INTERVIEW / Boy Pablo 架空の少年の
初恋を描く1stアルバム制作背景。そ
して、音楽家としてのBoy Pablo=Ni
colás Pablo Muñozの行く末とは

当時18歳のNicolás Pablo Muñoz(※日本のインタビューだと名前がPabloとされているのが多いのですが、ファースト・ネームはNicolasの方みたいです)によるプロジェクト、Boy PabloがYouTubeに投稿した 「Everytime」(https://www.youtube.com/watch?v=Lzi7ljJiLJQ) で注目が集まるようになったのが2017年のこと。
そのゆるくてキラキラしたノスタルジックなポップ・アンセムスはここ日本でも早耳のインディ・リスナーの間で注目された。それから2018年には1st EPの『Roy Pablo』、2nd EPとなる『Soy Pablo』をリリースし、さらには初来日公演も実現。そして2020年満を辞して彼の初のスタジオ・アルバムとなる『Wachito Rico』がリリースされた。
これまで発表してきたシングルやEPとは異なり、今作はひとりの少年・Wachito Ricoの初恋をテーマとしたコンセプト・アルバムとなっている。本人も「最初から最後まで通して40分聴いてみて」と言ってるようにオープニングから通してWachito Ricoの愛の物語を楽しんでほしい。また、Chapter1~5で収録曲のMVでは、青春ドラマ風の映像とストーリーを楽しむことができる。ナイーブな少年が恋に悩む内容に、思わず胸がキュンとしてしまうことだろう。今作はチリ人の両親を持つ、自身のバックグラウンドを活かしたスペイン語の歌詞への挑戦や、ディスコ、ファンク、ヒップホップといった要素も取り込むなど、Boy Pablo自身の成長が伺える集大成的な1枚だ。
今回はオンラインにてインタビューを敢行。新作にまつわる話や盛り上がりを見せている彼の故郷、ノルウェーの音楽シーンについてなど、様々な話を訊いた。
Interview & Text by Aoi Kurihara
――こんにちは。最近はどのように過ごしていますか?
Boy Pablo:今はほぼロックダウンのような状態です。ほとんどの時間、スタジオで兄と義兄で活動をしています。実は今、「777」(トリプルセブン)というスタジオを作っているんです。外出がほとんどできない状態なので、このような活動が主ですね。
――昨年は『Primavera』や『Coachella』など、世界中の大きなフェスに出演していましたが、今年は昨年と比べてあまりライブができなかったのではないかと思います。現時点で今年はどのような一年でした?
Boy Pablo:今年はそんなに良い年ではありませんでした。私たちはたくさんのショーを企画し、フェスへの出演も予定していましたが、知っての通り全てがキャンセルになってしまって。どこにも行けなくなってしまいました。今月はUSツアーも企画していましたが、それもキャンセルになりました。新しいアルバムがリリースされたばかりなので、早くそれらの曲をショーで披露したいです。
――あなたの所属するレーベル〈777〉が3月に開催していたオンライン・パーティのショート・ビデオもUPされていますが、とても興味深いイベントだと思いました。
Boy Pablo:3月はロックダウンしていたので、家からでも参加できるパーティを企画しました。オンラインで人々が一緒に楽しめるものを企画したかったので、「Minecraft」というゲームを使うことを考えました。しかし、実際は上手くいかなかったんです。というのも、ハッカーが「Minecraft」のサーバーに攻撃して、みんながサーバーに入ることができなくなってしまって。ただ、DJや音楽を「Minecraft」で配信することはできたので、オンライン上でDJブースやダンス・フロアを制作し、DJ含めて10人ほどの人々がその空間にいる状態をYouTubeで配信しました。なので、多くの人がゲームに参加することはできなくても、音楽を楽しむことはできたと思います。今後はBoy Pabloのライブ・ストリーム・ショーを企画しています。
――アルバム『Wachito Rico』の話を訊かせてください。今作は2019年からあなたの兄・Esteban Munozと義兄・Erik Thorsheimと共に制作していたそうですね。
Boy Pablo:とても素晴らしい経験でした。彼らはとても親しい関係で、親友のような存在です。そして音楽的な才能にも溢れているので、一緒に制作、作詞、曲のアレンジを手がけました。具体的には私がデモを作り、彼らにシェアし、そこでアドバイスをもらうという形ですね。この制作プロセスはとても美しい経験だったと思います。
――“Wachito Rico”はチリのスラングで、“Handsome Boy”という意味があり、今作のキャラクターになっていますよね。このキャラクターはどのように生まれたのでしょうか。
Boy Pablo:これはジョークのようなもの。マネージャーのFabioにこの言葉について説明した時、彼がおもしろがってくれて。その後、曲を制作しているうちにキャラクターが浮かび上がってきて。4月のロックダウン中にFabioと一緒にMVの制作始めた時、“Wachito Rico”がどのような人物なのか、彼のストーリーはどのようなものなのか、詳細に練っていきました。
元々私はThe Beatlesの『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』が大好きなので、同作のようなコンセプト・アルバムを制作したいと考えていました。コンセプト・アルバムを作るには、固有のキャラクターがいる方がクールだと思ったんです。
――なるほど。このキャラクターには、あなたのパーソナリティも反映されていると思いますか? アルバムで描かれている彼は、一貫してシャイで繊細な印象です。
Boy Pablo:いいえ、一般的なキャラクターです。普通のティーンエイジャーという設定で、彼の初恋にまつわるストーリーを描きました。
5つのチャプターで作られているMVの中で彼は恋に落ちて、女の子と付き合うのですが、結局別れてしまいます。そして彼らが一緒になることは2度とありません。それが『Wachito Rico』のMV物語です。アルバムでは楽曲毎に“Wachito Rico”の愛に関する話が綴られています。「hey girl」で彼女に出会い、アルバムの中盤に位置する「te vas//don’t go」で別れを経て、「i <3 you」でエンディングを迎えます。なので、MVとアルバムでは別の物語が存在します。MVのストーリーはまだ完結していないのですが、アルバムでリスナーは物語を想像することができると思います。
――3本のMVはbeabadobeeのMVも制作したイギリスを拠点とする a bedroom project(https://www.instagram.com/bedroom.projects/) が制作していますよね。彼らとはどのようにして出会ったのでしょうか。
Boy Pablo:いつだったか彼らの写真をInstagramで見て、とても美しかったのを覚えていたので、ロンドンに行った際、ライブの写真を撮ってくれないかとお願いしました。私は知らなかったのですが、そのオファーの前から彼らは私のファンだったみたいで。とても素晴らしい偶然だと思います。ロンドンのショーの前後には一緒に遊んで、お互いのことを知りました。その時、彼らは私と一緒に仕事をしたいと言っていたんです。Fabioと一緒にどのような監督が私たちのイメージに合うMVを作れるのかを考えていた時、それを思い出してコンタクトを取りました。
a bedroom projectは、ユニークなスタイルを持っていて、素晴らしいディレクター・デュオだと思います。3つのMVを依頼した時、彼らも快諾してくれて。彼らと一緒に仕事ができたのはとても幸運なことだと思います。
――最初にリリースした2つのMVはEivind Landsvikが監督で、制作をBacon Productionsが手がけていま。連続性のあるストーリーを有した5つのMVを、2つのプロダクションに依頼した理由というのは?
Boy Pablo:MV制作とロックダウンが重なったので、最初は住んでいるところが近くてコンタクトを取りやすかったBacon Productionsに依頼しました。そこで2本のMVを制作してもらいましたが、ハードワークだったので、ちょうどいいタイミングでa bedroom projectにも依頼したというわけです。昨今の状況では旅行もできないので、a bedroom projectに頼んだ3本の撮影についても難しかったのですが、私たちは安全に、感染のリスクができるだけ低くなるよう努力しながら撮影を行い、実際に感染者は出ませんでした。
――MVのナレーターはNetflixオリジナル作品『Tiger King』のRick Kirkhamが担当していますよね。彼に依頼した経緯は?
Boy Pablo:はは。私たちはこのMVをWes Anderson(ウェス・アンダーソン)のようなスタイルで作りたいと考えていて。彼の作品ではナレーションを取り入れることも少なくないですよね。ああいったテイストの作品にしたかったのです。誰が最適かを考えていたところ、FabioがRickの名前を挙げました。彼の声は特徴があって、認識しやすいことが理由です。しかも、彼は最近ノルウェーに引っ越していたのです。『Tiger King』が終わった後に結婚をして、ノルウェーに住んでいるらしく、コンタクトが取りやすいので彼に決めました。当初、彼は『Tiger King』でとても疲れていて、私たちのオファーにあまりノリ気ではありませんでしたが、最終的にはイエスと言ってくれました。
――Rickはあなたののことを最初から知っていたのでしょうか?
Boy Pablo:いや、彼自身は私のことを知らなかったのですが、なんと偶然にも彼が私たちと仕事を始めてから、彼の子供が私のファンだったことが判明して(笑)。
――おもしろい偶然ですね。ウェス・アンダーソンの名前が挙がりましたが、彼の作品では何が好きですか? 『アンソニーのハッピー・モーテル』(原題:Bottle Rocket)がお気に入りと聞きましたが、他にも影響を受けた作品などはありますか?
Boy Pablo:MVを製作中とロックダウンの間、Fabioと私はたくさんの映画を観ていました。ウェス・アンダーソンの映画の他に、『ナポレオン・ダイナマイト』(原題:Napoleon Dynamite)、『ナチョ・リブレ覆面の神様』(原題:Nacho Libre)からも影響を受けました。
Boy Pablo:『アンソニーのハッピー・モーテル』は私がウェス・アンダーソンの作品の中で、1番最初に見た作品であり、そのスタイルにとても影響を受けています。シンメントリーの美しさやフレーム、色使いがとても素晴らしいです。話は少し不思議で理解できない部分はありますが……(笑)。『ムーンライズキングダム』(原題:Moonrise Kingdom)も美しい映画ですよね。彼はフレームにシンメトリーを収める天才だと思います。
――歌詞はスペイン語と英語で書いていますね。家族とはスペイン語で会話しているとのことですが、改めてスペイン語で作詞に挑戦したのには何か理由やきっかけがあったのでしょうか?
Boy Pablo:昔、Instagramのコメントかメッセージで、ファンからスペイン語の曲の歌詞をぜひ作って欲しいというコメントをもらって。以来、そのことが頭にずっとあって、今回のアルバム制作をスタートさせた時、スペイン語で歌詞を書くことに挑戦しようと思いました。実は、自分自身スペイン語の曲もたくさん聴いていたので、歌詞を書くことも自然なことに思えたんです。
先ほど言ってくれたように、家族とはいつもスペイン語で会話していますし、改めてスペイン語で書いてみることを学ばなきゃなと思いました。それは今までやったことのない経験でしたし、私の好きな作品のほとんどは英詞の曲なので、自分にとってチャレンジなことでしたが、とてもおもしろい体験でした。でも、今はとても楽しいプロセスであるようい感じています。スペイン語で歌詞を書くことはやはり英語で書くのと違う気持ちになります。
――では、ノルウェー語で作詞することは考えていますか?
Boy Pablo:それはないと思います。個人的に、ノルウェー語の音があまり好きではないですし、曲に乗せるという意味でも、ノルウェー語の音はあまり適していないように思います。もちろんノルウェーにはノルウェー語で歌詞を書いているアーティストもいて、彼らの作品はとても良く聴こえますが、自分でトライするのは少し難しいかなと感じています。
――「wachito rico」は特にディスコ、ファンクなどのダンス・ミュージックの要素も感じさせます。実際にそういった音楽からも影響を受けているのでしょうか。
Boy Pablo:はい、特に70’sや80’sのディスコはよく聴きますし、とても影響を受けていると思います。それからブレイクビートも好きです。クラシカル・ヒップホップやブレイク・ダンスにも興味がありますし、影響を受けていると思います。「wachito rico」には全体的にファンクの要素が出ていると思いますし、曲の中盤ではダンス・パートもあります。そのパートではよりビートが強調され、ダンス・フロアのような歓声も入っています。
Boy Pablo:Netflixのドキュメンタリー・シリーズで『ヒップホップ・エボリューション』(原題:Hip-Hop Evolution)という作品で、ブレイクダンスのコミュニティについての回があって、そこから影響を受けています。どのようにDJ が音楽をかけて、人々がダンスを始めるのか。その作品で学んだアイディアやフィーリングを「wachito rico」に取りれたかったんです。そういったコミュニティは、とても魅力的でと思いました。みんながパーティーに行って、「レッツ・ダンス!」と言ってハードなブレイクダンスを踊る。こういったアイディアは、MVにも取り入れています。
――「wachito rico」と同様に、「Leave Me Alone」でも<家に帰りたくない><踊っていたい>と歌っていたり、他にもパーティの体験を歌っている曲があります。これはあなたの実体験が基になっているのでしょうか。
Boy Pablo:とてもおもしろいことに、実は私自身はパーティが嫌いなんです(笑)。普段はパーティが嫌いでクラブにもあまり行かないし、ダンスもしない。お酒もあまり飲みません。本当に皮肉な曲だと思います(笑)。「Leave Me Alone」の曲自体は、私の子供の頃の経験をベースにしています。小さい時に行ったパーティがすごく楽しくて帰りたくなかったのですが、悲しいことに母親が私を迎えに来てしまい……。この曲は、その時の体験を思い出しつつ書いたものです。重ねていいますが、自分自身は決してパーティ・ガイではありません(笑)。
――「Rest Up」ではあなたの不安や心配の感情が表現されています。EP『Soy Pablo』(2018年)でもネガティブな感情の曲がいくつかあり、実際にこの数年そういった感情に悩んでいたそうですね。センシティブなお話ですが、差し支えなければそのような不安な感情とどのように付き合ってきたかを教えてくれますか?
Boy Pablo:3、4年前からそのような感情を持っていて、向き合っていくのはとても大変なことでした。人に話すことも難しかったですのですが、自分の兄や両親には相談をしていて。彼らはとてもサポートしてくれたので、彼らに話すことでとても救われました。
Boy Pablo:また、セラピストに行くことを勧められて、実際に行ったのですが、私にとってはそれが大きかったです。きっと、助けが必要だからセラピーに行かなくてはいけないと、自分で認めることが困難なのだと思います。そして実際にセラピーに通ううちに、自分の内側の感情、自分の頭がどのぐらい働いているか、不安な感情がどのようなものかを理解することができました。また、どのように自分がストレスと向き合わなければいけないのかも。セラピーに行ったことはとても素晴らしい経験でした。また、歌詞を書いたり音楽を作ることもセラピーのようで、自分と向き合う助けになりました。
――話してくれてありがとうございます。さて、話は変わりますが、「mustache」では<Tom Selleckのような髭が欲しい>と歌っています。彼のファンなのでしょうか?
Boy Pablo:これはジョークかな(笑)。とてもおもしろい曲です。ドラマの『フレンズ』(原題:Friends)を観ていて、彼はモニカのボーイフレンドの役で出演しているのですが、彼の髭は最高だなと思って。形も素晴らしくてそれでいてクリーンなイメージ。そして彼はとてもハンサム。私は髭を生やしてないので髭が欲しいなと思って曲を書いていて、誰が理想の髭の持ち主か? を考えた時に彼が浮かびました(笑)。
――アルバムには収録されていませんが、「I just wanna go home」(※日本国内盤ではボーナス・トラックとして収録)ではあなたの高校時代の友人、Andreaをフィーチャーしています。どうして彼女に頼んだのでしょうか。
Boy Pablo:彼女とは15歳くらいの時にハイスクールで知り合って以来、とても親しい友人のひとりになり、よく一緒に遊んでいました。彼女はFinding Neoというバンドもやっているのですが、歌声がとても美しくて。彼女の音楽を聴いて、その歌声はきっと自分の曲ともマッチするだろうなと思っていたんです。実はこの曲は友達のJudahと一緒に書いていました。インストの部分をまず作り、この曲に合うボーカルを考えていたところ、2人ともAndreaを知っていたので、頼むことにしました。彼女自身も曲を作ったり歌詞を作れるので、この曲の歌詞やメロディーの部分は彼女に作ってもらいました。とても親しい間柄であり、自分の曲ともマッチしたので、とても自然なコラボレーションだったと言えます。彼女とはまた一緒に新しい作品を作れたらなと考えています。
――それは楽しみですね。他に今後コラボレーションしたいアーティストはいますか?
Boy Pablo:そうですね……。こういった質問では、いつもTyler, The Creatorの名前を挙げているので、今回は違う方を挙げてみようと思います。ノルウェーのSondre Lercheとはコラボしてみたいですね。彼の音楽はとても素晴らしいです。
――昨年は、同じノルウェー出身のJimi Somewhereともコラボしていますよね。どのようにして実現したのでしょうか。
Boy Pablo:彼と会ったのは2017年で、Instagramを通じて知り合って、実際に会ったのはフェスでした。そこからお互いのことをよく知るようになりました。私は彼の音楽が好きで、彼も私の音楽が好きでした。2018年に私のマネージャーが主催した彼の家でのクリエイティブなイベントがあり、そこでみんなで音楽を作ったりゲームをしたり、もしくは寝たりしていたのですが(笑)、そのイベントにJimiも来ていました。そこでイベントの最初の日に「一緒に音楽を作ろう」となり、文字通り2日で作り上げてしまいました。彼は才能があり、歌詞のほとんどを彼が手がけて、私がメロディを担当しました。しかし、この年は私も彼もそれぞれ自分のEPをリリースするのに忙しく、この曲のリリースやMVの公開は翌年2019年になりました。今でもとても気に入っている曲です。
――今までのお話の中でもノルウェーのミュージシャンやバンドの名前をいくつか挙げてくれました。また、私自身も最近、メディアなどでノルウェーのアーティストが取り上げらる機会が増えているように感じています。実際に、最近のノルウェーの音楽シーンは盛り上がっていると思いますか?
Boy Pablo:そう思います。今、ノルウェーにはとてもクールな音楽シーンがあります。特にポップ・ミュージックが盛り上がっていて、AURORAやSigridはとても人気がありますね。また、アンダーグラウンドな音楽のシーンもおもしろくて、特に私の出身地・ベルゲンはクールな音楽が出てきています。私自身も、間違いなくベルゲンのアンダーグラウンドな音楽から影響を受けています。
――ミュージシャンとして成功する前は心理学を大学で勉強しようと考えていたそうですが、もしもミュージシャンの道を歩まなかったら何になりたいですか?
Boy Pablo:子供の頃は教師になりたかった時もありました。でも、いつもミュージシャンになることを夢見て色々なことをやってきたので、それ以外の夢は考えられないです。自分はミュージシャンで生活ができていて、本当に幸運だと思います。ミュージシャンではない人生なんて考えられません。
――ミュージシャンとしての夢やゴールはありますか?
Boy Pablo:他のミュージシャンやバンドをプロデュースしてみたいです。最初に話したように、今は兄とスタジオを作っているので、自分の好きなアーティストの作品をスタジオでプロデュースできたらと思います。正直な話、Boy Pabloというプロジェクトはいつまで続けるのかわからなくて、もちろん今後もしばらくは続けられたらと考えていますが、将来的にはプロデューサーになることをゴールに考えています。
――2018年の初来日のショーを観ましたが、みんなハッピーになるような楽しいライブで、とても盛り上がったように記憶しています。アルバムがリリースされ、日本のファンもあなたのライブをまた観ることを心待ちにしていると思うので、何かファンへのコメントをもらえますか?
Boy Pablo:日本のギグはとても楽しくて、来ている人々も素晴らしかった。私たちが行ったことのある国で、また絶対に戻りたい国のひとつが日本です。ファンのみんなへ、私の音楽を聴いてくれてありがとう。できるだけ早く日本に戻りたいです!
【リリース情報】

Boy Pablo 『Wachito Rico』

Release Date:2020.10.23 (Fri.)
Label:777 MUSIC / BIG NOTHING / ULTRA-VYBE
Tracklist:
1. I Hope She Loves Me Back
2. Hey Girl
3. Leave Me Alone!
4. Honey
5. Rest Up
6. Te Vas // Don’t Go
7. Aleluya
8. Come Home
9. Mustache
10. Vamos a La Playa
11. Wachito Rico
12. Nowadays
13. I <3 U
14. i just wanna go home *
15. JD's song *
16. people *
17. be with me *
*日本盤ボーナス・トラック
■ Boy Pablo オフィシャル・サイト(https://www.boypablo.com/)

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