひとつである『MOTHER』。2022年版は、ゲーム第一作目の『MOTHER』のファミコンカセットのパッケージとおそろいの真っ赤なデザイン「BEGINNINGS」、第三作目の『MOTHER3』のキャラクターが並ぶ「CAST(MOTHER3)」が登場。なお、第一作目の『MOTHER』が手帳カバーのモチーフになるのは今回初めてとのことだ。(手帳の種類:「BEGINNINGS」「CAST(MOTHER3)」は「オリジナル」。その他、『MOTHER2』のアイテムでは「weeks」も販売)(c)SHIGESATO ITOI/Nintendo
会場では、『MOTHER』シリーズでおなじみのどせいさんが手帳を見守っていた。なお、どせいさんの下にいる緑のモンスターは『MOTHER2』に登場する敵、ゲップー。 (c)SHIGESATO ITOI/Nintendo
『MOTHER』のファミコンカセットのパッケージとおそろいの赤い手帳と、『MOTHER3』のキャラクターが並ぶひまわり色の手帳。カラフルな色味に、持つだけで元気をもらえそうだ。 (c)SHIGESATO ITOI/Nintendo
10月1日より発売される、高橋留美子による名作漫画『犬夜叉』。手帳カバーには主人公の犬夜叉と、犬夜叉の兄でライバルの殺生丸が描かれている。付属のクリアカバーを装着すると雲がたなびき、赤と白の色味が際立って見える。手帳関連の文房具も、高橋留美子の迫力とスピード感あふれる世界を反映していて目を引く。(手帳の種類:「オリジナル」「カズン」「weeks」)(c)高橋留美子/小学館
『犬夜叉』関連の手帳や文具。 (c)高橋留美子/小学館
『犬夜叉』の手帳カバー。生命力に満ちた犬夜叉と、幻想的ですらある殺生丸。 (c)高橋留美子/小学館
『犬夜叉』の印象的な瞬間をぎゅっと閉じ込めた一筆箋。ストーリーを思い返して胸が熱くなる。 (c)高橋留美子/小学館
アートやファッション、カルチャーの魅力を閉じ込めた手帳の数々
今好きなものを深め、これから好きになるものを開拓できる
今回、アメリカの写真家・画家であるソール・ライターの手帳も登場。ソール・ライターは2017年、Bunkamura ザ・ミュージアムにて日本初の回顧展が開催され、話題を呼んだアーティストだ。手帳は展覧会のキービジュアルでもあった、雪景色と赤い傘をさす人物の写真をモチーフにしている。(手帳の種類:「オリジナル」「カズン」「weeks」)Footprints, c. 1950 (c)Saul Leiter Foundation
白い雪に黒い人影、真っ赤な傘。ソール・ライターの名作が手帳に。 Footprints, c. 1950 (c)Saul Leiter Foundation
まるでかわいい絵本のように見えるのは、画家・作家として活躍したヨゼフ・チャペックによるチェコ児童文学『こいぬとこねこのおかしな話』がモチーフになった手帳カバー。表紙の印刷はシルクスクリーンを用いており、背表紙は本に見えるデザインになっているので、お気に入りの絵本を持ち歩いているような気分に浸れるだろう。(手帳の種類:「オリジナル」「weeks」)
下段中央がヨゼフ・チャペックの手帳。本を持ち歩くように手帳を携えたい。
ファッションブランドや生地メーカーとコラボした手帳も見逃せない。明るいピンクや黄色の生地にうさぎの刺繍がほどこされた手帳カバーは『Candy Stripper』とのコラボレーション作品で、うさぎの襟元にはコットンレースが縫い付けられている。愛らしくもパンチのあるウサギのイラストは、かわいらしさや元気さなどをぎゅっと閉じ込めているようだ。(手帳の種類:「オリジナル」「カズン」)
また今回は、世界的なツイードのメーカー『MALHIA KENT』のファブリックを使った手帳カバーも登場。ツイードには光る糸やグラデーションのある糸などが使用されており、複雑で繊細な美しさがある。(手帳の種類:「オリジナル」「カズン」「weeksカバー」)
左のツイード地の手帳カバーが「MALHIA KENT」で、右のうさぎモチーフが「Candy Stripper」。きらきら光るツイード地やコットンレースが素敵なので、是非とも実物を見ていただきたい。
NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』のタイトルバックに登場する布をデザインしたブランド『YUKI FUJISAWA』の手帳も見逃せない。手帳カバーはオーロラ色の地に立体感のあるレースと箔が重ねられ、華やかな作品に仕上がっている。weeksの手帳も多色のグラデーションがきらびやかだ。(手帳の種類:「オリジナル」「weeks」)
中央の華やかな二冊がYUKI FUJISAWAの手帳。まるで手帳自体が宝石のよう。
その他、幅広い領域で活躍するブランド『ミナ ペルホネン』の「ほぼ日5年手帳カバー」(A6サイズ及びA5サイズの専用カバー)や、『土屋鞄製造所』によるオイルヌメ革の「はじまりの手帳(ROLL)」の「weeksカバー」など、魅力的な新作が目白押しだ。多種多様な手帳は、アートやカルチャー、ファッションといったさまざまなジャンルをカバーしているので、どんな人でも好きなものに関わる一冊を見つけられるだろう。
右の黄色い花の手帳と、中央の鳥の柄の手帳は、今年初の『ミナ ペルホネン』の「ほぼ日5年手帳カバー」。
使うほどに味が出る、「はじまりの手帳(ROLL)」。じっくり育てていきたい逸品。
使いやすくて中身も充実しており、デザイン性にも優れた『ほぼ日手帳』は世界各国にファンを持ち、ほぼ日スタッフの方でも想像しきれないほど多様な形で使われているという。お気に入りの手帳を見つければ、毎日見返すたびに気分が上がり、書きこむことに喜びを感じるだろう。どれにしようか楽しく悩みながら、2022年の頼れる相棒を探し出していただきたい。
世界を見守るどせいさんは、きっと世界中で愛されているのだろう。
文・写真=中野昭子

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