『灼熱カバディ』、「最&高!」な先
行上映イベントをレポート 裸足で挑
んだ熱い収録&キャスト陣の”灼熱”
エピソード

2021年4月2日(金)よりテレビ東京ほかにて放送開始となるTVアニメ『灼熱カバディ』のオンライン先行上映イベントが3月6日(土)に開催された。
第1話の先行上映に加え、内田雄馬岡本信彦、佐藤元、古川慎、鈴木達央、武内駿輔ら能京高校カバディ部のキャスト6人とスペシャルゲストとしてOPテーマ担当アーティストの大平峻也が登壇。ここでは上映後のトークパートのレポートをお届けする。
【レポート】男子校のような雰囲気でスタート!
第1話配信終了後のトークパートには、内田雄馬・岡本信彦・佐藤元・古川慎・鈴木達央・武内駿輔ら、能京高校カバディ部キャスト6名が登場。
配信直前に、Twitterでハッシュタグ「#灼熱カバディ」の盛り上がりを知り、テンションを高めるキャスト陣。男子校のような雰囲気で、本番わずか2秒前まで雑談が尽きない和気あいあいとした空気のなか、トークパートがスタートした。
内田雄馬(宵越竜哉役)

佐藤元(畦道相馬役)
第1話の感想では、内田が「1話を見ればカバディのアニメであることがよく伝わったと思う」とコメントすると、岡本からは「タイトルで伝わると思う」、佐藤からは「急にほかのスポーツをしはじめたらびっくりです(笑)」と全員から素早いツッコミが。さらに鈴木が「滑ってるぞ」と突っ込むと、「(無観客配信のため)お客さんがいない恐怖心があって……」と不安そうな内田。すると「お客さんがいてもいなくても変わらないよ(笑)」という古川の一言に、「じゃあ怖くなくなってきました!」と内田が喜び、キャスト陣を爆笑させていた。
鈴木達央(水澄京平役)
岡本信彦(王城正人役)
アニメ1話から、カバディのルールなどが細かく描かれている本作。

岡本曰く、「宵越が素直だから、成長していく過程が見られるし、そのおかげでカバディを知ることができる」のだとか。井浦役の古川は、宵越にカバディのルールを説明する役どころだったため、「めちゃくちゃ大変でした!」と、言いなれない言葉やイントネーションに苦労したことを明かす。
また、伊達を演じた武内は、「チャチャを入れてるように見えて、後輩をちゃんとサポートしてるんです。彼らが部としてどう固まっていくかを注目してほしい」とコメント。その伊達とコンビを組んでいる水澄を演じた鈴木は「なぜこのふたりのコンビ仲がこうなったのか」というふたりのドラマも見どころだと語る。
武内駿輔(伊達真司役
鈴木達央(水澄京平役)
畦道と宵越――立ち位置の違いも見どころ
佐藤が演じた畦道は、宵越と同じタイミングでカバディを始めるキャラクター。だが元サッカー経験者の宵越とは違ってスポーツ初心者だからこそ「スポーツの厳しさを知っている人とそうじゃない人」の立ち位置の違いによる視点も楽しめると語った。
ちなみに、内田と佐藤はこの日同じ赤い衣装で登壇。事前に打ち合わせしたわけではなかったそうだが、偶然のペアルックにも、宵越と畦道を演じるふたりの絆を感じた。

内田雄馬(宵越竜哉役)
佐藤元(畦道相馬役)
“なぜ王城が部長なのか”が面白い
1話では電話出演のみだった王城について岡本は、「2話以降を注目してほしい」と語る。周りのキャラに比べて筋肉質でもないし、目の下にはクマがあるなど異様な雰囲気の彼が、なぜ水澄たちから部長として認められているのかも見どころだ。武内も「尊敬度具合が半端ないんです。なぜ彼が部長を務められる人なのかが面白い」と語っていた。
岡本信彦(王城正人役)

武内駿輔(伊達真司役

「ものすごく強いキャラ、初心者のキャラ、いろんな立ち位置のキャラクターがいるからこそ面白い」と語る佐藤は、実際にカバディを体験したそう。その際指導されたキャッチの仕方が、アニメでも忠実に描かれているそうで、経験者視点でも楽しめる作品となっているとコメント。カバディのスピード感や熱さといった、アニメならではの表現にも期待が高まる。
キャスト陣の“灼熱”エピソード

続いて、ファンからの質問コーナーへ。「共演者のここが“灼熱”と思う部分を教えてほしい」という質問には、岡本が、アフレコ現場での鈴木の熱いエピソードを披露。毎回内田のためにおいしい差し入れをしているのだそう。これには鈴木も「主役にやる気になってもらいたいですから」と理由を明かす。そんな内田が一番おいしかったと語るのが、照り焼き味のフレンチトーストにベーコンが挟まっているという韓国のおやつ。あまりにもおいしそうに食べていたため、岡本も買いに行ったのだとか。しかも、一度差し入れを買い忘れたまま現場に来てしまったときは、わざわざ買いに行ってくれたという“灼熱”っぷりが明らかになった。
鈴木達央(水澄京平役)
そんな“灼熱”な鈴木から見ても、現場のキャスト陣はみんな熱いそう。鈴木は関係性の深いキャラクターを演じる武内とよく話すようにしてみたり、独特な雰囲気の部長を演じる岡本はあえてみんなの輪から一歩引き、台本に集中してみるなど、それぞれの立ち位置で現場の空気を楽しんでいると語っていた。
内田も、キャスト陣それぞれの熱量の高さが作品にすごく活きているという。中でも一番汗をかいて頑張っているとキャスト陣が口をそろえたのが、佐藤だ。靴を脱いで収録していたそうで、「暑くて脱いでしまうというのもありますが、畦道は田舎出身のキャラクターなので、素足のほうがより演じやすい気がして」と、自分なりの役作りについてコメント。

佐藤元(畦道相馬役)

内田が「元の熱量に僕らも引っ張ってもらってる」と語ると、佐藤は「畦道はとんでもなくパワーの強いキャラクター。畦道で『灼熱カバディ』という作品の持つパワーを作らなければと思って演じました。喉がはちきれようが、とにかく声を出して演じようと思った。それができたのは、キャストの皆さんのサポートのおかげです」と、感謝を伝えていた。
そんな佐藤の熱いコメントを受けて、鈴木が「雄馬、まとめて」とまさかの無茶ぶり。これには内田が違う意味の汗をかきつつ、「最&高!」と笑顔でコーナー締めくくっていた。
TVアニメ「灼熱カバディ」アニメ本PV
埼玉紅葉高校のキャラクター佐倉学を花江夏樹、右藤大元を斉藤壮馬が演じることが解禁されたPV公開を挟み、再び「どうだった?」と内田に感想を求める鈴木。ここは流れ的に「最&高」と言うかと思いきや、真面目に感想を語りだしたため、岡本が爆笑しながらつっこむ一幕も。
大平峻也がスペシャルゲストとして登場
さらにスペシャルゲストとして、オープニングテーマを担当している大平峻也が登場。
大平峻也
漫画を読んでいたという大平は「展開を知っていてもどうなるのかワクワクするアニメになっていました」と1話の感想をコメント。さらに好きなキャラが王城だと明かすと、王城役の岡本は、「華奢な王城が2話以降どう戦うのか、ぜひお楽しみに!」とアピール。体格だけではない戦い方に、ぜひ注目したい。
オープニングテーマ「FIRE BIRD」について大平は、「『灼熱カバディ』が始まるぞと、ドキドキワクワクできる曲になっています。1分1秒二度とこない大切な瞬間を、勇気をもって前に踏み出せる、背中を押してくれる曲です」とコメント。また、エンディングテーマを担当している内田は、楽曲「Comin’ Back」について、演じる中で感じたカバディという競技が持つスピード感・力強さを取り入れたのだそう。「エンディングは、来週へのオープニングになってほしいので、次回のバトルへの期待を高める曲になれば」と楽曲への想いを語った。
大平峻也
内田雄馬(宵越竜哉役)
「キャント」の収録裏話
ここで、公式サイトでもう公開されている「キャント」の収録時の話題に。共演者が見守るなか、一人一人順番に収録したそうで、トップバッターは岡本だったという。実際のキャントはテンポがゆっくりだが、声優としては間があると詰めたくなってしまうため、収録は苦労したのだとか。佐藤は畦道の全力のキャントについて、「2回キャントしたら酸欠になりそう(笑)」と、気合と根性で演じているのだと明かす。内田も「キャントのかたちでも、各々の練度が出てくるのでぜひ注目してほしい」と語っていた。
イベントの最後には、キャスト一人一人が、視聴者へメッセージを送った。
●佐藤元(畦道相馬役)
カバディを知っている人でも知らない人でも楽しめる作品になっています。たくさんの人に見ていただけたら嬉しいです。
●武内駿輔(伊達真司役)
無事にお届けできてほっと肩をなでおろす気持ちです。熱くて怒涛の展開の作品で、一瞬たりとも目が離せない内容になっていますので、その熱量をご自身の目で確かめていただければと思います。
●古川慎(井浦慶役)
この熱量が4月から始まると思うと、僕も楽しみ。完成版を皆さんと一緒に見ていきたいと思います。テンションあげて楽しんでください。よろしくお願いします。
●鈴木達央(水澄京平役)
チーム一丸となって作っています。どのセクションの人間も『灼熱カバディ』というタイトルに負けないくらいフィルムに魂を込めているので、輝くさまを見届けていただければと思います。
●大平峻也(OPテーマ担当)
『灼熱カバディ』は背中を押してもらえるような作品です。皆さんと一緒のタイミングでアニメを観ていくのを、僕も楽しみにしています。
●岡本信彦(王城正人役)
王城はこれからたくさんしゃべります! カバディをここまで熱く描いている作品は他にはないので、楽しみにしていてください。今日の配信の合間にたっつんさんがコメントでカバディって打っていたのが印象的でした。楽屋も盛り上がる作品ですので、これからも応援よろしくお願いします!
●内田雄馬(宵越竜哉役)
去年収録がはじまって、いろいろなことがあるなかで、みんなで熱量を高めあって最後まで作り切った作品です。ここからいろんなキャラが登場して、いろんなキャラクターの思いがぶつかって、いろんなバトルが展開していきます。皆さんも新生活が始まる4月だと思いますので、『灼熱カバディ』でエネルギーをもらっていただければと思います!
VTRが流れている間や、本番前のちょっとした時間も笑いの絶えないキャスト陣。『灼熱カバディ』の収録で培った、熱い結束力を感じる先行上映会となった。『灼熱カバディ』は、4月2日(金)よりテレビ東京・テレビ大阪・テレビ愛知、4月4日(日)AT-Xにて放送開始。
取材・文・構成=実川瑞穂 撮影=岩間辰徳

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