松尾太陽

松尾太陽

松尾太陽、
新曲「橙」のリリックビデオに
イラストレーターのソウノナホが参加

9月8日にリリースとなった松尾太陽の1stアルバム『ものがたり』から、新曲「橙」のリリックビデオが公開された。移り変わるイラストに歌詞を乗せたシンプルかつスタイリッシュな映像と、清々しく心浮き立つサウンド、晴れやかな歌声のトリニティで、夢を現実に変えんとする主人公のポジティブな空気感を観る者に味わわせてくれる。

2020年9月にミニアルバム『うたうたい』でソロデビューを果たすと、自身が初めて作詞・曲を手掛けた「掌」がUSENヒットチャートで上位ランクインする等、ソロシンガーとしての存在感を早くもアピールした松尾太陽。2021年1月からの3ヶ月連続配信を経て、CDパッケージリリースとしては2作目となる今作『ものがたり』では、ネット上での活躍も目覚ましい新進アーティスト陣からの楽曲提供も多数あり、シンガーとしてさらに新しい境地に踏み込んでいる。

中でも「橙」は、前作『うたうたい』でテーマとなっていた“City Pops”の香り漂う爽快なナンバー。アートから映画、ダンス、漫才と、多様なカルチャーを飲み込む異色のポップスバンド・Bialystocksのメンバーが作詞・曲を担当し、ブラスやギター、ピアノの胸躍る響きが街のはらむ熱を表して、未来に歩もうとする主人公の高揚に巧みに重ね合わせている。City Popsを音楽ルーツに持つ松尾の歌唱も冴えわたり、高低差の激しい旋律を見事に歌いこなしているのも聴きどころだ。

そんな楽曲の情景を、リリックビデオではオープンカーを走らせる女性のイラストで表現。作画を担当しているのは、女性イラストを中心に商品パッケージや広告等、さまざまな媒体で活躍中のイラストレーター・ソウノナホで、橙色の空から蒼い夜空へと切り替わる景色をバックに、繊細な描線がアーバンな街並みと前を見据えたヒロインの瞳を美しく描き出している。斬新な音を鳴らす新世代クリエイター陣の楽曲を受け、ますます色どりの幅を広げる松尾太陽の音楽世界とアートの軽やかなマッチングを、この機会にぜひ楽しんでほしい。

「橙」リリックビデオ

松尾太陽

OKMusic編集部

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