APが編みあげる、エレクトロと日本の
伝統音楽

経験をすべて混ぜあわせて

どんな創作物も、いろいろな事象が絡み合って生まれている。音楽だけ、ファッションだけ、料理だけ。どんなこともただひとつを追求しているように見えて、自然とほかの要素が混ざりこんできているものなのだ。

APの作品を耳にしていると、その事実を強く実感する。彼女が生み出す音楽のテーマは、エレクトロと日本の伝統音楽の融合。水音や箏、尺八などの音色を拡張し、現代のサウンドとして構築、アンビエントなエレクトロミュージックとして昇華している。
留学や服飾、心理といった幅広いことを学び吸収しているからこそ、生み出すことのできたコンテンツなのだろう。微細な経験値の配分によって、APは未知なる世界の扉を開こうとしているのだ。

配信が開始された『1998』は、淡々としたビートと環境音が絡み合って生み出された1枚。執着地点の見えぬ空間は、独特な心地よさをリスナーに与える。現実と非日常の狭間に揺れるミニマルミュージックだ。

AP アーティストページ

提供:BIG UP!zine
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