空間で描く、Swimming Sheepの夢心地
サウンド

ドリーミーな世界に浸って

うっとりした気持ちを表すのに“夢見心地”なんて表現があるが、まさしくSwimming Sheepのためにあるような言葉だと思うのだ。音の重ねかたや振り分けかた、構築の仕方など、一過性の面ではなく空間として音楽を作り上げていく。

2008年からAmerican Green名義で音楽制作を開始すると、ネットレーベルを主体に作品を発表。数々のアーティストとのコラボも経験し、2019年には名をSwimming Sheepに改め活動を続けてきた。
前述もしたが、彼の手掛ける作品は空間なのだ。遠くの空には星が瞬き、足元には穏やかな川が流れ、目の前を蝶が舞っていく。そんな情景を一瞬ごとに紡ぎあげ、曲として作り上げる。だからこそ、高い没入感でリスナーを魅了しているのではないだろうか。

先日配信が開始された「Busterminal」は、ラッパー・シンガーとして活動するORIVAがフィーチャリングで参加したナンバー。ドリーミーなトラックと生々しい歌詞は、非日常と日常が重なり、リアリスティックな空気を醸し出す。ほろ苦い恋愛に思わず添えたくなる1曲だ。

Swimming Sheep アーティストページ

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