梶裕貴のコメント到着 入野自由・茅
野愛衣・梶裕貴が朗読した、カンザキ
イオリの小説『あの夏が飽和する。』
音源が2月26日プレミア公開

入野自由茅野愛衣・梶裕貴が出演する、小説『あの夏が飽和する。』(カンザキイオリ著)の朗読音源が、カンザキイオリYouTubeチャンネルにて、2021年2月26日(金)21時にプレミア公開される。
本作で、家族の呪縛に苦悩し、心を狂わせていく少年・石田武命(いしだ・たける)役を熱演した梶のコメントも到着。破滅に向かう武命の心情が痛々しく胸に迫る物語のクライマックス。その後、彼が書いた手紙が中心となって展開するエピローグまでを、凄まじい迫力で朗読している。
【コメント】梶裕貴(石田武命役)
自分自身も絶望を感じること、生きていてどうしようもなく苦しいことは多々ありますが……それでも、まだ恵まれていた方なのかもしれないと、そう思わされるほど、読んでいて常に苦しくて仕方なかったです。
それぞれの気持ちがわかるから。
人間、ひとつのボタンの掛け違いで、こうも違った未来を選択してしまうんだなと……とても悲しくなりました。
演じさせていただいた武命もそう。序盤、あれだけ元気そうに、幸せそうに見えた彼が、まさかあれほどの闇を抱えていたとは。
役作りとして、彼の心情にのめり込めばのめり込むほど、辛い気持ちでいっぱいになりました。ただ役者としては、ぜひ本編の彼を演じてみたいなとも思ってしまいました。それでこそ、彼の闇を本当の意味で共有し、昇華してあげられるのでは、と思うから。
今回はエピローグでの「武命の手紙」を朗読させていただきましたが……前を向こうとしつつも、そう一筋縄ではいかない歯痒さや心の不安定さを表現できればと思い、演じさせていただきました。声と芝居がつくことで、彼の想いが、少しでも誰かに伝わるきっかけになってくれたら幸いです。ぜひ、お聴きください。
衝撃的・感動的な場面が約25分の朗読劇に
2020年12月に『あの夏が飽和する。 』公式Twitter上で「一番朗読してほしい場面」を募集し、選考の結果、クライマックス部分の後半(456頁)から、エピローグすべての朗読音源が新たな購入特典に決定した。文章だけでも衝撃的かつ感動的な場面が、約25分の朗読劇として完成。今回は特別に、この豪華朗読音源のすべてをYouTube上で期間限定プレミア公開する。
公開期間は、2月26日から3月4日23時59分までの1週間限定。以降は、書籍購入者限定の公開(書籍オビの特典QR先から)となる。
小説『あの夏が飽和する。 』(2020年9月18日発売)は、カンザキイオリのデビュー作。

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