首振りDolls

首振りDolls

首振りDolls、
初となる配信シングル
3曲連続リリースに向けた
インタビューが到着!

自由に出来たものを出していきたい
その時に出来たものをそのまま

ジョニー・ダイアモンド(Gu)

ジョニー・ダイアモンド(Gu)

――ジョニーが「サボテン」の歌詞を書き始めたのはいつ頃?
ジョニー:「サボテン」っていうタイトルが出て来たあたりかな。そこから一気にポポポポンって出てきて書けた。もともとあった曲と歌詞が合体したって感じだったんだけど、なかなかいい感じにハマった。
ナオ:俺の解釈としては、ささくれだった心なのに、悟りを開いちゃったっていう雰囲気。サボテンのチクチクって、ハートのチクチクを表現してるんじゃないの?
ショーン:おぉ〜!
ジョニー:そう解釈する人がいてくれてもいいなと。ぶっちゃけ歌詞は、サビ以外はあんまり意味を持たせていないからね。歌詞には意味を持たせたくないんですよ。
ナオ:そう。昔からジョニーはそう言うんだよ。意味なくはないんだけどね、聴いてる方は。でも、歌詞に意味を持たせないように作っているんでしょ?
ジョニー:俺は、“こうしようぜ!”“これが楽しいぜ!”“これがロックだぜ!”っていうのは自分から言わない様にしてる。フワッとさせといて、あとは勝手にやってください! ってのがいい。
ナオ:それがジョニーのロック!
ショーン:“この後どうなったんだろ?”ってきになるやつですよね。
ナオ:個人的には、そういう映画がめちゃくちゃ嫌いなんやけど(笑)。いろんな人の予想を探して読んじゃうタイプ。なんか、それと一緒で、ジョニーが書いた歌詞を歌うときは、そこに潜むジョニーの深層心理を探っちゃうからね。だから、「サボテン」もそうだったからね。
ジョニー:「サボテン」のナオの歌には一つも文句はなかったからね。
ナオ:それめっちゃ嬉しい!

――ライヴで「サボテン」を歌うときは、特別な日には、特別なパフォーマンスも見れるんだとか。
ショーン:そうなんです。ナオくんが曲中に立つんですよ!
ジョニー:ショーンがフワッとそういう案を出して来たんですよ。
ショーン:なんか、ふと見えちゃったんですよねー。スタジアムが(笑)。
ナオ:おぉ〜(笑)!
ジョニー:っていうか、「色子」(※インディーズ時代の旧曲)でも立てるタイミングあるから、立って歌おうと思ったら歌えるよ!
ショーン:「色子」でも立ち上がる(笑)?
ナオ:それはさすがに乱発し過ぎやろ!
ジョニー:“アイツ、また立っとるぞ!”みたいな(笑)。
ショーン:あははは。いや、昔立って歌ってた曲あったなぁと思って。久しぶりに立って歌う曲があってもいいんじゃないかな? と思って。
ナオ:そうね。たまにの方がいいよね。乱発は良くない。ジョニーが言うように、“アイツ、また立っとるぞ!”みたくなっちゃうから(笑)。毎回立つ訳じゃないから、ライヴで「サボテン」観れるのを楽しみにしててもらえたらと思います!

――そんな「サボテン」のMVには、今のメンバーになってからの首振りDollsの日々が詰め込まれているよね。これはジョニー監修で、カメラマンのmaruさんが編集してくれて。
ジョニー:走馬灯みたいにカットが細切れに切り替わるイメージで、首振りDollsの足跡みたいなものを映像で表現したかった。

――ここには、ショーンと初めてスタジオに入って音を重ねたときの映像や、上京してくるときの物件探ししてるときの映像や、ツアー先の風景やレコーディング風景やオフショットが詰め込まれていて。曲のイメージにすごく似合ってる。
ジョニー:自分のイメージを汲んでもらって、流れやコンセプトを理解してもらえた映像にまとめてくれたmaruさんに感謝ですね。

――毎週金曜日にYouTubeにアップしている『FRIDAY THE DOLLS』や、このマンスリーインタビューの映像は、全てナオがやっていたりするけど、今回も素材撮影はナオなんだよね。
ナオ:そう。最初ジョニーと話して、それぞれの子供の頃の映像とかも使って、現在までをドキュメンタリーでまとめていけたらと思っていたんだけど、古いビデオを送ってもらったら、劣化しちゃっててほとんどがデーター化出来なくて。そこは断念したんだけど、最近の素材撮影や最近のメンバー撮影は俺がして。それをジョニーが監修してくれて、maruさんがそれを編集してくれたんです! 今回のシングルのアートワーク的な話をすると、ジャケット写真は寫眞館GELATINさんで、ジャケットデザインはジョニー、「散り散り」の題字は俺の書。「SMILE」のジャケット写真のマリアは、ショーンがペイントしたオリジナルだったりするんです。だから、そんな細かいこだわりにも注目してもらえたらなって思ってます!

――そして。第二弾として2月15日にリリースされる「散り散り」はナオの作詞作曲ナンバーで。これは首振りDollsっぽい楽曲だよね。
ナオ:首振りDollsっぽい?

――まさしく、これぞ首振りDolls節だと思う。首振りDollsを知っている人ならば、これぞ首振りDolls節っていうはずだと思う。
ジョニー:ナオの曲はだいたいコード進行が同じことが多いからね。
ナオ:あははは。また言われた! この前ね、リハだった日に新曲を持って行ったら、ジョニーに“また一緒かよ!”って言われたんだよね(笑)。もうね、自分では本当に無意識で。
ジョニー:3パターンの内のAが来たな! って感じ(笑)。
ショーン:あははは。A、B、Cって感じ(笑)。
ジョニー:そうそう(笑)。「ニセモノA」来た! みたいな感じ。
ナオ:あははは。ジョニーはもう俺の曲知り尽くしとるからね(笑)。
ジョニー:もうそれこそがナオ節やけ、そのまま貫き通して欲しいからね。
ナオ:やっぱ、“ナオ節”って言われるのって、メロディーだと思うんだよね。だって、ショーンの曲に俺の歌詞が乗ってたって、“ナオ節”とは言われないでしょ。そういうものだと思う。だから、そこにとらわれずに作品を作りたい。自由に出来たものを出していきたい。そのときに出来たものをそのままね。

――なるほどね。「散り散り」が出来た経緯は?
ナオ:俺、美輪明宏さんとか瀬戸内寂聴さんが大好きで、それぞれの人生相談のYouTubeとか、お二人が対談してるYouTubeとかを聞いていたりするんですけど、「散り散り」の歌詞を書くキッカケとなったのは、瀬戸内寂聴さんのお話を聞いたところからだったんです。瀬戸内寂聴さんの生き方ってめちゃくちゃなんですよ。めちゃくちゃなんだけど、そこに自分を投影しながらいろいろと思うことを書いてみたのが「散り散り」なんです。自分なりに解釈した寂聴さんの想いを歌詞にしてみようって思ったんです。

OKMusic編集部

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