劇団Patch、谷村美月、入山法子が大
阪公演前日の記者会見で舞台『マイン
ド・リマインド〜I am…〜』への意気
込みを語る

2020年で結成8周年を迎えた劇団Patch(パッチ、8)が、8チャンネルの「カンテレ」とコラボする音楽朗読劇『マインド・リマインド〜I am…〜』の記者会見を12月25日(金)、大阪・サンケイホールブリーゼにて行い、同劇団の中山義紘、井上拓哉、松井勇歩、近藤頌利、納谷健、ダブルキャストの谷村美月、入山法子が出席した。
『マインド・リマインド〜I am…〜』
『マインド・リマインド〜I am…〜』は、完璧すぎる彼女に対して、一つの疑いを抱く青年の物語。ふたりにとっての思い出の楽曲がさまざまな記憶をよみがえらせる、それをきっかけに青年は、彼女への疑いをより深めていく。劇団Patchのメンバーは、公演ごとに組み合わせを変えて「彼」、「彼女の弟」、「医師」の役で3人ずつ出演。ヒロインも谷村美月、入山法子が入れ替わり、大阪公演、東京公演で9パターンの組み合わせが実現する。
『マインド・リマインド〜I am…〜』
中山義紘は同作について「人間の愛、そして考えることって何だろうという題材。生の人間が演じる舞台にぴったりで、良い作品ができました」と自信をみせた。
稽古はカンテレ内でおこなわれていたが、厳重な新型コロナ対策がとられ、稽古中もマスク、フェイスシールドの着用は必須。谷村美月は「相手の顔が見えない不自由さがありました。目と眉毛しか見えなくて、そのなかで演じる難しさを痛感しました」と苦戦したという。
『マインド・リマインド〜I am…〜』
また、2020年は新型コロナで舞台中止も相次いだことから、井上拓哉は「自分は今年、舞台に立つのが初めて。すごく緊張していますが、素敵な物語を届けたい」と板の上に立つのが待ち遠しい様子。納谷健も「今年は悔しい思いをした。さまざまな配役があるので、劇団Patchだからこそできる舞台、そして(配役が変わっても)変わらないものがあるという意思をみせたい」と気合い十分。
入山法子は大阪に2週間滞在して稽古に励み、大阪公演の初日を迎える。長期間の在阪は初めてだったそうだが、「異国にきたような感じがありました。でも劇団Patchのみなさんや谷村さんが毎日おもしろいことをしてくれるので、楽しく過ごせました」と共演者同士の気持ちの距離が縮まったという。
『マインド・リマインド〜I am…〜』
朗読劇ということで各出演者は本を手に、そこに書いてあることを読み上げる形で芝居を進めるが、しかし劇中にはアドリブシーンも。中山義紘は「彼女の弟役に任された(アドリブの)時間があります。それぞれが、お客さんに喜んでもらうために考えて演じます。どうなるか分からない組み合わせもありますけど」と見どころを語った。
『マインド・リマインド〜I am…〜』
新型コロナに翻弄され続けた2020年。劇団Patchとしては8周年の記念イヤーをこのままで終わらせるわけにはいかない。松井勇歩は「大阪公演は2020年の締めくくりとして、東京公演は2021年の始まりとして素敵な物語を届けたい」、近藤頌利も「この時期に、生で演劇を届けられることは何よりも幸せです」と気持ちを語った。
『マインド・リマインド〜I am…〜』
『マインド・リマインド〜I am…〜』は2020年12月26日、27日に大阪・サンケイブリーゼタワー、2021年1月28日から31日に東京・紀伊国屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて開催される。
『マインド・リマインド〜I am…〜』
取材・文=田辺ユウキ 撮影=田浦ボン

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