ニノミヤユイの第二章、始動――!「
モヤモヤの果てにたどり着いたのは、
アンバランスな歪さ」ニノミヤユイが
挑んだ“陰×ロック”の楽曲をセルフ
ライナーノーツ

2020年1月15日に『愛とか感情』でアーテイストデビューして以来、快進撃を続けるニノミヤユイ。「陰キャのカリスマ」として注目される彼女がミニアルバム『哀情解離』を12月23日にリリースする。
今回のミニアルバムのテーマは『陰✕ロック』、リード曲である『痛人間讃歌』は陰キャメンヘラのカリスマロックバンド・ミオヤマザキが楽曲を提供している。これまでネガティブなパーソナリティを全面に押し出してきたニノミヤユイが、ついに本領発揮! 
声優・二ノ宮ゆいとして出演中のTVアニメ『カオルの大切なモノ』の主題歌『紅い絆』のほか、DECO*27、蜂屋ななしといったボカロ界の人気Pなど、豪華すぎるクリエイター陣と作り上げた楽曲についても語ってもらった。

「自分で自分のことがよく分からなくなる」アンバランスさを歌った『哀情解離』
――デビューアルバムに比べてロックに振り切ったミニアルバムになっていると思うんですけれども、本作のテーマである“陰✕ロック”はどのように決まっていったのでしょうか?
私が普段聴いている音楽をやりたくなった、というのが最初のきっかけでした。もともとボーカロイド曲やアニソンが好きだったんですけれど、ここ1年は邦ロックのバンドばかり聴くようになっていて……。ロックを歌いたいという気持ちがすごく強くなり、ミニアルバムを制作するという話をいただいた時にそれをお伝えしたところ「じゃあ今回はロックでいきましょう」ということになったので、とてもうれしかったです。
――ちなみにお気に入りの邦ロックのバンドは?
最近はTHE ORAL CIGARETTESさんやMY FIRST STORYさんの曲をよく聴いています。「負け犬精神」といったらあれかもしれないんですけれど、ロックの本来あるべき姿というか自分の内面にある感情を曲にぶつけているバンドさんがすごく好きで。ストレートなロックが本当にかっこいいなと思って聴いています。
――アルバムタイトルの『哀情解離』にはどのような想いが込められていますか?
デビューアルバム『愛とか感情』と1stシングル『つらぬいて憂鬱』が自己紹介だとすると、今回のアルバムは第二章の始まりだと思っていて。ここで1度リセットじゃないけれど、新たな面を見せていきたいと思ったんです。今まで「愛情」や「愛」という言葉を歌ってきたので、「あいじょう」という言葉は響きとして入れたくて。でも、今回収録している楽曲は「悲しみ」とか「怒り」を増幅させたような曲が多かったんです。なので、ここでまた「愛」という字をそのまま持ってくるのは少し違うのかな? という気がしていて。スタッフさんから「「あい」という響きの違う漢字を当てたらどうですか?」と提案していただいたときに「哀情」という単語があることを知って「これだ!」と思いました。それに続く「解離」は「自分で自分のことがよく分からなくなる」ということを歌っている曲が多いので、そういう「歪さ」を込めて「哀情解離」というタイトルをつけさせていただきました。
「痛人間讃歌」はグサグサ刺さりすぎる表題曲
――リード曲である「痛人間讃歌」はミオヤマザキによる楽曲提供ということで、陰キャ✕陰キャのコラボレーションとなりました。
ミオヤマザキさんが好きっていうこともずっと前からお話ししていて、今回楽曲を提供いただくことが決まったと聞いたときは「え???」という驚きが本当に強かったです。まさか……そんなことがあっていいの!? と。ミオヤマザキさんの楽曲は曲調はもちろん、歌詞に共感してしまうことがすごく多くて。こういう歌詞を書くmioさんとは、もしかしたらどこか似た感性があるのかもしれないと思っていたんです。そんな風に思っていた方に曲を書いていただけることがすごくうれしかったですし、テクニック的なことは抜きにして心情的に歌いやすい、というか歌い甲斐のある曲になるんだろうなという予感を強く感じていました。実際に期待、というかワクワク以上の曲がデモとしてあがってきたので、「かっこいい!」と思いながら歌わせていただきました。
――曲を作る際、ミオヤマザキさんとはどんなやりとりをされましたか?
自粛期間中だったのでリモートでmioさんとtakaさんのおふたりとお話しさせていただきました。自分が普段考えていることや性格についてお話ししたところ、mioさんが「分かるよ、その気持ち」と言ってくださって。ある程度話を聞いた段階で「もうなんとなくわかった」と切り上げられたんです。それまでは時間をかけて打ち合わせすることが多かったので、「え、本当に分かってくださったのかな? 大丈夫かな?」と思ったんですけれど(笑)。いざ完成した歌詞を拝見すると私のことをズバッと言い当てられていて、グサッと刺さりました。「そういうことなんです!」と共感しかなくて。自分の好きなアーティストさんに曲を提供してもらうってすごいことだなとあらためて思いました。
――ちなみに「痛人間讃歌」でとくにグサッと刺さった部分は……。
この曲全体がグサグサ刺さりすぎて「おおおお~!」と感激したのですが、とくにサビの「愛されたくて いい子になって 自分を捨てて そしたらなんか わかんなくなって そろそろ無理だ」という部分が……。私自身も人の目や周りからどう思われているか気になって仕方がない人間なので。愛されるためというか、人に嫌われないために上手く付き合うにはどうしたらいいのかいつも考えてしまうんです。そんな自分を見て見ぬ振りして「私は人に合わせているわけじゃない、上手くやれているだけ」と思っていたので、この歌詞を見て「うわっ! そういうことなんだよな……」とあらためて認識してしまいました。歌っていて苦しい部分でもあり、腑に落ちた部分でもあったのですごく辛かったですね。
――レコーデイングはいかがでしたか?
大好きなミオヤマザキさんのサウンドがあって普通に歌うぶんには楽しいんですけれど、歌詞に気持ちを込めようとすると「ああ…また自分をさらけ出しているよ」という苦しみというか葛藤がありました。ともすれば「これはmioさんが歌った方がいいんじゃないかな?」とネガティブなループに入ってしまったり(笑)。この曲に負けないようなボーカルを入れないとニノミヤユイの曲にならないなということはすごく感じていました。
――「感情崩壊バイバイだ」と歌いきるパートがあったり、さぞかし爽快だろうなという印象を受けたのですが、それと同時に苦しみもあったんですね。
そうですね。あと「お前なんの為に生きてんの?」という歌詞が2回出てくるんですけれど、これは完全に自分に向けて歌っています。「お前なんの為に生きてんの?」って自分で歌いながら即答できないっていうのが歪すぎて……。これを堂々と歌いきるには相当なカロリーが必要だなと。言葉も強いし曲も強いので、もしライブで皆さんの前で歌う機会ができたら、気持ちを強く持っていないと歌いきれるか不安ですね。そういう意味でも1曲目からなかなか衝撃的でカロリーの高いリード曲になったと思います。
撮影:中田智章
――Track2の『サイセンタン・コンフュージョン』はDECO*27(デコニーナ)さんが作詞作曲を手掛けられています。ボカロ楽曲にはこれまでも馴染みが深かったのでしょうか?
小学校4年生くらいからボカロにハマり始めて、DECO*27さんは好きなボカロPさんの3本指に入るくらい好きなPさんなんです。とくに『愛迷エレジー』が大好きで今でもカラオケに行くと歌っています。DECO*27さんの曲は「すごく苦しいけれど、進んでいかなきゃいけない」ともがいている系のものがすごく多いので、共感しながら聴いていました。
――そんなDECO*27さんとの楽曲制作はいかがでしたか?
『サイセンタン・コンフュージョン』も、私らしさや私が言いたいことをすごくたくさん歌詞に乗せていただきました。大好きなDECO*27さんのサウンドがあって、歌詞もDECO*27さんっぽいなと感じられるところがすごくあって。だからこそ、この曲をどうやって自分のものにしたらいいんだろうという悩みもあったんです。ただ、この曲を歌っているとそういうモヤモヤした気持ちをそのまま出せばいいんだなと段々思えるようになってきて……。レコーデイングのディレクションもDECO*27さんが担当してくださったんですが、アンバランスというか曖昧な状態で歌うことに意味があるのかなって妙に腑に落ちたというか、すごく歌いやすかったんです。
――サビに出てくる「主人公にはなりたいけれど」という歌詞がすごく印象的でした。
私はネガティブなのに負けず嫌いで、学生の頃から成績とか順位がつくものに対していいところまではいくけど1位になれない劣等感をいつも感じていて。そういう気持ちを歌詞に反映していただいたので、「そうなんです」って思いながら歌っていました。
――「弱ってもうぐだぐだ 強がってもむだむだ」というフレーズもすごく耳に残りますね。
コロナの情勢があって自分のことを考える時間が多くなったぶん、自分の嫌なところがどんどん見つかるようになっちゃって。アーティストとしていろいろ考えるんですけど、結局こういうことって大体答えが出ないことの方が多くてただただ弱っていくだけなんですよね。「このぐだぐだな状態をどうしたらいいんだ!」ってなることが結構あるので、それをズバリ言い当てたDECO*27さんは本当にすごいなって思いました。よく考えたら私は小中高と人格形成期の真っただ中にDECO*27さんの楽曲を聴いていたので、無意識のうちにDECO*27さんが考えていることが私の中に入っていたのかもしれません。だからこそ、ここまで共鳴することができたのかなと思いますね。
―-曲や表現というと、何か悩んだ結果の成果物を出さなくてはいけないような空気があると思うのですが、リアルにもがいている姿をそのまま表現することの潔さを感じました。
そうですね。それを聞きながら思ったんですけれど、今回のアルバムって答えが出ていないモヤモヤした状態を描いた曲がほとんどなんです。答えを出している曲はほぼないんですよ。でも、そういうところが人間誰しもある姿だと思うので、生身の人間らしさというか目を逸らしたくても逸らせない部分にスポットを当てられたのはうれしいなって思いますね。
撮影:中田智章
――続いて、Track3の『No attention』は同じくボカロPでもある蜂屋ななしさんが作詞作曲されています。
本当に夢のような制作陣でびっくりしています! 蜂屋さんの曲はすごくおしゃれで独特の感性が出ている曲が多かったので、ニノミヤユイとしてやりたい音楽と重なったときにどうなるんだろうというドキドキ感がありました。蜂屋さんには歌詞の原案となるものを送らせていただいたんですけれども、私が書いたワードがたくさん散りばめられていて「ああ、すごく汲み取ってくださっている、私のために書き下ろしてくださった曲なんだな」ってうれしくなりました。もちろん蜂屋さんらしさもすごく残っているので、ニノミヤユイの楽曲としては新しい方向性になったなと思いました
――ちなみに原案にあったワードというのは?
「愛を欲していたかった」とか「孤独」とか。あとは『どうでもいいわ』のように『』の部分はわりとそのまま入っていた気がしますね。でも、同じワードを使っていても表現の仕方が蜂屋さんらしくなっているので「これが“らしさ”か!」と感動しました。
――『』の歌詞の語尾もそうですが、「レディ感」といいますか曲全体として大人の女性の雰囲気を感じました。
ありがとうございます。でも、じつはこの曲はレコーデイングで一番苦戦した曲だったんですよ。単純にテクニック的に難しかったというか私がこういう風に歌いたいっていう理想に全然追いつかなくて悔しくて泣く……みたいな。私は歌詞を書いているときやレコーデイングで結構泣いてしまうので(笑)。今回もメンタルがボロボロでやっていたんです。この曲もほかの人に問いかけているようで結局は自分に問いかけているんだろうなって曲でもあるので、今まで私が思っていることを出すしかないという気持ちで歌いました。それが表現としてレディらしい、大人っぽさに繋がっていたらうれしいです。
――いちばん最後のサビで『変わるべきだわ』と続くフレーズがあったのですが、そこに前向きなパワーを感じました。
1番2番は同じフレーズが多かったり、グルグル自分のなかで悩んでいたりする感じが続くんです。最後で「変わりたい」っていう気持ちがやっと出てはくるんですけど、結局この曲も答えが出ていないんですよね。そのモヤモヤ感も歌詞にできたかなというのはあります。
――今後歌っていくなかで、少しずつ答えが出てくるのかもしれませんね。
そうですね。たしかにデビューアルバムの曲も歌っているうちに最初のイメージから変化することもあって。この曲も歌っていくうちに自分になじんでいくのか、見方が変わってくるかもしれないです。
「Indelible」は「私と皆さんの曲」になればいいなと思ったんです
――Track4の「Indelible」はご自身で作詞を手掛けられていますが、どのような想いを込められたのでしょうか? また、ロック調の強いほかの楽曲に比べるとストレートでピュアな印象を抱きました。どのようにして楽曲を制作されたのでしょうか?
初めてデモを聴いたときに、色々つけ足したらこの曲の良さが出ないなと感じたんです。これまでおしゃれな曲は作っていただいていたので、わざと言い回しを難しくすることはせずに、まっすぐ書こうという気持ちで作詞しました。今年はファーストライブを皆さんの前で出来なくなるなど、苦しいことが多かった年だったんですけれど、この苦しい状況と自分の素直な気持ちをこの曲に込めました。
――「どれだけの夢 棄てたら」という歌詞があったり、コロナの自粛期間のことを歌っているのかなと思わせる曲だなと思いました。
「コロナだから」って諦めなきゃいけないこともたくさんあってみんな我慢してきたんですけど、やっぱり辛いことは辛いし誰がいちばん悲しいとかって絶対測れないと思うんです。でもだからといって「苦しい」って言ったり、「会いたい」と声に出したりすることは絶対悪じゃないという想いもあって。本来だったら今年はもっといろんなイベントができたし、いろんなことが伝えられたはずなんです。今我慢していることは感染予防対策としては正しいけれど、希望を口に出すことを諦めてはいけないというメッセージを伝えたくてこの歌詞を書きました。
――歌詞の中に「僕」という一人称や「君」という他者が出てくるのが新鮮でした。
ほかの曲は私の心の中がメインで構築されていたんですけど、この曲は私のことを応援してくださっている方との曲にしたいという想いがあって「君」という他者を描きました。「私と皆さんの曲」になればいいなと思ったんです。
――「僕はいつもここにいる」という歌詞にも、強いメッセージ性を感じます。
直接会える機会が少なくなると、ファンの方との関係も薄れちゃうんじゃないかという不安もあるんです。けれど私はずっと歌い続けるし活動していくから、また普通にライブができるようになったら戻って来られる場所があるよということを伝えたくて……。もしこの曲を披露する機会があったら、絶対皆さんの目の前で歌いたいですね。
撮影:中田智章
5曲続けて聴き終わったあとに皆さんが何を思うのか
――Track5の「紅い絆」はご自身が声優・二ノ宮ゆいとして出演されているTVアニメ『カオルの大切なモノ』の主題歌ですが、楽曲と歌詞の印象はいかがでしたか?
TVアニメ『カオルの大切なモノ』の主題歌になると聞いた時はびっくりしたんですけれど、前回の『つらぬいて憂鬱』の時と同様に私の音楽と作品の世界観をどう合わせていこうかと考えました。『カオルの大切なモノ』の原作はLINEマンガで連載している『鬼畜島』というなかなか狂気的、グロテスクな作品で。私の中ではその印象がすごく強かったので、「速い、強い、音の厚いロック」をやりたいなと思いました。作家さんに私から『鬼畜島』の世界観に沿って書いた歌詞の原案を送らせてもらったところ、この曲を制作していただいて。「あ、私が想像していたのはこれです!」という曲がきたのでテンションが上がりましたし、イメージ通りの曲が歌える喜びがありました。
――「狂気 狂信 聖者の行進」と歌詞は漢字の圧がすごいです。
単語1つ1つが強いですよね。でもやっぱり原作の『鬼畜島』を読んでいると分かるというか、作品の中で使われている単語も結構入っているんですよ。『カオルの大切なモノ』のアニメはデフォルメされて可愛くなっているんですけれど、その中に潜む狂気がすごくて。「可愛いで終わらせない!」とばかりに最後『紅い絆』が流れることによってモヤモヤした時間を皆さんにご提供できたらという想いがあります(笑)。この曲は私がずっと歌いたかった音が厚いロックで。今まで声にエフェクトをかけたことがなかったんですけれど、今回はバリバリかけています。サビの歌詞にある「この紅い絆の先に 望みはなく 声を枯らし叫んでも 届かぬ想い」は内容としては原作に近い気がするんですけれど、自分のなかで共感できる部分もあって。ちゃんと私の言いたいことを汲み取ってもらえたのがうれしいですし、私の曲なんだなって感じられるので歌っていて楽しいです。ストレートにかっこいい曲になったので、早くライブでも歌いたいですね。
――今回のアルバムを締めるのが『紅い絆』というところもポイントでしょうか。
この曲をわざと最後に持ってくることによって、アルバムがモヤモヤしたまま終わりますよね。4曲目の『Indelible』を最後に持ってくればキレイにまとまるかもしれないんですけれど、スタッフさんから「5曲目は『紅い絆』でどうですか?」と言われて「あ、お願いしまーす!」と即答しました(笑)。このアルバムを通して言いたいことは人間の抱えている葛藤だったり、リード曲が『痛人間讃歌』といっているくらい、自分で自分が分からなくなるモヤモヤ感だったりを表したアルバムだったので。このモヤモヤ感で終われたことが良かったなと思います。5曲続けて聞き終わったあとに皆さんが何を思うのかすごく気になりますね。
――全楽曲を通して聴いて、すごくニノミヤさんらしいアルバムだなと感じました。
ありがとうございます! 今回のアルバムはこれまでの自分の延長線だけど新しいことっていうのをすごく意識したので、モヤモヤするけど最終的に私らしいって感じてもらえるのがすごくうれしいです。
――1月にデビュー、コロナ禍のなか高校をご卒業されるなど2020年は怒涛の年になったかと思います。今年のご自身の活動を振り返られていかがでしたか?
これまで「本当に新人アーティスト?」っていうレベルのスピード感で、『哀情解離』を含めて17曲リリースさせていただきました。これは本当にすごいことだなと思いますし、コロナのこの時期だからこそいつも応援してくださっている皆さんやスタッフさんの存在がすごく大きいと実感した1年でした。私に真剣になってくれる人がこんなにもたくさんいるんだっていうことに気づいて、私自身ももっと自分の表現を突き詰めて頑張らなきゃなと思いましたね。2021年もどうなるか分からないですけれど、できる限りのことをインプットしてもっともっとアウトプットできたらなって思います。
――12月にえるすこのイベントにも出演されていますが、ピアノの練習はいかがですか?
ピアノは今もやっていまして、YouTube番組『ニノミヤユイのピアノ弾けるかな?』も12月の2週目くらいから第二章の配信がスタートしています。なぜか2曲目に入りまして新しい曲にも弾き語りで挑戦しているので、「初心者が一生懸命やってんな」って温かい目で見ていただけたらうれしいです。
髪の毛を染めたので勘弁してください!(笑)
――2021年に向けた目標や野望についてもお聞かせください。
ピアノはどこまで上達できるか分からないんですけれど、新たな挑戦をすることによって自分の表現につながることも多いと思うのでインプットをたくさんしていきたいです。最近すごく邦ロックを聴いているので、聴く音楽の幅もどんどん広げていきたいですね。
――ちなみに前回『つらぬいて憂鬱』のインタビューの終わりで「不良になりたい」と語っていたのが印象的だったのですが、その気持ちは今もまだ継続中ですか?
そうですね、今は不良になりたいけれど……なれるのかなあ? というのが正直な気持ちで。今回思い切って金髪にしたんですけれど、髪の毛を染めたので勘弁してください!(笑)私は人からどう思われているのか気になって仕方ない性分なので、1つ行動を移すのにものすごい時間と勇気が必要なんですね。髪型もこれからまた変わるかもしれないので、見守っていただけたらうれしいです。
撮影:中田智章
取材・文:本多恵 撮影:中田智章

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