迫力の直筆原稿や堀越耕平氏描きおろ
しイラストが300枚以上展示 『僕の
ヒーローアカデミア展 DRAWING SMAS
H』内覧会レポート

『僕のヒーローアカデミア(以下、ヒロアカ)』初の原画展『僕のヒーローアカデミア展 DRAWING SMASH』(東京会場)が、2021年4月23日(金)から、東京・六本木にある森アーツセンターギャラリーにて開催中だ。ここでは、内覧会のレポートをお届けする。
※緊急事態宣言をうけ、4月25日(日)より一時休業していたが、新型コロナウイルス感染症対策を講じた上で、5月12日より営業が再開。
見どころは、迫力の直筆原稿&世界観を再現した空間演出、堀越氏描きおろしカラーイラスト
展覧会キービジュアル (c)堀越耕平/集英社
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の、堀越耕平氏による人気漫画『僕のヒーローアカデミア』。本展覧会では、主人公・緑谷出久の成長や、“個性”を悪用する犯罪者・敵との激闘が描かれた300枚以上の直筆原稿を展示。さらに、『ヒロアカ』の世界をより深く楽しめる立体造作や映像も展示されている。
(c)堀越耕平/集英社
見どころは、堀越氏が本展のために新たに描きおろした全10点のカラーイラストだ。展覧会公式Twitterでも大反響を集めていたイラストに加え、会場でしか見ることができないB1サイズの巨大カラーイラストが展示されている。アニメシリーズの声優陣を起用した録りおろしの音声ガイドも登場。『ヒロアカ展』をより楽しむことができるファン必聴の内容となっている。
5つの直筆原稿エリアに加え、アニメ・劇場版関連エリアも
アメコミテイスト溢れるエントランスゲートをくぐり、オープニングシアターを抜けると、いよいよ展示エリアへ。各エリアは、第1章~第5章で原作第1話からジャンプコミックス最新30巻までの直筆原稿を、EX+章でTVアニメや劇場版の資料などを展示している。
第1章と第4章は原稿展示がメイン。第2章は、雄英高校のジオラマや教室内が再現された空間のなかで原稿を楽しむことができる。一方第3章は、敵のアジトを再現したようなダークな雰囲気のなかで、キャラクターの名場面の原稿が展示されている。第5章は、原稿に加えヒーローや敵たちの“言葉”に注目したエリアとなっており、その先に堀越氏描きおろしのカラーイラストが展示されている。
「第1章:Plus Ultra!!-ヒーローへ駆け上がれ!―」
(c)堀越耕平/集英社
「第1章:Plus Ultra!!-ヒーローへ駆け上がれ!―」では、“個性”を悪用する敵から人々を守り救けるヒーローを目指し、主人公・緑谷出久が雄英高校に入学。クラスメイト達と切磋琢磨してきた日々を、名シーンとともに振り返ることができる。
▼体育祭編では、爆豪勝己VS麗日お茶子や、緑谷出久VS轟焦凍の激闘シーンも!
(c)堀越耕平/集英社
(c)堀越耕平/集英社
(c)堀越耕平/集英社
▼緑谷出久・飯田天哉・轟焦凍が、“ヒーロー殺し”ステインと戦った路地裏の戦い。
(c)堀越耕平/集英社
▼狙われた爆豪!編。林間合宿に敵連合の魔の手が! 洸汰を守る出久とマスキュラーの戦い。
(c)堀越耕平/集英社
(c)堀越耕平/集英社
▼仮免試験や、A組とB組の対抗戦の原稿​がズラリ。
(c)堀越耕平/集英社
(c)堀越耕平/集英社
(c)堀越耕平/集英社
(c)堀越耕平/集英社
「第2章:Days of U.A.H.S.―アカデミアの日々―」
中央に、雄英高校のジオラマがそびえたつエリア。ここでは、授業風景や文化祭の原稿のほか、スケベ少年・峰田実のコーナーも。一番目を引くのは、ヒーロー科1年A組の担任 相澤消太が立つ教壇と、生徒たちによるにがおえ選手権が開催されている黒板の展示だ。声優陣たちの録りおろしボイスも流れ、まるで1年A組にいるような気分を楽しむことができる。
(c)堀越耕平/集英社
(c)堀越耕平/集英社
(c)堀越耕平/集英社
▼オールマイトに憧れ、ヒーローを目指す緑谷と爆豪の切ないガチバトル回。
(c)堀越耕平/集英社
▼文化祭編で輝く耳郎響香の熱唱シーン。
(c)堀越耕平/集英社
▼峰田の欲望が溢れた名シーンの数々。
(c)堀越耕平/集英社
「第3章:HEROES VS VILLAINS-宿命の衝突-」
明るい雄英高校から雰囲気が一変。配管や錆びた鎖、鉄骨がむき出しのダークな空間は、敵<ヴィラン>のアジトをイメージさせる。メインキャラクターやプロヒーローに加え、敵<ヴィラン>連合の等身大パネルとともに、それぞれの印象的なシーンの原稿がズラリと展示されている。その先には、オールマイトの等身大スタチューも。
▼ヒーローと敵が対峙し、戦いの場に迷い込んだような感覚に。
(c)堀越耕平/集英社
(c)堀越耕平/集英社
(c)堀越耕平/集英社
(c)堀越耕平/集英社
(c)堀越耕平/集英社
(c)堀越耕平/集英社
(c)堀越耕平/集英社
(c)堀越耕平/集英社

▼アジトを抜けると、オールマイトの等身大スタチューが出現。作中「神野の悪夢」跡地に建てられたオールマイト像を再現したものとなっている。誰もが胸に刻んだあのポーズでそびえる“平和の象徴”の姿は必見。
(c)堀越耕平/集英社
(c)堀越耕平/集英社
「第4章:The Super Bout !!―“個性”✕大戦―」
ここでは、数あるバトルの中からエピソードを厳選し大ボリュームで展示。作者の熱い想いも感じられる、宿敵同士による命がけのバトルに息をのむ。前期と後期で、展示される原稿が切り替わるのも見どころ。
●前期【2021年4月23日(金)~5月23日(日)】展示内容:オールマイト vs オール・フォー・ワン
●後期【2021年5月24日(月)~6月27日(日)】展示内容:エンデヴァー&ホークス vs ハイエンド脳無
(c)堀越耕平/集英社
(c)堀越耕平/集英社
(c)堀越耕平/集英社
(c)堀越耕平/集英社
「第5章:From the Origin, To the Future-ミライヲ救エ、ミライヲ壊セー」
展示エリアのラストとなる第5章は、登場キャラクターたちが自らの信念や矜持を示す言葉が描かれた展示がずらり。因縁と宿命とが交差する叫びの数々を、その原稿とともに振り返ることができる。
(c)堀越耕平/集英社
さらにエリアの最奥には、『ヒロアカ展』にあわせて描きおろされたカラーイラスト10点が。こちらはメディアも撮影不可となっているため、ぜひ会場で直接目に焼き付けてほしい。なお、物販エリアで販売されている公式パンフレットには、描きおろしイラストが掲載されている。
(c)堀越耕平/集英社
(c)堀越耕平/集英社
(c)堀越耕平/集英社
▼作品を彩った美麗なカラーイラストのダイナミックな展示。
(c)堀越耕平/集英社
「EX+章:My Hero Archives-広がるヒロアカ!-」
TVアニメや劇場版映画の資料を基に、原作の力を継承する『ヒロアカ』の魅力に迫る展示ゾーン。今や世界中で愛され、広がり続けるも一挙紹介している。
(c)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア 製作委員会
(c)堀越耕平/集英社
音声ガイドで『ヒロアカ展』をさらに楽しもう
『ヒロアカ展』では、アニメキャストによる録りおろしボイスが楽しめる音声ガイドも登場。緑谷出久(CV:山下大輝)・オールマイト(CV:三宅健太)・爆豪勝己(CV:岡本信彦)・麗日お茶子(CV:佐倉綾音)・轟焦凍(CV:梶裕貴)・相澤消太(CV:諏訪部順一)の6名が、展示内容に合わせて印象的なエピソードを振り返ってくれる。
(c)堀越耕平/集英社
※音声ガイドを利用するには、各種日時指定券と別に「音声ガイド引換券」が必要。
『ヒロアカ』コラボカフェで“個性”を味わおう
会場併設の「Cafe THE SUN」では、『ヒロアカ展』とコラボレーションした「DRAWING SMASH CAFE」がオープン。『ヒロアカ』の世界観やキャラクターをイメージした、個性豊かな全11品のオリジナルメニューが楽しめる。
(c)堀越耕平/集英社
(c)堀越耕平/集英社
(c)堀越耕平/集英社
(c)堀越耕平/集英社
(c)堀越耕平/集英社
『ヒロアカ展』は、全日日時指定制となっており、会場でのチケット販売はないので、来場の際はご注意を。また、最新の開催情報を事前に公式サイト等で確認し、新型コロナウイルス感染症対策をしっかりとした上で参加をしてほしい。
テキスト・撮影=実川瑞穂

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