坂本冬美、紅白で情念あふれる世界観
を提示 桑田佳祐による口上も

【第71回NHK紅白歌合戦/12月31日/NHKホール】坂本冬美が「ブッダのように私は死んだ」を披露した。

 中学生時代から桑田の大ファンだった坂本。2018年の紅白での共演をきっかけに楽曲提供をオファー。「ブッダのように私は死んだ」は、女の深い情念を描いた大人の歌謡曲。23年ぶりに桑田が楽曲提供したということで、大きな話題となった。

 紅白リハーサルの囲み取材で坂本は「魂を込めて、その後倒れてもいいぐらいの気持ちで、歌わせていただきたいと思います」と、想いを伝えた。

 ステージ前には「坂本冬美の初恋の人からのメッセージ」がビデオレターで映し出される場面もあったが、蓋を開けてみれば桑田佳祐ふんする“桑畑佳祐”によるメッセージだったという一幕も。

 本番では歌唱前、桑田佳祐による口上から「ブッダのように私は死んだ」が始まった。桑田節がにじむ歌詞、メロディ、サウンドを歌唱する坂本冬美の新境地。圧巻の歌唱力で情念あふれる世界観を示した。

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