舞台『知り難きこと陰の如く、動くこ
と雷霆の如し。』全キャストビジュア
ルが公開 意気込みコメントも到着

2020年12月19日(土)~28日(月)こくみん共済coopホール/スペース・ゼロにて上演される『知り難きこと陰の如く、動くこと雷霆の如し。』の全キャストビジュアルが公開された。
近代ドイツの軍服風ジャケットに身を包む男性と、それを支える淑やかな女性のワンピース姿が印象的な今回発表されたビジュアルは、それぞれが演じる“陪審員”の姿。前回公演(2015年)の際に使われていた衣装に身を包んでいる。
そして、ビジュアル撮影を終えた全キャストから今作にかける意気込みコメントも到着した。今作初挑戦となる出演者が多い今回、彼らが受け継いだのは“悪意”か、“純粋な志”か——“悪意”は連鎖していくのか——“陪審員”の論争や“英雄”の暴走の“目撃者”は、アナタだ。
キャストコメント(登場順)
〔村田洋二郎コメント〕
村田洋二郎
人に会うとその人に合わせた人間になろうとしてしまいます。そんな自分があまり好きではないのですが、そもそも素の自分なんてものはないのかしらと思ったりします。だとしたら全部演じていて、嘘で、それが重なりあって今の自分がいるような気がします。このお芝居をやると、純粋に塗り固められた嘘、目の前にある高揚にのめり込んでしまいます。他人と捉えるか、自分と捉えるか。是非ご覧になって頂けたら幸いです。
〔横山真史コメント〕
横山真史
ただ今絶賛台詞を覚えてるところであります。ここだけの話、非常に苦戦しております。「西田大輔とんでもない本を書くな」そう思っております。個人的にこれまでいくつもの舞台を観劇してきましたが、「この舞台ずっと観ていたいな」と初めて思った作品が西田さん演出の舞台でした。今回の作品も観劇される皆様にそう感じて頂けたらなと思います。楽しみにしていてください!
〔佐久間裕人コメント〕
佐久間裕人
今作品には3度目の挑戦となります。今年は大変な情勢下、新たな観劇スタイルなども増えてまいりましたが、やはり、舞台はお客様と共に空間と時間を共有し、創られていく事こそが醍醐味であります。今作品は正にそれ。
お客様と共に「目撃」し、お客様と共に「高揚」し、お客様と共に「のめり込んで」いく。劇場にてお待ちしております。どうぞ「共に」
〔太田奈緒コメント〕
太田奈緒
前回公演の映像を見させ頂いたのですが、世界観に圧倒され、心も揺さぶられ、あっという間に見終わっていました。この世界に自分が居れることを想像するとワクワクすると同時に、気が引き締まる思いです。見てくださる皆様に、少しでも何か持って帰って頂けるように、精一杯頑張りたいと思います。
〔瀬戸祐介コメント〕
瀬戸祐介
国のために走り続けた人達の物語を、皆さんのために精一杯演じます!2020年の全てを抱えて19世紀のドイツへ皆さんをお連れします!このメンバーでしかお届けできない熱を!
〔佐伯亮コメント〕
佐伯亮
台本を読むだけでとても震えました。久々の感覚でした。僕自身過去にこの時代のことを調べていたことがあり、なかなか共感出来ることは少ないけど、絶対に知っていなければならない時代、役者としてこのような作品に携われることが本当に嬉しいです。初演、再演と受け継がれてきた作品。大切に演じます。どうぞよろしくお願いします!!
〔神永圭佑コメント〕
神永圭佑
今作、初出演させていただきます。自分が絶対に遭遇できない「過去」のストーリーということで、稽古期間は準備して試して、練って練っての繰り返しになると思います。絶妙な心情をしっかり読み取って体現できるよう1日1日を無駄にしない時間を過ごして行けたらと思います。
〔松浦司コメント〕
松浦司
年内ラストの作品という事で気合い十分です!西田大輔さんとご一緒させて頂くのは今回で2回目。台本の分厚さに驚き、既に緊張していますが(笑)しっかりと応えられるよう、完全燃焼し気持ち良く年越しを迎えられるよう、誠心誠意臨みたいと思います。大変な時期ではありますが、沢山の方にご覧頂けると嬉しいです。
〔糠信泰州コメント〕
糠信泰州
このお話を頂いてから物語の背景を理解するために絶賛ヒトラーの勉強中です。『死の天使』という渾名がつくほどの人物をどう演じるか、どんな作品になるのか、とても楽しみです!精一杯出し尽くしたいと思いますので応援のほどよろしくお願いします。今年一年を締め括るこの作品で皆様にお会いできること、心より楽しみにしています。
〔斉藤瑞季コメント〕
斉藤瑞季
2020年の最後に皆様の前に立たせて頂けることに心から感謝します。今年は大変な時代を迎え、人の善にも悪にも触れるような1年でした。そんな今だからこそ私に出来る表現をこの作品に全て懸けるつもりです。年の最後に皆様と同じ空間を共有し、素敵な時間を過ごせるよう、誠心誠意演じさせて頂きます。
〔北村諒コメント〕
北村諒
2020年の締めになる舞台。この1年で、当たり前が当たり前ではなくなりました。だからこそ、見てほしいと、思います。人の感情とは、悪意とは。自分と向き合って、あなたと向き合って、演じます。頭で理解するより先に、心に届く作品だと思ってます。劇場でお待ちしています!
〔田中良子コメント〕
田中良子
ビジュアル撮影の日。一枠前の撮影だった横山君が、帰り際台本を受け取りあまりの分量に慄いていました。「ふふふ、大変だよね」と笑っていた私ですが、帰り際台本を受け取りその分厚さに慄きました。人は、忘れる生き物ですね。この作品と3度目の対峙です。「本当の私」を見つけてみせる。

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