『가모메 カルメギ』の翻案・脚本ソ
ン・ギウンと演出の多田淳之介が再タ
ッグ 『外地の三人姉妹』の出演者、
公演日程が発表

KAAT 神奈川芸術劇場では、演出家・多田淳之介が主宰する東京デスロックとの共同製作により、2020年12月に『外地の三人姉妹』を上演する。この度、出演者、公演日程などが決定した。
多田淳之介 撮影:平岩享
アントン・チェーホフの『かもめ』を1930年代日本統治下の朝鮮を舞台に翻案した『가모메 カルメギ』(東京デスロックと韓国の劇団「第12言語演劇スタジオ」の共同製作)。2013年にソウルで初演され、韓国で最も歴史と権威のある東亜演劇賞の「作品賞」「演出賞」「視聴覚デザイン賞」の三賞を受賞。演出の多田淳之介は外国人演出家として50年の賞歴で初の受賞となり、2014、18年にはKAAT 神奈川芸術劇場でも上演され、大きな反響を呼んた。この作品の翻案・脚本ソン・ギウンと多田がタッグを組み、再びアントン・チェーホフの翻案に挑むのが本公演だ。
東京デスロック+第 12 言語演劇スタジオ『가모메 カルメギ』 Photo by bozzo
今回題材とするのは、チェーホフの三大戯曲に数えられ、人気の高い『三人姉妹』。舞台をロシア帝政末期の田舎町から1930年代の朝鮮北部に大胆に設定を置き換えて翻案し、オーリガ、マーシャ、イリーナの三姉妹は、朝鮮半島に駐屯する日本軍の亡くなった将校の娘たちとして、姉妹は「モスクワへ」ではなく、生まれ育った「東京へ」望郷の想いを募らせるという物語に。本作も『가모메 カルメギ』同様、日韓の俳優により上演する。
出演者は、伊東沙保、李そじん、亀島一徳、原田つむぎ、アン・タジョン、夏目慎也、高橋ひろし、大竹直、田中佑弥、波佐谷聡、松﨑義邦、イ・ソンウォン、佐山和泉、鄭亜美ら。
「もう片方の国の人が観たらどう思うか?」という目線で、一方に偏らない表現を追求してきた多田とソン・ギウン。協働の時代を進む東アジアのフロントラインを前進させるプロジェクトに期待しよう。
【あらすじ】
1930 年代、朝鮮半島の北部にある日本軍が゙駐屯している都市、亡くなった将校の息子と三人姉妹が住んでいる屋敷。息子は朝鮮の女性と結婚し、姉妹はいつか故郷である東京に戻ることを夢見ている。満州へ向かう帝国軍人達の描く未来像、朝鮮人の独立への想い、姉妹達の日本への望郷の想いとは……。

なお、本公演は、2020年12月12日(土)~12月20日(日)KAAT 神奈川芸術劇場<大スタジオ>にて上演される。

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